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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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フリンポンとヴィルツは移籍決定間近、ケルケズは個人合意…速攻のリヴァプール、次なる一手は?

「スカイスポーツ」が、ジェレミー・フリンポンを乗せたプライベートジェットが着陸する映像を配信しています。2023-24シーズンのレヴァークーゼンで47試合14ゴール12アシストという数字を残し、ブンデスリーガの無敗優勝とヨーロッパリーグ準優勝に貢献した24歳のオランダ代表は、既にメディカルチェックを終えています

リヴァプールがレヴァークーゼンに支払う契約解除金は2960万ポンド。5年契約に合意したフリンポンとクラブはディテールを詰めている最中で、間もなく手続きは完了するでしょう。トレント・アレクサンダー=アーノルドの絶妙なフィードを失ったプレミアリーグ王者は、突破力と得点力という新たな武器を右サイドに配備しようとしています。

フルバックのディールを終えようとしている2つのクラブは、次なるテーマについて話し合いを進めているようです。ファブリツィオ・ロマーノさんが、「リヴァプールはフロリアン・ヴィルツを獲得しようとしているリヴァプールが、1億ポンドとアドオンという最初のオファーを提示した」と明言しています。

今季の公式戦で44試合16ゴール15アシストのプレーメイカーは、リヴァプールへの移籍だけを望んでいるとクラブに伝えており、早期の「Done Deal」に向けてポジティブな交渉が進められているそうです。FIFAクラブワールドカップ2025が開催されるこの夏は、6月1日から10日間の登録期間が設けられています。両者は、この時期をターゲットとしているのかもしれません。

さらにもうひとり、リヴァプール移籍が当確といわれている選手がいます。「来週、何が起こるかわからないけど、チェリーズファミリーのみなさん、ありがとう!」。プレミアリーグの最終節を終えた直後に、「全試合先発をサポートしてくれた人々に感謝の意を伝えたい」とメッセージを送ったミロシュ・ケルケズは、どう見ても移籍を匂わせています

アンディ・ロバートソンの後継者候補は、既に個人合意に到達と報じられており、4500万ポンドを求めるボーンマスとの交渉が妥結すれば決まりです。ハンガリー代表のチームメイト、ドミニク・ショボスライと合流できるのも魅力でしょう。速攻で輝くフリンポンとケルケズを左右に配する布陣は、クロスに長けたアーノルドとロバートソンのコンビとは違う怖さがあります。

2024-25シーズンのリヴァプールは、速攻からのシュートが52本で14ゴール。このスタッツは、過去7シーズンのプレミアリーグで最多だそうです。前線を動かすボールを出せるヴィルツとスピーディーなSBを加えれば、得意技に磨きがかかり、カウンターからシュート22本&7ゴールのモー・サラーはさらに数字を伸ばせる可能性が高まります。

ヴィルツが入団したら、エリオットは出場機会を求めて出ていくかもしれません。ダルウィン・ヌニェスがサウジ行きとなったら、後釜はフランクフルトのウーゴ・エキティケでしょうか。クアンサー、ジョー・ゴメス、遠藤航は残るのか。あるいは新たな若手と入れ替わるのか。ロケットスタートを決めようとしているリヴァプールのさらなるアクションに注目しましょう。

最後に、ひとことだけ。月曜日の優勝パレードで、人ごみに車が突入するという事件に胸を痛めています。コロナ渦の最中だった前回の優勝でパレードが自粛となり、喜びを分かち合えなかった選手とサポーターたちの気持ちを考えると、心が震えます。被害に遭われた65人の方々が、心身の傷が癒えて家族のもとに帰ってこられることを祈っています。


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