イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

急転直下、速攻炸裂…!アトレティコ・マドリードがフリアン・アルバレスを獲得って、マジですか?

日曜日の現地メディアは、「コナー・ギャラガーは、アトレティコ・マドリードのオファーを検討中」「フリアン・アルバレスは、オリンピックが終わってから自らの将来について考える」と報じていました。それから24時間も経たないうちに、それぞれの状況は激変したようです。コナー・ギャラガーは月曜日中にマドリードに入り、交渉を始めると伝えられました。

週末までに返事がほしいと締切りを設定されていたチェルシーのMFが、移籍を決断したという話に驚きはないでしょう。しかし、「フリアン・アルバレスも、アトレティコ・マドリードに移籍間近」というニュースには絶句しました。ディエゴ・シメオネのチームは昨日、ビジャレアルのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートを獲得したばかりです。

「アトレティコ・マドリードが、マンチェスター・シティのFWフリアン・アルバレスの獲得に近づいている。シティはアルゼンチン人ストライカーに7000万ポンド以上を要求していると見られている。両クラブは現在、2022年にシティがリーヴェルプレートに支払った1400万ポンドにふさわしい利益を得られるよう、支払い構造を調整中だ」(「テレグラフ」ジェームズ・ダッカー)

「まだ完全な合意には至っていないが、最終的な価格と支払い構造を交渉する段階まで来ている。先週始まった交渉は大きな進展があり、このプロポーズが実現すれば、2022年1月にシティがリーヴェルプレートに支払った1400万ポンドの5倍以上になると予想されている。アルバレスはスペインの首都への移籍を熱望しており、個人的な条件は問題ないと見られている」(「アスレティック」デヴィッド・オーンスタイン)

マンチェスター勢を取材し続けている「テレグラフ」の北部エリア特派員と、トランスファーマーケットの動向に詳しい「アスレティック」の名物記者が同じことをいっています。コナー・ギャラガーに3400万ポンド、セルロートに2700万ポンドを費やしたクラブは、7000万ポンドを超える移籍金を何とか軽くしようと交渉を重ねているようです。

昨シーズンの公式戦で54試合19ゴール13アシストのストライカーは、出場機会は充分与えられていると認めながらも、「大事な試合で外されるのが嫌だった」とこぼしていました。この発言を報じられると、「シティは素晴らしいクラブで、居心地がよく幸せといっている。悪いことは何もいっていない」と返しており、経営ボードやペップと話せば残留に傾くと見られていました。

パリオリンピックでフランスに敗れてから、たった2日。ハーランドの大きな背中が見えるクラブより、モラタとデパイが抜けたクラブのほうが力を発揮できると思ったのか。あるいは同郷の指揮官に口説かれたのか。「戻ってきたらコパ・アメリカ制覇を祝福し、オリンピックについて語り合いたい」。ペップは引き留めるチャンスなきまま、貴重な戦力を失ってしまうのかもしれません。

この話には、さらに続報があります。デヴィッド・オーンスタイン記者によると、コナー・ギャラガ―を手離したチェルシーが、すかさずサム・オモロディオンの移籍について打診したそうです。6月に2740万ポンドとオプションというオファーを拒否していたクラブは、コナー・ギャラガ―と同等の3400万ポンドならOKと方針変更。こちらも成立する見通しです。

昨シーズンは、ローン移籍先のアラベスで公式戦36試合9ゴール1アシスト。20歳のスピードスターがスタンフォード・ブリッジに降臨となれば、アルマンド・ブロヤとダヴィド・ダトロ・フォファナは出口に近づき、ヴィクター・オシムヘンのプレミアリーグ参入はなくなりそうです。まさかチェルシーが、ストライカーをダブルで獲得などということはないですよね…?


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す