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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マクトミネイとラムズデールが決定!「BBC」のトランスファーデッドラインLIVEレポート!【前編】

「プレミアリーグのクラブは、これまでに17億ポンド以上を費やしているが、これは2023年よりも6億ポンドも少ない。この傾向は続くのか?それとも今日、サプライズの移籍が相次ぐのだろうか?それを見極めるために、われわれにお付き合いいただきたい」。現地時間の8月30日7時、「BBC」の「トランスファーデッドラインデーLIVE」がオープンしました。

「グッドモーニング」から14分後、サイモン・ストーン記者が「ボーンマスのGKネトがアーセナルに移籍」という見出しを掲げています。ケパ・アリサバラガのローン移籍で、GKの放出に前向きになったボーンマスは、前日の夜にグリーンライトを灯しています。35歳のベテランは、ダヴィド・ラヤのバックアッパーとしてチームを支える役割を受け入れました。

「BBC」でチーフを務める名物記者は、最終日に何が起こるかわからない選手として、オシムヘンとイヴァン・トニーを挙げています。9時に届いた速報は、「クリスタル・パレスとの交渉に疲弊したニューカッスルがマーク・グエイの獲得を断念」。ヨアキム・アンデルセンを手離したサウスロンドンのクラブは、新たなキャプテンまで持っていかれるわけにはいきません。

「エヴァートンのニール・モペイがマルセイユにローン移籍」というニュースが届いたのは10時。エディ・エンケティアの3000万ポンドを高すぎるとして、交渉を打ち切ったロベルト・デ・ゼルビのチームは、買取義務付きという条件を呑んだようです。その直後、クリスタル・パレスの守護神サム・ジョンストンが1000万ポンドでウルヴスに移籍すると報じられています。

31歳になってから、4年契約と1年の延長オプションと記された書面を提示されたら、断れないでしょう。イングランド代表として出場した4試合をすべて無失点に抑えたGKは、同い年のジョゼ・サとのポジション争いに突入します。11時前に、ビッグニュース。ブレントフォードが、イヴァン・トニー獲得をめざすアル・アハリの4000万ポンドのオファーを受け入れたようです。

2024-25シーズンが始まってから、1度もプレイしていないストライカーは、承諾すると見られています。12時を過ぎると、「フレン・ロペテギ監督の構想から漏れたウォード=プラウズが、ノッティンガム・フォレストのメディカルチェックを受ける予定」という速報が入ってきました。そして12時45分、アーロン・ラムズデールは総額2500万ポンドでサウサンプトンに移籍決定です。

「このクラブに来た瞬間から、仲間だと感じていた。自分のすべてを捧げ、クラブをあるべき姿に戻したかった。われわれのつながりは、永遠に私の中に残るだろう。短期間だったけど、長い道のりを歩んできた特別なクラブで、多くの素晴らしい瞬間をみなさんと共有できたのは光栄だった。近いうちに戻って、懐かしい顔ぶれに会い、楽しい時間を思い出したい」(アーロン・ラムズデール/公式インスタグラムより抜粋)

ブライトン戦のプレスカンファレンスで、スターリングとエンケティアについて問われたミケル・アルテタ監督は「他のチームの選手について話せないのは、ご承知の通り」「決まったら話せる」と、いつものフレーズでやり過ごしています。14時になると、「サンチョ残留」「テン・ハフがウガルテの入団を認めた」という新たな情報が入りました。

ペップ・グアルディオラは、最終日は静かに過ごすのかと聞かれて「イエス」。残念ながら、古橋亨梧の移籍はないようです。アストン・ヴィラがこの夏、ユーヴェから獲得したエンツォ・バレネツィアが、バレンシアにローン移籍と伝えられたのは15時。その30分後には、チェルシーのGKペトロヴィッチがストラスブールに貸し出されるというニュースが配信されています。

契約が残り1年となったカルヴァート=ルーウィンと、チェルシーで居場所を失ったスターリングに関する新たな情報はありません。18時を過ぎ、残りは5時間。リヴァプールのMFステファン・バイチェティッチが、レッドブル・ザルツブルクにストレートローンで加わると伝えられました。エヴァートンは、リヨンのMFオレル・マンガラをローンで獲得しています。

レアル・ベティスとウェストハムの一騎打ちと伝えられていたロ・チェルソは、スペインのクラブが競り落とすようです。ニザール・キンセラ記者は、「移籍金は350万ポンドになる見通しで、現在はアドオンを含む諸条件について話し合いがなされている」といっています。おお、マンチェスター・ユナイテッドがマリの逸材、18歳のMFセク・コネの入団を発表しました。

19時30分、ヨアキム・アンデルセンを失ったクリスタル・パレスが、待望のCB獲得に辿り着きました。ヴォルフスブルクのマクサンス・ラクロワは24歳。2020-21シーズンに、オリヴァー・グラスナー監督の下でプレイしていた選手です。ドイツのクラブで過ごした4シーズンで、公式戦130試合7ゴール。移籍金1800万ポンドとアドオン300万ポンドは、妥当な額でしょう。

ヨアキム・アンデルセンの売却でフラムから3000万ポンドを得ており、差し引きはプラス。バルサから獲ったばかりのシャディ・リアドが負傷リタイアとなってしまったクラブは、マーク・グエイの残留と即戦力の獲得で何とか耐えられそうです。現地時間は20時、残り3時間。ようやくマンチェスター・ユナイテッドのスコット・マクトミネイが、「DONE DEAL」です。

アカデミー出身のスコットランド代表MFの移籍金は、2570万ポンド。この後、ウガルテの入団も正式に決まるはずです。マン・ユナイテッドでの公式戦出場は255試合。テン・ハフ監督は残留を求めていたといわれていますが、出場機会が足りないと考えていたマクトミネイは、新たなステージでチャレンジする道を選びました。

話題になっているビッグネームは、サンチョ、オシムヘン、スターリング…。この稿、長くなりましたので、ラスト3時間の大騒動は【後編】でレポートさせていただきます。5~6人の余剰戦力の行き先が決まっていないのに、新たな選手を押さえようとしているチャルシーはやはりクレイジーです。どんな結末になるのか、最後まで見届けましょう。


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