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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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主要メディアが報じていない「サンチョが減俸を呑んでユヴェントス」はガセネタか、ガチか?

「マンチェスター・ユナイテッドとユヴェントスは、移籍金2150万ポンドで基本合意に至っている。本人は減俸を受け入れている」。これが事実なら、移籍は決まりでしょう。気になるのは、「BBC」「スカイスポーツ」「アスレティック」「テレグラフ」が報じていないこと。トップページをひととおりチェックしたのですが、ジェイドン・サンチョの名前は見当たりません

この季節によくあるアレか?楽しい話をありがとうと、スルーすべきか?「Goal」のジェイミー・スペンサー記者は、ソースはトランスファーマーケットの動向に詳しいアルフレッド・ペドゥッラ氏といっています。先週末、ファブリツィオ・ロマーノさんが新たな動きをポストしていただけに、ガセネタといわれたとしても、大いに気になります

「ジョナサン・デイヴィッドとの契約が成立した後、ユヴェントスは再びマンチェスター・ユナイテッドとジェイドン・サンチョのキャンプに電話した。フェネルバフチェは争奪戦から脱落しており、具体的な交渉は行われていない。一方、ユヴェントスは契約条件について話し合おうとしている。他のクラブも、JSのキャンプに連絡しているようだ」

今回の「Goal」の記事は、数字もリアルです。昨夏のデッドラインデーに、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがローン移籍契約を結んだ際の買取義務オプションは2500万ポンド。シーズンが終わると、チェルシーはサンチョの獲得を見送り、500万ポンドの違約金を支払っています。記事が伝えた2150万ポンドを足すと、マン・ユナイテッドの評価額をクリアします。

ユーヴェが提示した年俸は、430万ポンドとボーナスだったそうです。現在のサンチョは1300万ポンド以上といわれており、「デイリー・メール」のクリス・ウィーラー記者の「ユヴェントスは彼のサラリーの半分も負担できない」という言葉と符合します。それでも「交渉のなかで金額は引き上げられた」というジャーナリストは、「今までのどの案より有望」と主張しています。

「サンチョには他のオファーがあったにも関わらず、ユヴェントスに優先権を与えている。移籍が完了するまで、長く待たされるのを嫌がっているものと思われる」。引っかかるのは年俸の激減ぐらいで、複数のジャーナリストの話を重ね合わせると、整合性は取れています。もしかしてこれは、ガセではなくガチ?

同じタイミングで配信された「コリエッレ・デロ・スポルト」の記事にある「ユヴェントスがドゥグラス・ルイスとサンチョのスワップを画策」という話は眉唾ですが、「ビアンコ・ネリは600万~700万ポンドを提示しているが、サンチョは800万ポンドを希望している。ユヴェントスは、この金額を持続可能とは考えていない」というクダリは、「Goal」と足並みが揃っています。

7月が終わるまでには、答え合わせはできるでしょう。2150万ポンドが手に入って、1000万ポンドを超える人件費が削減できれば、エンベウモの移籍金を多少上乗せしても単年の決算ではプラスになります。サポーターとしては、主力として活躍するはずだった選手が出ていくと喜んでいてはいけないのですが、もはや背に腹は代えられず…


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