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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マン・シティもチェルシーも大満足?フリアン・アルバレスとオモロディオンがダブルで移籍合意!

Julián Álvarez to Atlético Madrid, here we go! 」。ファブリツォ・ロマーノさんのハイテンションのポストを見て、現地メディアをチェックしてみると、「BBC」のサイモン・ストーン記者や「テレグラフ」のジェームズ・ダッカー記者が速報を配信しています。先週末は、「本人が移籍を検討中」という話でしかなかったのですが、たった3日で状況は激変しました。

アトレティコ・マドリードとマンチェスター・シティは、総額8150万ポンドというビッグディールでクラブ間合意に到達。移籍金は7500万ユーロ(6430万ポンド)で、条件をクリアすれば2000万ユーロ(1720万ポンド)のアドオンが発生します。2022年にリーヴェルプレートから1400万ポンドで移籍したストライカーは、最大6750万ポンドという莫大な利益を生み出しました。

6000万ポンドを超える移籍金は、それだけでもラヒム・スターリングの5000万を超えるクラブレコード。ハーランドとフリアン・アルバレスがいるマン・シティより、6000万ポンドが詰まったアタッシュケースを抱えてマーケットを見渡すマン・シティのほうが怖いですね…。「スカイスポーツ」のライブブログは、さっそくエベレチ・エゼを獲得候補に挙げています

イングランドでのデビューは、リヴァプールと戦った2022年のコミュニティシールド。フリアン・アルバレスは、プレミアリーグ67戦20ゴール10アシストという数字を残したものの、先発は44戦に留まっています。2戦とも途中出場だったレアル・マドリードとのCL準々決勝と、ベンチでタイムアップを迎えたアーセナルとの天王山が、移籍を考えるきっかけとなったのでしょう。

ペップがどう説明したとしても、アーリング・ハーランドが万全なら9番で出場するチャンスはゼロ。フォーデン、グリーリッシュ、ジェレミー・ドク、ベルナルド・シルヴァ、デブライネとポジションを争い、モチベーションが上がらない役割も引き受けなければなりません。あまりにも成長が早かったため、入団時に与えられた服は、2年で着られなくなってしまったようです。

アトレティコ・マドリードがフリアン・アルバレスと契約の条件を詰め、メディカルチェックを終えれば「DONE DEAL」。7000万ポンドとアドオン2000万ポンドを要求していたマン・シティは、5900万ポンドに500万を上乗せされ、落としどころと判断したのでしょう。念願のストライカーを押さえたクラブは、返す刀でもうひとつのディールも成立させています。

チェルシーのコナー・ギャラガーの移籍金は3800万ポンド。フリアン・アルバレス獲得で、サム・オモロディオンの売却にゴーサインを出したアトレティコ・マドリードは、同額の3800万ポンドで決着させました。チェルシーとしては、懸案のストライカーを獲得できたうえに、単年の会計上はプラスになる話に不満はないでしょう。

コナー・ギャラガーの後釜として、セルティックのマット・オライリーを狙っているといわれるブルーズは、ダヴィド・ダトロ・フォファナとアルフィー・ギルクリストをローン移籍させようとするなど、相変わらず動き回っています。ナポリが狙っているルカクには、3500万ポンドのタグを付けているとのこと。これが決まれば、さらに即戦力を獲りにいくかもしれません。

1400万ポンドで獲得した選手が初年度にトレブルに貢献し、2年めの終わりに移籍金を5倍にして放出。マン・シティは、フットボールクラブのお手本のような補強と売却を実現させました。このうえ、3360万ポンドで獲ったサビオが大活躍で価値が上がり、1年後にデブライネがサウジから大金をもたらしてくれれば、笑いが止まらないでしょう。いやー、景気のいいお話で…。


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