2025.03.23 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
ナポリは乗り気、マン・ユナイテッドは…ホイルンドとオシムヘンのスワップは成立するのか?

片やマンチェスター・ユナイテッドは、ヴィクター・オシムヘンをリストに入れているものの、セリエAのクラブにコンタクトを取るには至っていないとのこと。ルーベン・アモリム監督は、スポルティングCPでともに戦ったヴィクトル・ギョケレスを諦めていないのでしょうか。どこから見ても、今季の公式戦41試合40ゴールのストライカー獲得は難しそうです。
ギョケレスは、チャンピオンズリーグの出場権を持つクラブを望んでいると伝えられています。マンチェスター・ユナイテッドはヨーロッパリーグで勝てばいいのですが、見方を変えると「ELを制するまで動けない」ということです。今季プレミアリーグで下位に沈み、欧州で敗れて来季は国内のみとなれば、移籍金8000万ポンドといわれるストライカーに手は出せないでしょう。
マン・ユナイテッドが過去2年のトランスファーマーケットで、強気の補強ができなかったのは、プレミアリーグ史上3番めにひどい2021-22シーズンの1億4900万ポンドの大赤字があったからです。次のPSRからこの数字が外れ、自由度は多少上がります。それでも選手とスタッフのサラリーが売上の50%を超える現状では、大型補強と高額サラリーの選手の売却はセットです。
エリクセンとリンデロフを手離し、ラシュフォード、サンチョ、アントニーを首尾よく売れれば、実績があるストライカーに手を伸ばせるようになります。しかし、多くのクラブのターゲットとなっているギョケレスは、一連のディールが終わるまで待ってくれないでしょう。これがオシムヘンとなると、ホイルンドとのスワップが成立すれば一気に決められます。
「CaughtOffside」のジャック・タルボット記者によると、ナポリがオシムヘンに設定している移籍金は5900万ポンド。アタランタから獲得したホイルンドの移籍金は7200万ポンドですが、4300万ポンド以上で売れればこの先3年の減価償却費を消し去ることができます。1年前、チェルシーに年俸1000万ポンドを要求して破談になったオシムヘンは、減額に応じるといわれています。
ナポリもマンチェスター・ユナイテッドも納得のプランに見えるのですが、スムーズに着地しないのがスワップです。アドオン、セルオン、分割払いなど詳細に踏み込んでから揉めるのが常で、2つのディールは別々の話として進められるかもしれません。サー・ジム・ラトクリフと経営ボードは出費にはシビアで、ホイルンドが決まってからサインという流れにしたがりそうです。
ホイルンドとザークツィーを足しても14ゴール。2022-23シーズンに39戦31発という数字を残したオシムヘンは、ローンで移籍したガラタサライでも30戦26発と量産体制をキープしており、プレミアリーグ37ゴールの貧攻を劇的に変える可能性を秘めています。アモリムはオシムヘンにゴーサインを出すのでしょうか。「ホイルンドのほうがいい」とはいわないはずですが…。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す