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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

注目のリアム・デラップはチェルシー移籍合意に到達!どうする、マンチェスター・ユナイテッド!

「リアム・デラップにとって最も重要なのは、チェルシーがチャンピオンズリーグに出場すること。彼もまだ22歳だが、チェルシーはプレミアリーグで最も若いスカッドで、成長途上だ。彼にとって、ここが最適な場だと感じたらしい。エンツォ・マレスカとジョー・シールズと働いた経験があり、彼らはデラップのことをわかっている」

イプスウィッチのヤングスターは、ポールポジションといわれていたマンチェスター・ユナイテッドではなく、プレミアリーグで4位に食い込んだチェルシーを選んだようです。「スカイスポーツ」のカヴェ・ソルヘコル記者の言葉が事実だとすれば、ルーベン・アモリムのヨーロッパリーグの敗戦はやはり激痛だったということになります。

マンチェスター・シティのアカデミーに加わったのは2019年。イプスウィッチに移籍したのは昨年の夏でした。2021-22シーズンのノリッジ戦の8分しか、プレミアリーグの経験がなかったリアム・デラップは、37試合12ゴール2アシストという秀逸なスタッツでシーズンを終えました。降格したクラブの22ポイントのうち、半分は彼のゴール&アシストによってゲットしています。

「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者とローリー・ウィットウェル記者によると、チェルシーとイプスウィッチは既に合意に達しており、降格と同時に発動したリリース条項の3000万ポンドを支払うことになっています。個人条件は問題にならないようで、ディテールを詰めてメディカルチェックを通過すれば「Done Deal」です。

イングランドU-21代表のストライカーは人気案件で、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスル、エヴァートン、ノッティンガム・フォレスト、ACミラン、ユヴェントスが狙っているといわれていたのですが、彼らには「デラップは他のクラブに移籍することが決まった」という通知が届いているそうです。

「たった1年活躍しただけ」「小さなクラブの絶対的エースと、ビッグクラブの9番は違う」などとツッコミを入れることはできるものの、3000万ポンドという低リスクのディールはトライする価値があるといえます。同じマン・シティのアカデミー出身のコール・パルマーという輝かしい前例があるクラブが速攻を決められたのは、躊躇しなかったからでしょう。

さて、ファーストチョイスを獲り逃したマンチェスター・ユナイテッドは、レーダーをどこに向けるのでしょうか。「ザークツィーとオシムヘンのスワップ」という噂があるようですが、ナポリはリヨンのジョナサン・デイヴッドと合意間近と伝えられています。冬に4000万ポンドのオファーがあったガルナチョを差し出すとしても、アル・ヒラルとの争奪戦となれば劣勢です。

ギョケレスは6000万ポンドを超える高額の移籍金がハードルで、CL4強のアーセナルが本気になれば勝てるとは思えません。「マンチェスター・イブニングニュース」のジョージ・スミス記者が挙げた「可能性がある4人」は、ジョナサン・デイヴィッドとオシムヘンは早々にハズレとなりそうですが、ブレントフォードのウィサとクリスタル・パレスのマテタは現実的ではあります。

今季プレミアリーグで35試合19ゴール4アシストのウィサは、6000万ポンドといわれるエンベウモより3つ年上で、手頃なお値段でいけそうです。37試合14ゴール2アシストのマテタは、欧州でプレイできるクリスタル・パレスに残るのではないでしょうか。ああ、なぜスパーズに負けたのか。何しとんねんアモリム!と叫びたくなりますが、静かに朗報を待つしかありません。(リアム・デラップ 写真著作者/James Cracknell)


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