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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ジョアン・フェリックス、ルカク、オシムヘン…止まらないチェルシーの補強最新トピックス!

プレミアリーグ2024-25シーズンが開幕し、マンチェスター・ユナイテッドが最初の3ポイントを獲得しました。土曜日のランチタイムキックオフは、イプスウィッチVSリヴァプール。優勝をめざすアーセナルは、エミレーツにウルヴスを迎えます。開幕節の最注目カードは、日曜日のチェルシーVSマンチェスター・シティでしょう。

プレシーズンマッチはマン・シティが1勝3敗で、チェルシーは1勝2分3敗。8月3日に開催されたフロリダカップでは、4連覇のプレミアリーグ王者が4-2で快勝しています。主力を欠いていたペップに対して、エンツォ・マレスカの中盤と最終ラインは本番に近い顔ぶれで、自陣でミスを連発して喫した4失点はショックだったのではないでしょうか。

2024-25シーズンを予想する際に、最も読めないのがチェルシーです。現在の戦力でTOP4を上から並べると、アーセナル、マン・シティ、リヴァプール、マン・ユナイテッド。ハマーズ、ヴィラ、スパーズが5位争いと見ているのですが、チェルシーは3位も8位もありそうです。ただしTOP4に返り咲くにしても、3年連続で6位以下だとしても、序盤は苦しい戦いが続くでしょう。

彼らの最前線は、これからの2週間で変貌を遂げる可能性があります。ファブリツィオ・ロマーノさんによると、チェルシーとアトレティコ・マドリードは、ジョアン・フェリックスとコナー・ギャラガーの移籍を実現させるべく水面下で交渉を続けているとのこと。ジョアン・フェリックスはOKといっており、クラブ間合意に到達できれば「Done Deal」です。

アトレティコ・マドリードの事情に詳しいスペイン人ジャーナリストルイス・ウリア氏によると、チェルシーは移籍金を4000万ポンドまで引き下げることに成功しており、オプションが決まればディールは成立するそうです。得点力を高める新戦力の獲得に近づく一方で、余剰戦力の整理も着々と進んでいます

レスリー・ウゴチュクは、セインツにローン移籍決定。ウインガーのディエゴ・モレイラは、ストラスブールに完全移籍と発表されています。イプスウィッチと交渉中のアルマンド・ブロヤは、エヴァートン、 セインツ、 シュツットガルトも狙っているといわれており、移籍金を支払ってくれるクラブを選んで話を詰めるものと思われます。

ナポリとのせめぎ合いが佳境に入っているロメウ・ルカクは、3700万ポンドを主張していたブルーズが妥協すると見られています。イタリアからの最後のオファーは、2600万ポンド。獲得時の支払いが9750万ポンドで、残り2年なら4000万弱はほしいところですが、経営ボードは損切り辞さずに方針変更したのかもしれません。

さらなる売却候補は、スターリング、ノニ・マドゥエケ、トレヴォ・チャロバーですが、マレスカ監督はチルウェルに対するオファーも検討するといっています。ノニ・マドゥエケに注視しているニューカッスルは、マーク・グエイの移籍金を譲らないクリスタル・パレスに4回も断られていますが、CB獲得が実現したら、チェルシーのウインガーにはローンを持ちかけてきそうです。

「フットボールインサイダー」のピート・オルーク記者は、買取義務付きとなれば可能性が高まるといっています。トレヴォ・チャロバーは、アーセナルにカラフィオーリを売ったボローニャか。高額のサラリーがネックとなりそうなスターリングは、残り2週間では決まらないかもしれません。それでも2~3人を売れる目処が立てば、オシムヘン獲得に動くのではないでしょうか。

オシムヘンの交渉は膠着状態ですが、「ルカクとカサディを付けて3900万ポンド」というアクロバティックなプランもあるようです。プレミアリーグでプレイしたがっているストライカーの獲得に漕ぎ着けたと聞いたら、今季のTOP4予想を見直したくなるでしょう。補強大成功バージョンのベストメンバーを予想してみましょう。

GKロベルト・サンチェス、DFリース・ジェームズ、フォファナ、コルウィル、ククレジャ。中盤センターにカイセドとデューズバリー=ホール、2列めはコール・パルマー、エンクンク、ジョアン・フェリックス、最前線にオシムヘン。5400万ポンドのペドロ・ネトと、1億ポンド超のエンソ・フェルナンデスがサブにまわる可能性がある豪華な布陣です。

それにしても、スタッフのみなさんは忙しそうです。もしかすると彼らは、プレミアリーグの新シーズンが始まったと気づいていないかもしれません。最後に日曜日のゲームを予想して、この稿を締めることとしましょう。2-2のドローでいかがでしょうか。ハイラインにこだわらず、安全重視のビルドアップを貫くことができれば、接戦に持ち込めるのではないかと期待しています。


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