2025.05.31 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
シェシュコ獲得をめざして本格始動のアーセナルは、バイエルンのウインガーも狙うのか?

アンドレア・ベルタSDが推しているヴィクトル・ギョケレスに傾いたと思われたアーセナルが、ベンヤミン・シェシュコを獲得すべくライプツィヒにアプローチというニュースが舞い込んできました。ファブリツィオ・ロマーノさんのポストに続き、「スカイ・ドイツ」のフロリアン・プレッテンベルグ記者も「アーセナルが始動した」と伝えています。
ミケル・アルテタ監督の熱意が、ベルタSDや経営ボードを動かしたのでしょうか。もしかすると、仕掛け人の役割を果たしたのはシュツットガルトかもしれません。4月2日のDFBポカール準決勝でライプツィヒを3‐1で下し、ELの出場権獲得の可能性をつぶしたクラブは、5月17日のブンデスリーガ最終節でもレッドブル・アレナで2-3の逆転勝利を挙げて、シーズンを終えています。
最後のゲームで勝てば、カンファレンスリーグに手が届いたライプツィヒは、シュツットガルトに連敗して欧州へのルートを閉ざされてしまいました。プレッテンベルグ記者は、「シェシュコはチャンピオンズリーグと国内タイトルを争えるクラブへの移籍を熱望している」と報じています。ガナーズは、本人の退団の意向をキャッチして動き始めたのかもしれません。
数日前に「ライプツィヒはシェシュコに9250万ポンドのタグを付けた」という報道がありましたが、選手が移籍志願でクラブは収益確保が必要なら、強気にはなれないでしょう。「マルセル・シェーファーVSアンドレア・ベルタのシェシュコを巡るポーカーが始動」と煽った「スカイ・ドイツ」は、ストライカーのリリース条項は8000万ユーロ(6750万ポンド)と報じています。
「ライプツィヒは分割払いに応じる用意があり、移籍金を6300万ポンドに下げる代わりに、1300万ポンドのアドオンを要求する可能性がある」という話はリアリティがあります。公式戦45試合21ゴール6アシストは、ギョケレスの52試合54ゴール13アシストと比べると見劣りしますが、21歳という若さとヘディングの強さは、スウェーデンのゴールゲッターにはない魅力です。
未だギョケレスとの両天秤か、シェシュコ優先かはわかりませんが、現地の記者の多くはシェシュコが最有力と見ているようです。アクセルをベタ踏みしているアーセナルは、ウインガーもドイツのクラブから調達するかもしれません。「テレグラフ」のマイク・マグラス記者によると、29歳になったレロイ・サネはバイエルンとの契約を延長しない可能性があるそうです。
そういえば、「バイエルンとアーセナルが三笘薫の争奪戦を展開」というゴシップのきっかけは、サネの契約問題でした。公式戦45試合11ゴール6アシストのレフティは、左右どちらでもプレイすることができ、マン・シティ時代にアルテタコーチとともに働いています。「ミュンヘンを離れるなら、家族の事情でロンドン希望」だそうで、移籍金ゼロで獲れるかもしれません。
ジンチェンコ、ジェズス、スターリングを見て、元マン・シティにモヤモヤしているグーナーもいそうですが、「チェルシーで構想外となったスターリング」「バイエルンの引き留めを受けているサネ」の差は大きいと信じるしかないでしょう。こちらはあっさりバイエルン残留となるかもしれず、ガナーズが本人とコンタクトを取るまでは静かに見守るしかありません。
9番とウインガーのターゲットを並べて、「誰を獲ったら盛り上がるか」といわれれば、ギョケレスと三笘薫。「誰を獲ったら強くなるか」なら、ギョケレスとラファエル・レオンでしょうか。とはいえ、21歳のシェシュコと22歳のニコ・ウィリアムズという若さ重視のチョイスも、大いに期待できます。どうなるにせよ、トロサールの能面のような表情が脳裏をよぎりますが…。
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