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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ドイツかイタリアか…渦中のSBの選択とタイミングがマンチェスター・ユナイテッドの命運を変える!

「ウェストハムが、右SBのターゲットとしてキーラン・トリッピアーをリストアップ」「ドルトムントは、バイエルンと個人条件合意に至ったCBヨナタン・ターの移籍に期限を設定」。マンチェスター・ユナイテッドがボタンを押したDFを巡るディールは、ドイツ、イングランド、イタリアの3国にまたがる壮大なドミノ倒しとなり、関係者の目線はひとりの男に集まっています。

ウェストハムとレヴァークーゼンの動きを言葉にすると、「ワン=ビサカ、はよ決めろや!」。マンチェスター・ユナイテッドも、26歳になった右SBの決断待ちです。ハマーズか、インテルか。今週中に結論は出るのか。彼のファイナルアンサーとそのタイミングが、4人の選手の人生を変える状況になっています。

現状を整理するために、マンチェスター・ユナイテッドが描いた楽観シナリオをおさらいしましょう。マタイス・デ・リフトとヌサイル・マズラウィをバイエルンから獲得すべく、交渉を続けているクラブは、余剰戦力を売らないと新たな投資はできなくなっていました。ハマーズからのワン=ビサカへのオファーは、渡りに船。希望額の1800万ポンドに近づけてくれれば即決です。

ところが先週、ほぼ合意と伝えられたディールに、イタリアから横槍が入ってしまいました。ワン=ビサカがほしいといい出したインテルは、同じポジションのデンゼル・ダンフリースを放出する意向があるようです。先に話をまとめたのはハマーズですが、ワン=ビサカはミラノに行きたがっているといわれており、話はここで止まっています。

マンチェスター・ユナイテッドの第一希望は、左右のSBをこなせてテン・ハフの評価も高いマズラウィです。ワン=ビサカがハマーズを選んでくれれば、デ・リフトとマズラウィをダブルで獲得するスキームがリスタート。2人の売却にゴーサインを出しているバイエルンが、ドルトムントに総額2570万ポンドのオファーを提示し、ヨナタン・ターを引き入れればフィニッシュです。

「インテルがハイジャックを画策」と報じられてから1週間。SBは動かず、今季のスカッドを早急に固めたいハマーズとドルトムントが焦れています。トリッピアーの去就を問われたニューカッスルのエディ・ハウ監督は、移籍を否定せず。ジャン=クレール・トディボをユーヴェから強奪と伝えられたハマーズは、CBの入団手続きを終えたら乗り換えてしまうかもしれません。

一方、ドルトムントは、木曜日の23時までに契約をまとめるようバイエルンに要請したと伝えられています。ヨナタン・ターはバイエルン入りを希望しており、移籍金の額も口頭合意済み。ワン=ビサカの決断が遅れて破談となり、バイエルンがデ・リフトの売却に難色を示せば、マン・ユナイテッドは「ワン=ビサカとダンフリースのスワップのみ」という最悪の結末を甘受しなければなりません。

リンデロフ、マグワイア、ワン=ビサカ、ルーク・ショーのコミュニティシールド出場には疑問符が付く」。またもや負傷者に悩まされているテン・ハフ監督は、デ・リフトとマズラウィの合流を心待ちにしており、彼らもマンチェスターからの連絡を待っています。SBが指先で弾いたドミノは、ロンドン経由でドイツに向かって倒れていくのか、あるいはイタリアに一直線か…?


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