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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ブライアン・エンベウモがスパーズに「移籍するならマンチェスター・ユナイテッド」と通告!

ブライアン・エンベウモの獲得をめざすマンチェスター・ユナイテッドは、2度めのオファーも拒否されたと報じられています。移籍金5500万ポンド、アドオンが750万ポンド。トータル6250万ポンドは、ウルヴスから引き入れたマテウス・クーニャと同額です。スパーズも動いているという「スカイスポーツ」に対して、「アスレティック」は撤退と主張しています。

「ブライアン・エンベウモは、この夏にマンチェスター・ユナイテッドと契約するという決意をブレントフォードとトッテナム・ホットスパーに伝えた」という「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者は、「スパーズがオファーを提出という報道は、ノースロンドンで否定されており、彼らは既にこの件を追いかけていない」といい切っています。

われわれから見えないところで何が起こっているかはわかりませんが、数字が出ているマンチェスター・ユナイテッドに対して、スパーズの具体的なアクションを伝えるレポートはありません。「彼らのスタンスが変わるのは、マンチェスター・ユナイテッドが買収を完了できなかったときだけ」という記者の見立ては、妥当なのでしょう。

ブレントフォードと25歳のウインガーの契約は残り1年となっており、延長オプションを行使したとしても新たな契約締結には至らないでしょう。本人が移籍したいと明言しているなかで、法外な金額を突き付けて破談に持ち込んでも、同じ話を次のクラブと繰り返すだけです。現段階を「獲得間近」「最終調整」と表現しても、フェイクとはいわれないはずです。

エンベウモ獲得までは資金を用意できるといわれているマンチェスター・ユナイテッドは、ヴィクトル・ギョケレスの争奪戦でもポールポジションに立ったと報じられています。「ミラー」のアレックス・リチャーズ記者が「アーセナルのファーストチョイスは自分ではないと認識したギョケレスが、ルーベン・アモリムとの再会に傾いている」といっているのですが…。

こちらは、怪しいといわざるを得ません。アーセナルとライプツィヒの交渉が進展したという話はなく、マン・ユナイテッドから魅力的なオファーがあったわけでもありません。昨季プレミアリーグで15位のクラブが、マテウス・クーニャとエンベウモに加えてストライカーまで押さえるとなると、ジェイドン・サンチョやガルナチョの売却による資金調達が前提要件となります。

チャンピオンズリーグに出られないクラブのサポーターとしては、余剰戦力となったウインガーたちの売却が成立するまでは、一喜一憂しなくてもよさそうです。今のところは、エンベウモ獲得において懸念材料がないことを前向きに捉えるのみとしましょう。2列めのリニューアルによって、ホイルンドとザークツィーが覚醒するという楽観シナリオも捨てたものではありません。

ヴィトール・ペレイラの3-4-2-1に対応してきたマテウス・クーニャと、トーマス・フランクの多様な戦術にフィットしていたエンベウモは、アモリムのシステムにも適応してくれるのではないでしょうか。もうひとつ、うれしいお知らせがあります。チームを落ち着かせてくれる39歳の第3GK、トム・ヒートンの契約延長が決まりました。素晴らしい!


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