2025.06.11 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
アーセナルにハイジャック警報!ズビメンディはレアル・マドリード、シェシュコはアル・ヒラル?

レアル・ソシエダのMFを強奪する可能性ありと伝えられたのは、シャビ・アロンソを招聘したレアル・マドリード。シェシュコをインターセプトしようとしていると報じられたのは、ヴィクター・オシムヘンに断られたアル・ヒラルです。不穏なゴシップの発信源は、デッドラインデーの動向をライブで伝えていた「スカイスポーツ」。記者たちはハイテンションです。
ズビメンディもシェシュコも、1年前に移籍濃厚と騒がれた後に残留に転じた選手で、前科者は再犯の可能性が高いというラベルを貼られているようです。リヴァプール行きがほぼ決まりといわれながらドタキャンしたズビメンディは、アーセナルがリリース条項の5100万ポンドを支払うと宣言しており、個人条件も合意に到達しています。
ディールが中断していたのは、スペイン代表がネーションズリーグで戦っていたからで、ここ数日はクロスがストライカーに届くまでの滞空時間のような隙間でした。「スカイスポーツ」のマーク・マカダム記者は、しばしばプレミアリーグのクラブにちょっかいを出してくる「アス」をチラ見してしまったようです。
「マドリードはアーセナルと財政面で競うことはできない(移籍金も個人条件も)が、大きな切り札がある。シャビ・アロンソがベルナベウのベンチに控えていることだ。2人は過去に一緒に働いた経験がある。アロンソがサンセ(レアル・ソシエダBチーム)の監督を務めていた2019-20シーズンに、2年めだったズビメンディは25試合すべてにフルタイム出場している」(アス)
これに乗っかった記者は、「アーセナルが直面している最大の問題は、世界最大のクラブと対決しているということだ。レアル・マドリードと契約する機会を断って他のクラブに行く選手は多くない」といっています。グーナーのみなさんにしてみれば、腹立たしい話ですが、「アス」「マルカ」以外のスペインメディアは、ハイジャックの噂に懐疑的です。
現地では「アーセナルの関係者が、オペレーションはすべて完了しているといっている」という話が出回っており、「レアル・ソシエダの会計上の理由で、契約は7月に交わされる」とも報じられています。ここからハイジャック成功はスーパーイリュージョン…いや、もはやスキャンダルというべきです。ズビメンディはゴールに向かうパスを出せる選手だと信じましょう。
お騒がせなマーク・マカダム記者は、シェシュコについても「ドラマが始まった」とハイテンションです。「アル・ヒラルは、ベンヤミン・セスコとの契約が今日成立することを期待しており、実現すればクラブワールドカップを前にして大きなメッセージとなる」という前段は、「まあ、そうですよね」というしかないのですが…。
「先週の終わりに、アーセナルがシェシュコとの契約の可能性を探るために、ライプツィヒに正式にアプローチしたと伝えた。22歳のストライカーはここ数年、多くのクラブの関心を集めていたが、最前線に立っていたのはアーセナルだった。しかし、このストライカーに対する正式なオファーはまだ行われていない。そこでドラマが始まり、アル・ヒラルが登場した」
こちらはズビメンディより迫力がある話で、コンタクトがあったのは事実だそうです。しかしファブリツィオ・ロマーノさんはこういっています。「数時間前にサウジプロリーグのクラブが、ベンヤミン・シェシュコに対して重要なオファーを提示した。しかし現状のシェシュコの優先事項は、ヨーロッパでプレイし続けることだ」。やはり本命はアーセナルのようです。
「スカイスポーツ」でも、ドイツのフロリアン・プレッテンベルグ記者は、「慌てるな。ライプツィヒのベンヤミン・セスコとアーセナルの契約交渉はまだ続いている 」といっています。「ここ数時間で、サウジアラビアの2つのクラブが打診してきた。しかしシェシュコは、サウジアラビアに行くには若すぎる」。ストライカーは変わらず、アーセナル希望だそうです。
シェシュコの移籍金は7000万ポンドと報じられていますが、アーセナルはまだ合意に辿り着いていません。「口頭でも合意がない限り、他のチームにもチャンスはある」というドイツの記者の指摘は留意すべきです。ズビメンディは早く決まってほしいですね。シェシュコは…「ムドリクからトロサール」という巻き返し事例もあるので、「どうなるか見てみよう」ということで。
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一つ訂正するなら、昨夏のリヴァプール行きをほぼ決まりと報じたとこは無しです
昨夏のスビメンディはロマーノからHere we goも出てないし、オンスタも個人合意に向けて交渉中といった報道から進んでいません
つまりドタキャンではなく、個人合意が取れずに破断しただけです
当時、ロマーノ氏は「リヴァプールがレアル・ソシエダのMFと交渉を進めている。
ソシエダと合意か、バイアウト条項の発動か、いずれかで決まるとと信じており、
非常に楽観的だ」といっています。破談となった後も、
「リチャード・ヒューズさんが本人から合意を取り付けていたので、
断りの連絡に激怒した」と報じられていました。
バイアウト条項を満額でクリアするクラブがあると通知された
(=本人と合意寸前に至っている)レアル・ソシエダが、
必死の説得で発動を食い止めたという経緯だったので、ほぼ決まりという表現が
的外れということはないかなと思います。