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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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オモロディオン移籍が突如、破談!チェルシーとアトレティコの解決策はジョアン・フェリックス?

アトレティコ・マドリードとチェルシーが移籍金3450万ポンドで合意していたサム・オモロディオンのディールは、日曜日に突如、破談となってしまいました。「BBC」「アスレティック」「スカイスポーツ」は、「契約上の重大な問題が発生」とだけ伝えています。ロンドンに入り、契約書にサインしようとしていた20歳のストライカーは、マドリードに戻ることになりました。

これによって浮上したのが「コナー・ギャラガー問題」です。3800万ポンドで妥結したイングランド代表MFの移籍の条件は、オモロディオンが逆方向に動くことでした。アトレティコ・マドリードは既に書類一式を揃えており、土曜日にはSNSで彼の画像をUPしていました。正式発表は見送りとなり、2つのクラブは次なる決断を強いられています。

せっかく決まったコナー・ギャラガーの売却を白紙に戻したくないチェルシーと、フリアン・アルバレスを獲得したばかりでキャッシュが必要なアトレティコ・マドリード。マンチェスター・シティと交わした8150万ポンドの契約に影響はありませんが、善後策がなければ、チェルシーのプレーメイカーは諦めなければなりません。

ここで動いたのが、ホルヘ・メンデス。2022-23シーズンにスタンフォード・ブリッジでプレイしたジョアン・フェリックスを復帰させるべく、精力的に動いていると報じられています。ファブリツィオ・ロマーノさんによると、本人もエージェントとともにロンドンに来ており、交渉は重要なステップに入っているそうです。

グレアム・ポッターのチームでは、プレミアリーグ16試合4ゴール。期待に応えたとはいえなかったポルトガル代表FWについて、オフシーズンに買取が検討されたものの、就任したばかりだったマウリシオ・ポチェッティーノが拒否して話は立ち消えになりました。2023-24シーズンは、バルセロナにローン移籍となり、公式戦44試合10ゴール6アシストという数字を残しています。

アトレティコ・マドリードにとっては、ディエゴ・シメオネ監督の信頼を失っているジョアン・フェリックスを引き取ってもらえるなら大満足でしょう。問題は、移籍金の額です。「BBC」のニザール・キンセラ記者が報じている4300万ポンドが妥当なら、チェルシーはオモロディオンとの差額として900万ポンドを上乗せしなければなりません。

こうなると、どちらかが譲歩するか、支払い回数や時期などを工夫して妥協点を見出すか。「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者は、「この話は、ナポリと続けられているロメウ・ルカクとヴィクター・オシムヘンの交渉とは別件で、こちらは今後も継続する見通し」といっています。このうえストライカーを獲ったら、チェルシーの前線は大渋滞です。

最前線はオシムヘン、ニコラス・ジャクソン、マルク・ギウ。2列めはコール・パルマー、ジョアン・フェリックス、エンクンク、ペドロ・ネト、ムドリク、チュクエメカ…。ファブリツィオ・ロマーノさんは、スターリングとノニ・マドゥエケは退団の可能性ありといっていますが、まずはジョアン・フェリックスですね。どうなるか、見てみましょう。


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