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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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あの3人が「本人はレッズ希望」と一斉同報!リヴァプールはヴィルツに1億2600万ポンドを投じるのか?

「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン、「スカイスポーツニュース」でチーフレポーターを務めるカヴェ・ソルヘコル、さらにファブリツィオ・ロマーノ。トランスファーマーケットの動向に詳しい3人が、同じことをいっています。「レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツは、リヴァプールに行きたがっている」。三つ巴だった争奪戦は決着するのでしょうか。

ブンデスリーガを制した2023-24シーズンは公式戦49戦18発20アシスト、今季は44戦16発15アシスト。シャビ・アロンソのチームに不可欠だったプレーメイカーは、家族とともにマンチェスターを訪れた際に家探しを行ったと伝えられています。しかし彼の意中のクラブは、早くから動いていたマンチェスター・シティではなく、プレミアリーグで頂点に立った名門だそうです。

カヴェ・ソルヘコル記者は、「マン・シティは既に冷めており、代理人との話し合いを続ける予定はない」といい切っています。ケヴィン・デブライネの後継者を探しているクラブが嫌ったのは、総額2億5000万ポンド以上といわれている移籍金とサラリー。彼らのレーダーは、7000万ポンド以内で獲れるノッティンガム・フォレストのギブス=ホワイトに移っているようです。

レヴァークーゼンの評価額は1億2600万ポンドと報じられていますが、ヴィルジル・ファン・ダイクに7500万ポンドを投じたクラブは自らのレコードを更新するのでしょうか。リーグ制覇による放映権料の増額、スタンド拡張によるマッチデー収入UP、スポンサー拡大でコマーシャル収入急増と、3本柱の売上をすべて伸ばしているクラブにとって、払えない額ではないでしょう。

2年前には、ブライトンで頭角を現したモイセス・カイセドに1億1000万ポンドのオファーを提示しています。アルネ・スロットのチームに必要なパーツと判断すれば、果敢に攻めてくるはずです。デヴィッド・オーンスタイン記者は、「バイエルンは既にヴィルツの希望を把握しており、獲得は難しいと見ている」と伝えています。

一方、レヴァークーゼンのフェルナンド・カロCEOは「残留の可能性が高い」といっています。5月に入ってから「スポーツ・イラストレイテッド」のインタビューに応じたヴィルツは、「いずれは快適な環境を離れて、新しいことを経験したい」と発言しており、プレミアリーグは現実的な選択肢になっているようです。問題はそのタイミングで、レッズの本気度が問われています。

今シーズンのヴィルツを分析した「アスレティック」のマーク・ケアニー記者は、トップ下と右サイドで走り回る8番と比較することによって、彼の魅力を浮き彫りにしています。「ヴィルツの特徴は繊細なタッチと巧みなフリックによるミクロなプレイで、ショボスライのマクロなエネルギーとパワーとは対照的」。最大の違いは、ゴールに直結するプレイのバリエーションです。

「フロントラインのどこでもプレイできるヴィルツは、スロットの戦術にさらなる柔軟性をもたらすだろう。攻撃のオプションをローテーションさせながら、クオリティを落とさず攻め続けられるようになる。ディープなブロックに対してポケットに下がったり、マークをかわすためにワイドに広がったり、単独で前線にボールを運んだり、ヴィルツはあらゆるプレイをこなせる」

ブンデスリーガにおける20のゴール&アシストのMAPを用いた解説を読むと、1億ポンド超を突っ込む価値はあるように思えます。「スロットの初年度はCFに頼らず、ワイドのプレーヤーを通じてゴールを重ねてきた。ヴィルツはそのモデルに見事にフィットし、 難易度が高いトップストライカー獲得の必要性を軽減するだろう」。どうする?リヴァプール!続報を待ちましょう。


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