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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マクトミネイ、サンチョ、ウガルテ…マンチェスター・ユナイテッドの補強&売却はどこまでいける?

フラムとの開幕戦は、1-0の辛勝。ブライトンとのアウェイゲームは、終盤の猛攻で守勢にまわり、2-1で落としてしまいました。スロースタートのシーズンが多いマンチェスター・シティは、いきなり首位に立ち、リヴァプールとアーセナルは2戦連続のクリーンシートで連勝スタート。ビッグ6のなかで、前年のボトム10に敗れたのはマンチェスター・ユナイテッドだけです。

アメックスの一戦は、初戦でヒーローになったザークツィーが決勝ゴールを消してしまいました。オフサイドポジションで、ガルナチョのフィニッシュが足に当たる不運なアクシデント。79分にマグワイアと代わったデ・リフトは、95分にジョアン・ペドロが頭で叩きつけた決勝ゴールの際に、中央で余ってしまったひとりでした。

ボックス左でキープしたアディングラに4人が引き寄せられ、ファーを見るとフリーのアタッカ―が3人。クロスをカットできなかったダロトと、コースを消せなかったマズラウィは、眠れない夜を過ごしたのではないでしょうか。期待の即戦力を4人獲ったものの、テン・ハフのチームが攻守ともに機能するまでに、それなりの時間がかかりそうです。

最終ラインは、デ・リフト、マズラウィ、レニー・ヨロのフィットを促しつつ、ルーク・ショーやマラシアが復帰するのを待つしかありません。残り4日となったトランスファーマーケットでは、中盤センターの強化と余剰戦力の売却に注力すべきでしょう。「スカイスポーツ」「アスレティック」は、マクトミネイの移籍についてナポリと合意と伝えています。

「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者によると、移籍金は2540万ポンド。27歳になったアカデミー出身のMFは、昨季の公式戦で43試合10ゴール3アシストとキャリアハイの数字を残していますが、テン・ハフの戦術にはうまくはまらないようです。「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェス記者は「個人条件は問題なし」といっており、数日あれば決まりそうです。

「スカイスポーツ」の記者は、「ユヴェントスがジェイドン・サンチョにオファー」とも報じています。セリエAの名門がストレートローンを望んでいるのに対して、マンチェスター・ユナイテッドは買取義務付きのローンか完全移籍を主張しているとのこと。このままいけば時間切れですが、プレミアリーグ側が妥協する可能性もあるといわれています。

マン・ユナイテッドとサンチョの契約は残り2年で、1年の延長オプション付き。ユヴェントスがサラリーの大半とレンタルフィーを払ってくれるなら、悪い話ではないでしょう。最初の2試合でベンチに入らなかったウインガーが、チャンスを拒否するとは思えません。こちらの話の興味は、「最終的にどんな着地になるか」です。

契約のラストイヤーを迎えたハンニバル・メイブリは、バーンリーと合意済みで、既にメディカルチェックが実施されています。移籍金は420万ポンドで、アドオンが発動すれば850万ポンドに膨れ上がります。パナシナイコスに向かったペリストリは、510万ポンド。カーディフに移籍したウィル・フィッシュは300万ポンドですが、買い戻し条項と30%のセルオンが付いています。

サンチョがレンタルでも、マクトミネイと若手をすべて足し込めば、3770万ポンドが手に入る見通しです。パリのマヌエル・ウガルテ獲得は、買取義務付きのローンとなる可能性が高そうですが、1年後の支払いとインセンティブの比率をどうするかが最大のポイントでしょう。「ファブリツィオ・ロマーノのデイリー・ブリーフィング」は、アムラバトの復帰はないといっています。

以上、マンチェスター・ユナイテッドの補強に関する最新トピックスを紹介しました。チェルシーやスパーズの圧勝を見ると、「ヨーロッパリーグの出場権も難しいのではないか」とテンションが下がりそうになります。しかしここは、「これまでの補強は的確で、新戦力が機能すれば強くなるはず」と信じて、次なる朗報を待ちましょう。


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