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キャプテンはアル・ヒラルを拒否、サンチョは交渉決裂…マン・ユナイテッドの移籍最新トピックス!

マテウス・クーニャの入団が決まり、ブライアン・エンベウモの獲得交渉がスタート。新シーズンの巻き返しに向けて動き始めたマンチェスター・ユナイテッドは、現有戦力の取捨選択も進めています。昨日、ファブリツィオ・ロマーノさんが新たに3つのニュースをポストしています。朗報がひとつ、残念なお知らせがひとつ、微妙な話がひとつといったところでしょうか。

朗報は、キャプテンの去就です。トランスファーマーケットのスペシャリストが独占と銘打ったレポートは、アカウントのTOPに固定されいます。「ブルーノ・フェルナンデスがアル・ヒラルからのオファーを拒否。サウジプロリーグのクラブから破格の条件を打診されていたが、欧州でフットボールを続ける意向を示した」。家族と話し合って下した決断に、迷いはないようです。

2020年1月にマン・ユナイテッドからオファーがあったとき、「妻、兄、妹、母に次々に電話して号泣した。子どもの頃からの大きな夢だった」というプレーメイカーは、今やなくてはならない存在です。孤軍奮闘の2024-25シーズンも、ビッグチャンスクリエイト91回、ファイナルサードでのパス成功864本、スルーパス31本、ボックスの外から5ゴールがすべてリーグ1位です。

サポーターのなかには、「30歳のMFに1億ポンドを出してもらえるなら、売ってもいいのではないか」と考えていた人もいるでしょう。しかし今、彼を超えるレベルのパフォーマンスを期待できるMFを獲るのは至難の業です。2027年までの契約と1年の延長オプションがあるキャプテンは、35歳になっても1億ポンドのオファーが舞い込むような存在になってもらえればと思います。

続いて残念なお知らせは、ジェイドン・サンチョです。チェルシーとの条件交渉は決裂し、2500万ポンドの買取義務は500万ポンドの違約金と化してしまったそうです。ロマーノさんは、「主な問題はサンチョのサラリーで、チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドにおける現在の金額を払いたくなかった」と伝えています。

サンチョに残留という選択肢はなく、今後の数週間で行き先を検討することになります。エンベウモに加えてストライカーもほしいクラブとしては、サラリーを肩代わりするローン移籍は最悪の着地です。ラシュフォード、アントニー、サンチョをショーケースに揃えた「ウインガーサマーセール」は、8月まで開催となりそうな雲行きです。

最後にもうひとつ。微妙な話というのは、不振のストライカーに関する最新情報です。こちらもロマーノ氏のポストを抜粋しましょう。「インテルが最近、ラスムス・ホイルンドの代理人と接触したことが判明。2日前の独占レビューでも触れたとおり、ホイルンドはインテルのショートリストで主要な選択肢のひとつになっている」。これ自体は、悪くない話なのですが…。

2023年にマンチェスター・ユナイテッドがアタランタに支払った移籍金は、アドオンも含めると最大7200万ポンド。売却するとなると、4300万ポンドを超える額でなければ、残り3年の減価償却費を相殺できません。インテルのリストには、パルマで頭角を現したボニーも入っているそうですが、彼の評価額は1700万ポンド程度です。

リンデロフを売れずにフリーで手離したクラブが、移籍金が高すぎる2人とサラリーが高すぎる2人をまともに売れるとは思えません。マラシア、オナナ、ガルナチョも含めると…。今年もまた、煮え切らない話を延々と聞かされるじめじめした夏になりそうですが、旅行やライブなどでリフレッシュできればと考えております。とりあえずよかった、ブルーノ・フェルナンデス!


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