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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

現地メディアが一斉報道、ヴィルツが移籍合意に到達!1億1600万ポンドはプレミアリーグレコード!

「BBC」「スカイスポーツ」「アスレティック」「テレグラフ」が一斉報道!リヴァプールとレヴァークーゼンがフロリアン・ヴィルツの移籍について、クラブ間合意に到達しました。「スカイスポーツ」の速報は1億1650万ポンドですが、3つのメディアは1億1600万ポンド。先に1億ポンドを支払った後、条件を満たせばアドオンが付くという構造は一致しています。

いずれにしても、2023年にチェルシーに移籍したモイセス・カイセドの1億1500万ポンドを上回るプレミアリーグレコードです。当初は三つ巴だった争奪戦は、マンチェスター・シティがレヴァークーゼンが付けたタグを見て最初に脱落。バイエルン・ミュンヘンとリヴァプールの一騎打ちは、22歳のプレーメイカーに対するプレゼン大会となりました。

チームのコンセプトと彼の役割を明快に伝えたアルネ・スロットが、ムシアラと共存できる理由を語れなかったヴァンサン・コンパニに圧勝。「ビルト」でフットボール部門の責任者を務めるクリスティアン・フォルク氏によると、バイエルンが提示したサラリーのほうが高額だったそうです。ヴィルツがマージーサイドを選んだ理由は、待遇ではなくフットボールでした。

クラブ間の交渉をせずに敗れたバイエルンのマックス・エーベルSDは、「この移籍金はバイエルンにとって高すぎた。正直なところ、リヴァプールが要した金額をわれわれが支払えたかどうかはわからない」といっています。相当な覚悟が必要なバルコラと、高額サラリーのニコ・ウィリアムズを追いかけているクラブが何をおっしゃるのやらと、ツッコミを入れたくなる言葉です。

木曜日に、ファブリツィオ・ロマーノさんの「HERE WE GO!」はフライングではないかという記事を書いたのですが、「1億2750万ポンドのアドオンを含むパッケージで原則的に口頭合意」は、先走りだったようです。ヴィルツのメディカルチェックは、バカンスを終えてからと報じられています。正式な発表は、獲得間近といわれているケルケズが先になるかもしれません。

ヴィルツを口説いたスロット監督は、「10番をまかせたい」といったそうですが、彼の加入は戦い方のバリエ―ションを広げてくれそうです。4-2-3-1のトップ下のみならず、4-3-3のインサイド、あるいは偽9番として起用される可能性もあります。「スカイスポーツ」が掲載している欧州の22歳以下のゴールに絡むスタッツを見ると、2つの指標でTOPに立っています。

90分あたりのゴール&アシスト0.84回は、ベリンガム、エキティケ、シェシュコを凌ぐ1位で、ファイナルサードでのパス成功26.9本はペドリを上回るNo.1です。欧州5大リーグ全体に枠を広げると、過去2シーズンの数字で秀逸なのは、ドリブル成功数とチャンスクリエイト。ドリブルは161回で、ラミン・ヤマル、クドゥス、ジェレミー・ドクに続く4位にランクインしています。

2023-24シーズン以降のオープンプレーからのチャンスクリエイト124回は、モハメド・サラー、マルティン・ウーデゴーア、ブルーノ・フェルナンデス、コール・パルマーに次ぐ5位。プレーメイカーとしては稀有のプレッシングモンスターでもあり、ファイナルサードでのボール奪取71回と、ハイターンオーバー39回はいずれも昨季のブンデスリーガで1位です。

ヴィルツにとっては初の国外チャレンジですが、レヴァークーゼンでともに戦ったジェレミー・フリンポンの存在は心強いのではないでしょうか。マイケル・エドワーズCEOとリチャード・ヒューズSD、そしてアルネ・スロット監督の用意周到なアプローチに、あらためて拍手を送りたいと思います。レッズのサポーターのみなさん、楽しみですね!


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