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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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複数メディアが「ほぼ決定」と報道!アレクサンダー=アーノルドはレアル・マドリードに移籍合意?

「フットボールインサイダー」に寄稿した元イングランド代表GKのポール・ロビンソンは、「リヴァプールの2人のスターは、将来に関する憶測にピリオドを打とうとしている。ファン・ダイクは既に合意済みで、サラーは85%に到達」といっています。今季公式戦で43戦32発22アシストのレフティは、最終的な条件を確認している最中で、オッケーならサインするだけだそうです。

そしてもうひとり、トレント・アレクサンダー=アーノルドも「100%決まり」と主張しています。ただし彼については、「1月にレアル・マドリードが提示した仮契約にサインしており、今後のリヴァプールの戦績は何の影響も及ぼさない」という真逆のお話です。同じタイミングで、「CaughtOffside」の編集長を務めるマーク・ブルズ氏も、「契約は99%完了」と報じています。

「事情に詳しいソースによると、オランダ人の戦術家はアレクサンダー=アーノルドに残留を求め、将来のキャプテンでありクラブのレジェンドになれると全力で説得した。しかし、マドリードの誘因力が強すぎたようだ。選手としてピークとなる数年を迎えるにあたり、世界最大のクラブでキャリアを続けられるチャンスに抗えなかった」(マーク・ブルズ)

ポール・ロビンソンと競り合うかのように「独占」と銘打った記事は、「バルセロナやバイエルンといったビッグネームも興味を示していたが、本人の希望は常にサンティアゴ・ベルナベウだった」と付け加えています。いずれも怪しげなゴシップが多いメディアですが、いつになく強いトーンは大いに気になるところです。

これらに対して、ファブリツシオ・ロマーノさんのポストは、「現時点では交渉は行われていない。リヴァプールは売却の意向を示しておらず、今のところはプレイヤーの意見は示されていない」。クローズドで進んでいるという話に「情報は出ていない」といっているだけで、反論にはなっていません。読み比べると、説得力があるのは先の2人のレポートのほうです。

プレミアリーグのDFで史上最多となる64アシストを叩き出した稀代のフルバックが、フリーエージェントで去るとなれば、リヴァプールにとっては大きな痛手です。バックアッパーのブラッドリーは負傷が多く、逆サイドのアンディ・ロバートソンは衰えが感じられ、契約が残り1年となるイブラヒマ・コナテの延長交渉も進んでいません。

遠藤航とエリオットを短時間の起用に留めているスロット監督は、セントラルMFとサラーのバックアッパーも獲りたいのではないでしょうか。前線に目を移すと、ルイス・ディアスにバルセロナとアーセナルが注視しているという報道があり、ダルウィン・ヌニェスを残さざるを得なくなる可能性があります。

プレミアリーグの過去10年で最も収益性が高いクラブとはいえ、昨年は5710万ポンドの税引き前損失を計上しており、大型補強はPSR違反を回避しながら進めなければなりません。アレクサンダー=アーノルドとの契約を早期に延長しなかったことが、今さらながら悔やまれる状況となってしまいそうです。レアル・マドリードへの移籍報道がガセネタでなければ、ですが…。


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