イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

止まらないアーセナル!ノアゴーア入団決定、ノニ・マドゥエケはクラブ間合意、ギョケレスとエゼは…!

チェルシーがビッグタイトル(あるいは記念のメダル)を携えてロンドンに戻り、短いバカンスに入る頃には、アーセナルは次なるシーズンに向けた補強の大半を終えているかもしれません。「NORGAARD SIGNS」。公式サイトがブレントフォードのキャプテンの入団が正式に決まったと伝えています。

母国デンマークのリンビーBKでプロデビューしたクリスティアン・ノアゴーアは、ハンブルガーSV、ブレンビー、フィオレンティーナを経て、2019年の夏にブレントフォードへ。チャンピオンシップで2シーズン、プレミアリーグで4シーズンを過ごし、196試合13ゴール18アシストというスタッツを刻んでいます。31歳になってからのビッグクラブ移籍は、想定外だったはずです。

「キャリアの後半に差しかかっていて、少し諦めかけていた夢であれば、感情的になってしまうこともある。31歳になり、ブレントフォードと新しい契約を結んだばかりだった。もちろん、ブレントフォードで奇跡が起こる可能性も少しはあるのかもしれない。しかし彼らとともにチャンピオンズリーグでプレイするというのは、現実的ではないだろう」

あのアンセムをピッチで聞くのが子どもの頃からの夢だったというノアゴーアは、「不可能と思っていたから、本当に本当にハッピー」と興奮気味に語っています。チームの守備に貢献したいといいつつ、「攻撃に参加する自由も与えられるといいね」と付け加えたベテランMFのささやかな希望は、むしろ歓迎されるのではないでしょうか。

7月1日にケパ・アリサバラガ、7月6日にマルティン・ズビメンディ、そして7月10日にノアゴーア。次々と新戦力をゲットしているクラブは、懸案のウインガーも獲得寸前に漕ぎ着けたようです。「Noni Madueke to Arsenal, here we go!」。ファブリツィオ・ロマーノさんが、「X」のアカウントのTOPにポストを固定しています。

オファーが伝えられてから1日で合意に至ったのは、アドオン込みで5000万ポンドというアーセナルの希望をチェルシーが丸呑みしたからでしょう。23歳のウインガーは、既に5年契約を承諾しており、日曜日のパリとの決戦を終えたら一気に手続きが進みそうです。来週になれば、本丸のストライカーも決まるでしょう。ヴィクトル・ギョケレスを巡る交渉はゴールに向かっています。

ポルトガルメディア「ア・ボラ」によると、総額8000万ユーロ(6900万ポンド)は共通認識となっており、「6500万ユーロとアドオン1500万ユーロ」「7000万と1000万」の2案で議論がなされているそうです。ヌーノ・ラポソ記者は、「アーセナルから3日間連絡がなく、交渉が頓挫する懸念がある」といっていますが、メールも送れないほど大変な仕事があったのでしょう。

ファブリツィオ・ロマーノさんは、「ギョケレスがトレーニングに現れる可能性はゼロ。彼はスポルティングCPに参加しないと伝えている」「Only Arsenal」といい切っており、アジアツアーが始まる前に正式なアナウンスがあるはずです。「5日でひとり」のペースをキープしているクラブは、25日までにエベレチ・エゼも「Done Deal」に持ち込むのでしょうか。

「27歳のイングランド代表の契約は残り2年で、6000万ポンドのリリース条項と800万ポンドのオプションが含まれている」。信頼性の低い情報は迷わずゴシップのコーナーに放り込む「BBC」が、サミ・モクベル、ノエル・スリニー、タイリース・キングの3名の記者を付けているのは、アーセナルの本気度が高いと見ているからなのかもしれません。

「有力なソースによると、クリスタル・パレスの関係者はエゼに対するアーセナルの関心を把握している。エゼは移籍に前向きだが、イーグルスはリリース条項の全額を要求する見通し」。スポーツブランドライターのサミュエル・ミード氏が「ミラー」に寄稿した記事はより具体的で、「アーセナルは2000万ポンドずつ3回の分割で支払う意向」とレポートしています。

なるほど、エゼもすんなり決まってしまいそうな雲行きです。それにしても、これほどのハイペースで高額のディールを続々と決めにいくクラブを見たことはなかったように思います。アンドレア・ベルタSDの手腕を称えつつ、アルテタ監督の強烈なプレッシャーを想像して恐れおののいています。不可能を可能にするのは、賢い10人が持ち寄った知恵よりひとりの狂気なのでしょうね…。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す