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現地記者が続々と速報配信!レニー・ヨロがマン・ユナイテッドと個人合意でメディカルチェックへ!

レニー・ヨロが個人条件合意でメディカルチェック…!昨日、「フラットに見れば、18歳のCBが本命?」と書いたばかりで、まさか24時間でここまで話が進むとは思いませんでした。ブランスウェイトは総額5000万ポンドを拒否されて頓挫しており、デ・リフトには未だ正式なオファーはなし。リールとクラブ間合意に至ったこちらが、やはり最優先だったということになります。

マンチェスター・ユナイテッドが1発で高額オファーという勝負に出たのは、リールに早期の決断を促すためでした。契約が残り1年となったフランスのクラブにしてみれば、望外のフィーが手に入る絶好のチャンス。レニー・ヨロが熱望するレアル・マドリードからは、これ以上のオファーはないと判断し、必死に説得したようです。

「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェス記者と、「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者は、同じ内容の速報を配信しています。マンチェスター・ユナイテッドが本人を口説き落とし、個人条件合意に到達。メディカルチェックのためにイギリスに旅立ったティーンエイジャーは既に前向きで、契約のディテールを詰めたら入団が決まる見通しです。

マンチェスター・ユナイテッドは、移籍は成立すると楽観視しているとのこと。デ・リフトとブランスウェイトについても、2人の記者の見解は一緒で、「トランスファーマーケットが進むなかで、予算を確保する必要があるが、マン・ユナイテッドは彼らを高く評価しており、依然として選択肢に残っている」と報じています。

ここまでのプロセスに触れて、思い出したのは2023年1月のミハイロ・ムドリクです。SNSでアーセナルへの移籍を匂わせていた快足ウインガーは、より多額のオファーを提示してきたチェルシーに行くようシャフタール・ドネツクに説得され、ウェストロンドンに進路を変えました。レニー・ヨロも、オールド・トラフォード一択という状況になっていたのだと思われます。

レアル・マドリードのハイジャックはあるのか。いや、もうじきメディカルチェックがスタートというニュースが事実であれば、さすがに手は出せないでしょう。先ほど、デヴィッド・オーンスタイン記者が続報をフィード。移籍金は5200万ポンドでオプションが700万ポンド、総額5900万ポンドのディールと伝えています。

今回の報を受けて、いくつかの疑問があります。最初に気になったのは、「レアル・マドリードは本気でレニー・ヨロを引き入れようと考えていたのか」。彼らのオファーは、リールがマン・ユナイテッドと即決するほどのレベルだったと報じられています。当初から、あるラインを越えたら撤退と考えていたのかもしれません。

2つめの疑問は、「ブランスウェイトのディールは完全にストップとなるのではないか」。デ・リフトまでは、実現する可能性はあるでしょう。高額サラリーのヴァランとマルシアルが退団となり、グリーンウッドとカンブワラの売却益は3300万ポンド。フラムから1700万ポンドのオファーがあったマクトミネイも、移籍金の額を吊り上げたうえで手離す可能性があります。

サンチョにはユーヴェやバルサという話があり、カゼミーロはサウジ、ワン=ビサカはガラタサライが注視しているようです。これらの話のうち、いくつかの売却が実現すれば、4200万ポンドといわれるデ・リフトまではいきそうです。しかし、レニー・ヨロ、リサンドロ・マルティネス、マグワイアにデ・リフトが加われば満員御礼で、リンデロフを放出するかどうかでしょう。

3つめは、「テン・ハフ監督はフォーメーションを変更するのか」。Bプランとして3バックを採用したり、リサンドロ・マルティネスを左の偽SBとして起用するなど、新たな戦い方を考慮してCBを厚くしているのかもしれません。本命を押さえたから、バイエルンとエヴァートンのCBは不要と判断する可能性もあり、次なるアクションを見ればチームの意図は明確になるはずです。

昨季のリーグ・アンでパリに次ぐ堅守の軸となった若きCBが、マドリードを忘れて戦ってくれるなら、新シーズンが俄然楽しみになってきます。フランスのジャーナリスト、ジョナサン・ジョンソン氏は「マン・ユナイテッドにとって、この夏最高のディールになるかもしれない」といっています。敏腕のSDの着任を実感する電光石火の速攻でした。正式な発表を待ちましょう。


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