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ザークツィーは正式発表間近、CBも決定寸前…マン・ユナイテッドの次なる補強は中盤センター!

ジョシュア・ザークツィーもドニー・ファン・デ・ベークも、「移籍決定」といい切っていいでしょう。ユーロ2024の準決勝でイングランドに敗れ、大会を終えたストライカーは、木曜日の夜にマンチェスターへ。金曜日に行われるメディカルチェックで問題がなければ、オフィシャルにアナウンスされます。

ボローニャとザークツィーの契約にあったバイアウト条項は、3360万ポンド。しかしマンチェスター・ユナイテッドは、総額を3500万ポンド(約72億円)に引き上げる代わりに、3年の分割払いにするという条件で合意に至りました。これに加えて、代理人のキア・ジョーラブシアン氏に支払うマージンが1200万ポンド。選手との契約は5年で、1年の延長オプション付きとなります。

ゴール前でボールを呼び込むクラシックなストライカーのホイルンドに対して、下がりめのポジションからドリブルとキラーパスでチャンスを創れるザークツィーは、マンチェスター・ユナイテッドの攻撃に創造性と流動性をもたらしてくれるでしょう。彼がもたらす最大の効果は、ホイルンド、ガルナチョ、ラシュフォードのゴールシーンが増えることなのかもしれません。

一方、ジローナへの移籍が決まったファン・デ・ベークの条件を見ると、今がどん底と宣言するようなせつない数字が並んでいます。移籍金は42万ポンド(約8600万円)。ただし、パフォーマンスによって最大760万ポンド(約15億6000万円)となるアドオンがあり、ジローナが売却する際に移籍金を受け取れるセルオン条項も付いているようです。

ローンで引き入れたエヴァートンもフランクフルトも、買取オプションを発動させなかった悩めるMFは、カタルーニャの小さな町で自らの強みを思い出せるでしょうか。「2人の子どもが生まれたマンチェスターは、私たち家族にとって特別な場所」。ポジティブな言葉でサポーターに別れを告げた元オランダ代表には、27歳からのリスタートを成功させてほしいとしかいえません。

バイエルンのマタイス・デ・リフトも、既に長期契約の口頭合意が取れており、ジョナサン・ターを獲ろうとしているドイツのクラブとは、ほどよいラインで妥結できそうです。「スカイスポーツ」のフロリアン・プレッテンベルク記者の語り口は決定モードで、「メディカルチェックの日時は、まだ決まっていない」と先の話をしています。

ストライカーとCBを押さえたマン・ユナイテッドは、ブランスウェイトをチラ見しつつ、中盤センターの補強に着手しています。最重要ターゲットは、パリのマヌエル・ウガルテ。コパアメリカに出場している23歳のウルグアイ代表は、14日の3位決定戦がラストマッチです。ファブリツィオ・ロマーノさんによると、パリとの交渉は順調で、リレーションも良好だそうです。

現在は、プレミアリーグのクラブが提示した額について、リーグアンが検討している段階。フランスメディア「Le 10 Sport」は、3825万ポンドと具体的な数字を出していますが、正式なオファーはこれからです。ベンフィカのジョアン・ネベスを高く評価しているパリは、ウガルテの移籍金を原資に高額のバイアウト条項をクリアしようとする可能性があります。

最後にもうひとつ、新たな人材に関するニュースを紹介しましょう。オランダのゴー・アヘッド・イーグルスが「マンチェスター・ユナイテッドに移籍」と発表したのは、監督を退任したレネ・ハケ。ルート・ファン・ニステルローイとともに、テン・ハフのアシスタントコーチを務める予定で、就労ビザなどの手続きを終えればイングランドでも発表がなされるはずです。

退団濃厚のサンチョとグリーンウッドに加えて、カゼミーロがサウジプロリーグに移籍となれば、中盤センターとCB、SBにさらなる新戦力が加わるでしょう。新体制が決まり、トランスファーマーケットにおけるアクションがスピードUPしたマンチェスター・ユナイテッドは、相当強くなるのではないかと期待しております。


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