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20歳のCBモスケラは個人条件合意、エゼも交渉スタート?アーセナルの補強最新トピックス!

「アーセナルはクリスティアン・モスケラと個人条件で完全合意に達した。最初のオファーは1400万ユーロ(1200万ポンド)で、バレンシアに拒否された後、新たなオファーが提示される見通し。アーセナルは2000万ユーロ(1700万ポンド)を超えたあたりでディールを成立させようとしており、現在交渉が進められている」(ファブリツィオ・ロマーノ)

「アーセナルは、バレンシアのCBクリスティアン・モスケラの獲得をめざして交渉中。契約は残り1年となっている。ガナーズはチーム内の競争を強化するために、右のCBの補強を模索しており、過去2シーズンにわたってモスケラの成長を注視してきた。ドイツの『スカイ』は、ライプツィヒも興味を示していたが、バレンシアの評価額2500万ユーロを拒否したと報じている」(ライアル・トーマス/スカイスポーツ)

6月末からメディアの見出しになり始めたモスケラを、ありがちなゴシップと決めつけてスルーしていたのは、今のアーセナルにおいてCBの優先順位は高くないだろうと思っていたからです。サリバ、ベン・ホワイト、ティンバー、ガブリエウ、キヴィオル、カラフィオーリ。冨安健洋がいなくても、左右に3枚ずつ揃っていれば何とかなると高をくくっていたのです。

「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者とジェームズ・マクニコラス記者が、「右利きでフィジカルに長けたモスケラは、アーセナルのファーストチョイスであるガブリエウとサリバの理想的なバックアッパー」とレポートしたのは木曜日でした。この時点では「獲得をめざして動いている」という程度だったのですが、週末に大きく前進したようです

「ガーディアン」のエド・アーロンズ記者が金曜日に配信した記事は、「1600万ポンドのオファーを却下された後、さらなる交渉を行う予定。バレンシアに売却を促せるよう、多少の改善を図ると見られている」。土曜日には、冒頭で紹介したファブリツィオ・ロマーノさんのポストがあり、どうやらこれはマジだと気づかされた次第であります。

12歳のときにバレンシアのユースチームに加入したモスケラは、U-15以降の各年代のユースチームで活躍し続けた逸材で、17歳だった2022年1月にトップチームデビューを果たしています。レギュラーとしてプレイするようになったのは2023-24シーズンで、昨季のラ・リーガは37試合1ゴール。唯一の欠場となったカンプ・ノウのバルサ戦は、7-1で大敗しています。

子どもの頃、フットサルから転向した当初はウインガー。フィジカルと空中戦の強さに加えて、テクニックもセールスポイントのU-23代表は、左右のフルバックとしてもプレイできるそうです。191cmのモスケラ、192cmのサリバ、190cmのガブリエウに189cmのキヴィオルというむやみに高い4バックを見てみたいものです。

モスケラだけでなく、クリスタル・パレスのエベレチ・エゼもないだろうと呑気に構えていたのですが、しっかりチェックしておいたほうがよさそうです。「GiveMeSport」は「スパーズを出し抜いて最初のアプローチを行った」と報じており、総額6800万ポンドのリリース条項はロドリゴの移籍金より安いといわれています。

昨季プレミアリーグは34試合8ゴール8アシスト。90分あたりのシュート3.5本はサカと僅差で、ドリブル成功2.3回はサカを超える11位です。左ウイングとトップ下が主戦場で、前線を動かすパスの精度が高く、戦い方のバリエーションを広げてくれるでしょう。ロドリゴやアンソニー・ゴードンよりハードルが低いドリブラーも、若手CBとともに注視していきたいと思います。(エベレチ・エゼ 写真著作者/Jrppezza)


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