2024.07.10 移籍ニュース2024-25移籍ニュース
「マンチェスター・ユナイテッドがグリーンウッド売却でマルセイユと合意」という話が喜ばしい理由。
初めての公式戦は、17歳だった2019年3月。チャンピオンズリーグのラウンド16、パルク・デ・プランスでパリを1-3で下したセカンドレグで、87分からの出場でした。その4日後、アーセナル戦でクラブ史上最年少のプレミアリーグデビュー。18歳になった翌シーズンは、プレミアリーグ31試合10ゴール1アシストという素晴らしいパフォーマンスでサポーターたちを熱狂させています。
2021年4月11日のトッテナム戦では、72分に登場して1ゴール1アシスト。途中出場でゴール&アシストを記録したティーンエイジャーは、クリスティアーノ・ロナウド以来、クラブ史上2人めです。メイソン・グリーンウッドは、ウェイン・ルーニーやマーカス・ラシュフォードの後を継いで、マンチェスター・ユナイテッドのエースと呼ばれる存在になるはずでした。
女性に対する暴行の容疑で逮捕されたのは、2022年1月。起訴されたのは10月。2023年2月に告訴取り下げとなり、自由を得たグリーンウッドは、クラブのスタッフとマンチェスター市民の反対によって、輝かしい10代を過ごしたクラブでの復帰の道を閉ざされました。昨シーズンはヘタフェにレンタルされ、ラ・リーガ33試合8ゴール6アシストという数字を残しています。
そして今、いよいよ本当の別れの時を迎えようとしています。マンチェスター・ユナイテッドは、オリンピック・マルセイユとグリーンウッドの移籍について合意に到達したと報じられました。「アスレティック」によると、移籍金は総額2670万ポンド(約55億円)。最初に2330万ポンドが支払われ、340万ポンドはアドオンとなるそうです。
「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェス記者は、マルセイユがグリーンウッドを売却すると、移籍金の40~50%を受け取れるセルオン条項が付いているとレポートしています。月曜日にキャリントンにやってきたグリーンウッドは、今後の自らのキャリアに関する建設的な協議を行い、メディカルチェックや個人条件の交渉を許可されています。
マンチェスター・ユナイテッドがリールと合意に至ったレニー・ヨロは、レアル・マドリードに行きたがっていると伝えられていますが、グリーンウッドはいわば逆ルートです。2つのディールは、いずれもクラブ間合意が先で、決まるかどうかは選手次第。第一希望はスペインと報じられていたレフティがフランスを拒否すれば、クラブは新たな移籍先を探さなければなりません。
左右の足を同じように使えるグリーンウッドは、「自分と似ている」と語ったロビン・ファン・ペルシや逆サイドからスタートしたクリスティアーノ・ロナウドのように、最前線でゴールを量産するスターになるはずでした。いや、過去形にしてしまいましたが、オールド・トラフォードのレジェンドになれなくても、いずれスペインやイタリアで歴史に名を残すのかもしれません。
あれから2年半しか経っておらず、まだ22歳で、2500万ポンドに満たない移籍金…。どんなにリアリティがなくても、これが今、実際に起こっていることと受け入れなければなりません。ウインガーにゴールを求めるロベルト・デ・ゼルビのチームなら、うまくはまるでしょう。マルセイユは、本格的な復活をめざす彼にとって、いいステージなのではないかと思います。
今回の話が決まれば、将来グリーンウッドが1億ポンドのストライカーになったとき、マンチェスター・ユナイテッドには7000万ポンド以上を得ることができます。冷静になってみれば、これも喜ばしいイベントです。今はただ、苦い経験を活かして下の世代にリスペクトされる選手になってもらえればと願うのみ。まずは、彼自身の決断を待ちましょう。
2021年4月11日のトッテナム戦では、72分に登場して1ゴール1アシスト。途中出場でゴール&アシストを記録したティーンエイジャーは、クリスティアーノ・ロナウド以来、クラブ史上2人めです。メイソン・グリーンウッドは、ウェイン・ルーニーやマーカス・ラシュフォードの後を継いで、マンチェスター・ユナイテッドのエースと呼ばれる存在になるはずでした。
女性に対する暴行の容疑で逮捕されたのは、2022年1月。起訴されたのは10月。2023年2月に告訴取り下げとなり、自由を得たグリーンウッドは、クラブのスタッフとマンチェスター市民の反対によって、輝かしい10代を過ごしたクラブでの復帰の道を閉ざされました。昨シーズンはヘタフェにレンタルされ、ラ・リーガ33試合8ゴール6アシストという数字を残しています。
そして今、いよいよ本当の別れの時を迎えようとしています。マンチェスター・ユナイテッドは、オリンピック・マルセイユとグリーンウッドの移籍について合意に到達したと報じられました。「アスレティック」によると、移籍金は総額2670万ポンド(約55億円)。最初に2330万ポンドが支払われ、340万ポンドはアドオンとなるそうです。
「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェス記者は、マルセイユがグリーンウッドを売却すると、移籍金の40~50%を受け取れるセルオン条項が付いているとレポートしています。月曜日にキャリントンにやってきたグリーンウッドは、今後の自らのキャリアに関する建設的な協議を行い、メディカルチェックや個人条件の交渉を許可されています。
マンチェスター・ユナイテッドがリールと合意に至ったレニー・ヨロは、レアル・マドリードに行きたがっていると伝えられていますが、グリーンウッドはいわば逆ルートです。2つのディールは、いずれもクラブ間合意が先で、決まるかどうかは選手次第。第一希望はスペインと報じられていたレフティがフランスを拒否すれば、クラブは新たな移籍先を探さなければなりません。
左右の足を同じように使えるグリーンウッドは、「自分と似ている」と語ったロビン・ファン・ペルシや逆サイドからスタートしたクリスティアーノ・ロナウドのように、最前線でゴールを量産するスターになるはずでした。いや、過去形にしてしまいましたが、オールド・トラフォードのレジェンドになれなくても、いずれスペインやイタリアで歴史に名を残すのかもしれません。
あれから2年半しか経っておらず、まだ22歳で、2500万ポンドに満たない移籍金…。どんなにリアリティがなくても、これが今、実際に起こっていることと受け入れなければなりません。ウインガーにゴールを求めるロベルト・デ・ゼルビのチームなら、うまくはまるでしょう。マルセイユは、本格的な復活をめざす彼にとって、いいステージなのではないかと思います。
今回の話が決まれば、将来グリーンウッドが1億ポンドのストライカーになったとき、マンチェスター・ユナイテッドには7000万ポンド以上を得ることができます。冷静になってみれば、これも喜ばしいイベントです。今はただ、苦い経験を活かして下の世代にリスペクトされる選手になってもらえればと願うのみ。まずは、彼自身の決断を待ちましょう。
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