2025.06.20 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
ウィサ、ロドリゴ・ムニス…ビッグクラブが注目すべき「お買い得ストライカー」はHow much?

ビッグマネーを投じるとなれば、当然リスクが取り沙汰されます。スポルティングCPで102試合97ゴールのギョケレスが、「プレミアリーグで通用するのか?」といわれるのは、ベンフィカからリヴァプールに移籍したダルウィン・ヌニェスの苦闘が前例となっているからでしょう。シェシュコのブンデスリーガのシーズン最多は14ゴールで、ティモ・ヴェルナーの半分です。
ゴールを量産できる9番がほしいアーセナル、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドは、なぜ海の向こうばかりを見つめているのでしょうか。チェルシーが押さえたリアム・デラップが争奪戦となったのは、「イプスウィッチが降格したら3000万ポンドで移籍できる」というリリース条項があったからでしょう。国内には、コスパがよさげなストライカーがまだまだいます。
ブレントフォードのブライアン・エンベウモは、マンチェスター・ユナイテッドとスパーズの一騎打ちとなっており、6500万ポンド以上といわれています。対してヨアネ・ウィサは?右サイドのレフティに負けじと、プレミアリーグ35試合19ゴール4アシストという数字を残したストライカーにこれといったオファーがないのは、3つ年上の28歳が懸念材料となっているのでしょうか。
「ノッティンガム・フォレスト、スパーズ、アーセナル、フェネルバフチェ、ガラタサライが興味を示している」とレポートした「TEAMtalk」のフレイザー・フレッチャー記者は、ブレントフォードが付けたタグは5000万ポンドと報じています。3000万ポンド以下を希望しているトルコとノッティンガムは難しそうですが、ノースロンドン勢が躊躇する額ではありません。
2024-25シーズンは、彼のゴール&アシストがチームに19ポイントをもたらしており、これを上回るのはクリス・ウッド、エンベウモ、コール・パルマー、オリー・ワトキンス、モー・サラーだけです。初期費用を4000万ポンド程度に抑えられれば、そこそこの活躍で3年後に売却となったとしても痛手にはならないでしょう。
「スカイスポーツ」のトランスファーライブブログは、「フラムのロドリゴ・ムニスに注目すべし」といっています。レギュラーのラウル・ヒメネスはプレミアリーグ38試合12ゴール3アシスト、24歳のバックアッパーは31試合8ゴール1アシスト。これだけ見ると、さすがエースといいたくなりますが、ヒメネスが先発30試合でPKを3発決めている一方で、ムニスの先発は8試合です。
90分あたりのゴール数は0.76。彼の上にいるのは、冬にヴィラからアル・ナスルに移籍したジョン・デュランとモー・サラーのみです。xG(ゴール期待値)は0.55で7位。これもニコラス・ジャクソン、カイ・ハヴェルツ、ソランケ、ダルウィン・ヌニェスを凌駕しています。「フラムがリーズの3200万ポンドのオファーを拒否」と聞くと、「安っ!」と叫んでしまいそうです。
さらにもうひとり、さほど話題にならないのが不思議なストライカーがいます。ウルヴスのヨルゲン・ストランド・ラーセンは、プレミアリーグの最初のシーズンを35試合14ゴール4アシストで終えています。ビッグチャンスミス13回は優秀で、ゴールランキングのTOP10で彼より少ないのは9回のエンベウモのみ。xGとゴールの差はプラス3.71で、7位に入っています。
セルタ・デ・ヴィーゴからウェスト・ミッドランズにローン移籍したノルウェー人ストライカーには、2300万ポンドの買取オプションが付いているそうです。ビッグクラブが声をかけたら、倍額以上を請求されそうですが、シェシュコやエキティケのような高額にはならないでしょう。プレミアリーグにおける実績という面では、ギョケレスにはない保証付きです。
ブライトンのジョアン・ペドロが7000万ポンドと報じられていますが、プレミアリーグの10ゴールのうち5つはPKです。ひとつ年上のロドリゴ・ムニスは半額でいけそうですが、いかがでしょうか。半額といえば、彼も4000万ポンド以下で獲れるらしいですね。ラスムス・ホイルンドはまだ22歳で、プレミアリーグ初年度は10ゴールですけど…?
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僕はホイルンドあと1シーズン見たいですけどね。それこそエンベウモ獲れるならチームのバランス的にもCFにビッグネームはまだ要らないんじゃないでしょうかね