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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

スミス・ロウは争奪戦スタート、カラフィオーリは破談の危機?どうする、アーセナル!

買取義務付きのローンでラツィオに移籍したヌーノ・タヴァレスは、トレーニングを開始。1年後に760万ポンドを手に入れるアーセナルは、25%を超えるセルオン条約も付けたようです。セヴィージャにローン移籍となったアルベール・サンビ・ロコンガも、セルオンは25%。こちらは1000万ポンドの買取オプションがあり、シーズン終了後に買うかどうかを決められます。

余剰戦力を続々と手離しているアーセナルは、スミス・ロウに対するフラムのオファーを拒否したと伝えられています。2021-22シーズンのプレミアリーグで、33試合10ゴール2アシストという数字を残した10番は、鼠径部の手術をきっかけにフォームを崩してしまいました。昨季プレミアリーグは12試合ノーゴール。「テレグラフ」は、先月から最優先の売却候補と報じています。

レアル・ソシエダのミケル・メリノが加われば、デクラン・ライスとともに6番と8番を占領されてしまうでしょう。ユーロ2024に出場した28歳のスペイン代表MFは、昨季は欧州のデュエル最多勝で、公式戦44試合8ゴール5アシスト。左のウイングはマルティネッリとトロサールのポジション争いで、スミス・ロウはインサイドでもアウトサイドでも3番手になる可能性があります。

「スカイスポーツ」によると、苦しむ10番にはクリスタル・パレスからも声がかかっているそうです。場外のロンドンダービーは、オファーの額まで報じられていないのですが、2500万ポンド以上ならガナーズはグリーンライトといわれています。パリーニャを売ったクラブとオリースでビッグマネーを得たクラブは、ノースロンドンの特設ゲートを突破するのではないでしょうか。

セドリク、エルネニー、タヴァレス、サンビ・ロコンガに続く5人めも決まりそうなアーセナルは、ティアニー、リース・ネルソン、ラムズデールも退団濃厚。今後の補強次第では、エンケティアとキヴィオルも売りに出される可能性があります。しかし補強のほうは、絶賛難航中。既に入団が決定しているのは、ダヴィド・ラヤとトミー・セットフォードのGKコンビのみです。

獲得間近といわれていたカラフィオーリは、4300万ポンドにオプション付きを主張するボローニャと、総額を4300万ポンド以内に抑えたいアーセナルのにらみ合いとなっています。「フットボールロンドン」によるとイタリアは逆ギレ気味で、ガナーズが支払う額が上がるか、バーゼルとのセルオンの50%が下がるか、どちらかがなければ破談といい出しているそうです。

ボローニャの脅しは記者の作文かもしれませんが、ハイジャックを許すリスクが高まっているとはいえるでしょう。ユーロ開幕の前から目を付けていたミケル・メリノは、契約が残り1年となっており、2000万ポンドというお買い得価格が争奪戦を引き起こすといわれています。バルセロナやアトレティコ・マドリードより怖いのは、「カゼミーロのサウジ行き」なのかもしれません。

マンチェスター・ユナイテッドがアムラバトを残せばライバルが減り、フィレンツェに返すとなれば現実的な脅威となりそうです。「左利きのCBとセントラルMFを獲り逃し、ストライカーとウインガーは高額の選手しか残っていない」というのが最悪のシナリオでしょう。どうする、アーセナル。手を伸ばせば届きそうなイタリア代表DFだけは、何とか確保したいところですが…。


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