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トランスファーマーケットに精通する3人が「チェルシーがオシムヘン獲得の最有力候補」とレポート!

もしかして、復活?パリ・サンジェルマンで決まりかと思われていたナポリのヴィクター・オシムヘンに、チェルシーが再度アプローチしているようです。よくあるゴシップのように聞こえますが、デヴィッド・オーンスタイン、ファブリツィオ・ロマーノ、マーク・ブルズが揃って同じことをいっているとなれば、無視するわけにはいきません。

チェルシーの逆襲のきっかけは、パリとナポリの交渉が暗礁に乗り上げたこと。バイアウト条項の1億1300万ポンドをパリが嫌がっており、打開策がない状況に陥っているようです。7月上旬にも再アタックが噂されたチェルシーは、当時より強いカードを握っています。オシムヘンを手離す前提だったナポリは、ロメウ・ルカクの獲得が遅れることを懸念し始めているそうです。

オシムヘン自身は、パリに対してイエス。しかし、以前からプレミアリーグでプレイしたがっており、チェルシーにノーとはいわないでしょう。ウェストロンドンがルカクに付けていたタグは、3400万ポンド。ナポリで過ごした4シーズンで、133試合76ゴール18アシストのワールドクラスが7900万ポンドなら、悪い話ではありません。

PSRを気にして移籍金の負担を軽減するなら、2つの方法があります。ひとつは現有戦力の売却。アトレティコ・マドリードと交渉中といわれるコナー・ギャラガーの移籍金は、2950万~3370万ポンドといわれており、ストライカーを引き入れるならアルマンド・ブロヤも売れるでしょう。そしてもうひとつの打ち手は、買取オプション付きのローン移籍です。

それはさすがに無理という人もいるでしょう。しかし「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者は、「オシムヘンの交渉は、買取オプション付きのローン移籍がメイン」とレポートしているのです。ファブリツィオ・ロマーノさんは、「ナイジェリア代表との契約を合意に導く最も確実な道筋があるのはチェルシー」と指摘し、「X」のポストを固定にしています。

これに対して「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェス記者は、「ナポリを納得させるためには、移籍金と給与の両方の観点から、完全移籍となる保証が必要」と主張。となると、買い取り義務付きのローンか、分割払いか。オシムヘンの代理人のロベルト・カレンダ氏は「ファンタジーを読んだ…彼はすぐに配達される荷物のようだ」と、単純なローンは否定しています。

最前線にオシムヘンが入り、2列めにノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、エンクンクって…やばいですよね?ルカク問題を完全移籍でクリアできるのも、チェルシーにとっては大きなメリットです。実質的なスワップに持ち込んで移籍金の負担を軽減したうえで、アルマンド・ブロヤとケパを売ってコナー・ギャラガーはキープとなるのが、ライバルからすると最も脅威です。

パリがバイアウト条項を呑んで、一瞬にしてシャッターが閉まる可能性もありますが、破談となれば独走のトップランナー。たびたび争奪戦でぶつかるアーセナルはギョケレスに集中しているようで、足音は聞こえてきません。新監督の下で巻き返しを期すチェルシーは、待望のゴールゲッターを手に入れることができるでしょうか。しばらくは、落ち着かない日が続きそうです。


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