2025.05.21 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
マテウス・クーニャは決定間近、デラップは前向き…マン・ユナイテッドの補強はたぶん順調!

「ウルヴスのFWマテウス・クーニャは、今週末のシーズン終了後にマンチェスター・ユナイテッド に加入する予定だ。ユナイテッドは、契約書に盛り込まれた6250万ポンドのリリース条項を発動する予定で、この条項が満たされる条件と方法を認識している。ユナイテッドとウルヴスは直接のコンタクトはないが、シーズンが終わるとすぐに正式な手続きが行われるはずだ」
赤字を積み上げてきたクラブにとって、6250万ポンドは多大な出費ですが、ウルヴスは3回の分割払いを容認しており、PSRは気にしなくてもよさそうです。昨シーズンの公式戦トータルで36試合14ゴール8アシストのアタッカーは、今季も34試合17ゴール6アシストという数字を残しており、アモリムの3-4-2-1では2列めの左に配されるものと思われます。
リリース条項といえば、イプスウィッチの降格によってリアム・デラップにも3000万ポンドが発生しています。「アスレティック」のローリー・ウィットウェル記者によると、22歳のイングランド人ストライカーはクラブの許可を得てオールド・トラフォードを訪れ、自らが果たすべき役割や職場の環境について確認したそうです。
今季プレミアリーグで36試合12ゴール2アシスト。サウサンプトンの次に少ない35ゴールに留まったクラブで孤軍奮闘のヤングスターは、胸を張ってシーズンを終えられるはずです。チェルシーやニューカッスルも参戦を検討する人気案件となったのは、お手頃価格、ホームグロウン、成長途上という3点セットが揃っているからでしょう。
自らの意志で行き先を選べるデラップは、スタンフォード・ブリッジやセント・ジェームズ・パークにも足を運ぶようですが、現状はマンチェスター・ユナイテッドがトップランナー。本人も前向きと伝えられています。FIFAクラブワールドカップ2025が終わるまでに個人条件を詰められれば、これまで何度もハイジャックに成功してきたチェルシーも追いつけないでしょう。
「スカイスポーツ」のジェイミー・キャラガーとガリー・ネビルは、「ホイルンドのようになるのではないか」と懸念を示していますが、むしろホイルンドの弱点をカバーできるストライカーといえるのではないでしょうか。デラップの最大の特徴は、「クロスレシーバーラン」。オフ・ザ・ボールの動きのなかで、クロスに対応してゴール前に走る比率が高い選手です。
ボールを前に運べるマテウス・クーニャは、スピードアップもスローダウンも自在で、デラップのスプリントを活かしてくれそうです。2列めの右は、クーニャと同様に自ら決めにいけるアマド・ディアロでしょう。ブルーノ・フェルナンデスは、カゼミーロやウガルテとともにセンターで攻撃をコントロールする役割に徹するのではないかと思われます。
総額9250万ポンドの前線の補強が決まれば、残る懸案のポジションはWBとGKです。退団が噂されているアストン・ヴィラのエミ・マルティネスは、アモリムのプランにフィットするのでしょうか。まずはヨーロッパリーグのファイナルを制して、補強のターゲットとなる選手たちの期待感を高めていただければと思います。
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