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移籍金6000万ポンドに躊躇せず!ニューカッスルがクリスタル・パレスのマーク・グエイ獲得間近!

ニューカッスルの新たなCB獲得は、本気でしょう。先週末、「BBC」「テレグラフ」「アスレティック」「スカイスポーツ」が一斉に、クリスタル・パレスのマーク・グエイにアプローチと報じました。ユーロ2024で6試合に出場した24歳のイングランド代表DFは、6000万ポンド以上といわれており、PSR違反をぎりぎりで回避したばかりのクラブは大きな決断を迫られています。

7歳から過ごしたチェルシーで、カラバオカップ2試合出場のみに終わったグエイは、スウォンジーへのローン移籍を経て、2021年の夏にクリスタル・パレスに移籍しました。3シーズンで公式戦111試合5ゴール、プレミアリーグ98試合3ゴールと主軸として活躍。ストロングポイントは、ポジショニング、デュエル、ボール奪取力で、左右のCBを同じようにこなせるのも魅力です。

将来が楽しみだったエリオット・アンダーソンとヤンクバ・ミンテを手離し、6500万ポンドを手に入れたニューカッスルは、補強が遅れています。これまでに獲得したのは、完全移籍にスイッチしたルイス・ホール、ノッティンガム・フォレストで5試合出場のGKヴラホディモス、ボーンマスとの契約が満了となったDFロイド・ケリー。喫緊の課題は、最終ラインの強化です。

センターに欠かせない存在だったスヴェン・ボトマンは、3月に前十字靭帯断裂という重傷を負って年内アウト。相棒のファビアン・シェアは12月に33歳で、ラッセルズ、ダン・バーン、クラフトも30代です。ユーロ2024でジョン・ストーンズとコンビを組み、ウインガーのカットインを封じたグエイが加われば、ボトマン不在の穴は埋められるでしょう。

グエイの契約は2026年まで。ミゲル・アルミロンの後継者も押さえたいクラブは、高額の投資は避けたいところですが、サウスロンドンは妥協しないはずです。「ザ・サン」は「リヴァプールがグエイ争奪戦に加わる可能性がある」といっています。具体的な動きはなく、いつものゴシップのようですが、ファン・ダイクの後釜を考えたいクラブが乗り出してきたらやっかいです。

レッズは未だ新戦力を獲得しておらず、ファビオ・カルヴァーリョ、ゼップ・ファン・デン・ベルフ、ジョー・ゴメス、アレクサンダー=アーノルド、ボビー・クラークらにオファーが届いています。資金調達は容易で、グエイに6000万ポンドの価値ありと判断したら、一気に動くでしょう。プレミアリーグとCLの頂点をめざすクラブへの移籍は、明らかにキャリアアップです。

月曜日になって、「テレグラフ」のルーク・エドワーズ記者が「ニューカッスルは、6000万ポンドを大幅に超える移籍金で獲得する契約を間近に控えている。ここ数日、両クラブの協議は順調に進んでおり、双方とも合意に達すると確信している。ニューカッスルは、ロンドンのクラブが提示した移籍金に躊躇しておらず、個人的な条件も問題にはならない」と伝えています。

この件を追ってきた記者の言葉は迫力がありますが、 「スカイスポーツ」のレポーターたちは「合意に近いという報道は時期尚早」とブレーキをかけています。しかし、最初のオファーを拒否したクリスタル・パレスに対して、マグパイズが6000万以上を提示したという話は共通で、これが事実ならクリスタル・パレスは断れないでしょう。

1年前から獲得をめざしていたマグパイズは、ライバルのハイジャックを怖れて水面下で交渉を進めようとしていたそうです。今回の一斉報道は、慎重に動いていたポール・ミッチェルSDに火を着けたのかもしれません。グエイは乗り気で、代理人にディールを成立させてほしいといっているとのこと。どの記事を読んでも、決まらない理由はなさそうです。(マーク・グエイ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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