2025.07.16 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
アーセナルの最大の補強はアンドレア・ベルタ?新戦力6人とヌワネリの契約を進めた怒涛の2週間!

ブレシア出身の元銀行マンは、この世界で23年のベテランディレクターで、データ分析とスカウティングの手腕は欧州屈指と評されています。カルペネドーロ、パルマ、ジェノアで戦力強化に尽力した後、2013年にアトレティコ・マドリードのTDに就任。グリーズマン、オブラク、ロドリなどの才能の発掘によって、ラ・リーガの頂点に立てるチームを構築しました。
2025年3月の就任からすぐに、ミケル・アルテタとのパートナーシップのあり方とプレミアリーグのカルチャーを把握し、既に指揮官の戦術と求めるタレントを理解しています。7月1日のケパ・アリサバラガから、ズビメンディ、ノアゴーア、ノニ・マドゥエケ、ギョケレス、モスケラと続く怒涛の獲得ラッシュは、デッドラインデーの3日前でもなかなか見られるものではありません。
新戦力6人の移籍金は、アドオンを除くと1億9000万ポンドを切っています。5500万ポンドのギョケレスと1500万ポンドのモスケラは明らかにお買い得で、500万ポンドのケパと1000万ポンドのノアゴーアもコストパフォーマンスがよさそうです。5100万ポンドのリリース条項があったズビメンディは、分割払いで5500万ポンドなら予定通りといえます。
5200万ポンドのノニ・マドゥエケは賛否両論あるようですが、こちらはアドオン込みです。「サカとマルティネッリのバックアッパー」というと高く感じられますが、ロドリゴやアンソニー・ゴードンは移籍金が7000万ポンド以上で、ニコ・ウィリアムズのサラリーはガナーズの主力レベルです。これらと比べると、チームの秩序を守る悪くない選択といえるのではないでしょうか。
ノニ・マドゥエケはすべての手続きを終えており、モスケラはバレンシアとのドキュメントの確認を済ませています。ロンドンにいるCBは、メディカルチェックを無事に通過すれば、週末には正式発表となるでしょう。新戦力の獲得交渉と並行して、ガブリエウとルイス=スケリーの契約を延長したSDは、18歳のレフティとの新たな契約も締結寸前に漕ぎ着けたようです。
「アーセナルは、イーサン・ヌワネリとの新契約に関する交渉の最終段階にある。これによってプレイメーカーがチームを去る可能性はなくなり、長期的な将来が確約される。ヌワネリは、現行の契約が残り12ヵ月となっており、プレミアリーグ内外から大きな関心が寄せられていた。しかしイングランドU-21代表にとっては、8歳で入団したクラブへの残留が常に最優先だった」(デヴィッド・オーンスタイン/アスレティック)
速攻炸裂の夏の補強は、いよいよ最後のひとりとなったようです。「フットボールロンドン」のトム・カントン記者と「talkSPORT」のベン・ジェイコブズ記者によると、アンドレア・ベルタSDはクリスタル・パレスにコンタクトを取り、エベレチ・エゼのリリース条項にある総額6800万ポンドを下げようとしているとのこと。本人は乗り気で、クラブ間合意に到達すれば一気に進みそうです。
7人めのディールが成立すれば、残るタスクはリース・ネルソン、ファビオ・ヴィエイラ、サンビ・ロコンガらの売却がメインとなります。フェネルバフチェと個人合意と報じられたトロサールは、2000万ポンドをトルコが呑めば決まると報じられています。公式戦124試合28ゴール23アシストのベルギー代表FWは30歳で、今が売り時でしょう。
この夏の新戦力は、全員揃って「アーセナルへの移籍を熱望している」と伝えられています。ズビメンディは「これこそが求めていた移籍であり、実現したかったこと」とテンションが上がっており、ノアゴーアはガナーズの16番を着た息子を見て涙ぐんでいました。情熱的なトークと丁寧なサポートも、新たなSDの武器なのでしょう。天晴れのひとことです。
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