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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

最初のオファーから44日。マンチェスター・ユナイテッドのエンベウモ獲得交渉が進まない理由。

最初のオファーは6月4日。マテウス・クーニャの入団が発表された直後でした。2人めのターゲットとして、ブライアン・エンベウモに狙いを定めたマンチェスター・ユナイテッドは、移籍金4500万ポンドとアドオン1000万ポンドをあっさり拒否されました。ブレントフォードは、マテウス・クーニャの6250万ポンドを超える額を要求していると報じられていました。

2度めのオファーは、6月23日。移籍金5500万とアドオン750万ポンドは、先に獲得したブラジル代表FWと同額です。ブレントフォードは、これも却下。「マンチェスター・ユナイテッドに行きたい」といっていたエンベウモはこの4日後、ブレントフォードとスパーズに「移籍するならオールド・トラフォード」と決意を伝えています。

それから3週間が過ぎても、新たなニュースはありません。7月1日に、ブレントフォードのフィル・ジャイルズFDが「エンベウモが来シーズンも残留しても、さほど驚かない」と語ったと伝えられてからは、「マンチェスター・ユナイテッドは楽観視している」「エンベウモは、なかなか決まらない状況に苛立っている」といった断片的な話が聞こえてくるのみです。

交渉が難航している間に、アーセナルがノアゴーアを獲得しました。トーマスと決別したガナーズは、数日でクラブ間合意に持ち込んでいます。マンチェスター・ユナイテッドは、なぜ止まっているのか。打開策はあるのか。今週に入ってから、「アスレティック」と「スカイスポーツ」が近況を報じています。

「ブライアン・エンベウモの評価額を巡って、マンチェスター・ユナイテッドとブレントフォードの間には依然として大きなギャップが存在している。両者の希望額には、数百万ポンドの開きがある。ここ数週間、目立った進展はなく、契約の成立は目前とはいえない。それでもユナイテッドは、カメルーン人FWの獲得に向けて交渉を継続している」(デヴィッド・オーンスタイン/アスレティック)

「マンチェスター・ユナイテッドは、契約は成立すると自信を持っている。われわれが注目している3回めのオファーが、最後になるだろう。彼らはプレシーズンツアーに出発する前に、この件を解決したいと考えている。重要なのは総額と支払いの構造だ。ブレントフォードは、6500万ポンドの大半を前払いにすることにこだわっている」(マーク・マカダム/スカイスポーツ)

世界王者のチェルシーと復権をめざすマンチェスター・シティは、クラブワールドカップが始まる前に複数の新戦力を押さえており、アーセナルとリヴァプールは高額の移籍金が必要なキーマンを続々と決めています。ビッグ6で即戦力がひとりは、マンチェスター・ユナイテッドのみ。プレミアリーグ15位のクラブは、昨季と変わらない顔ぶれで開幕を迎えるのでしょうか。

ブライアン・エンベウモは先週末で夏休みを終え、キース・アンドリュース監督のチームに合流してトレーニングを始めています。マン・ユナイテッドの「自信あり」は、本人の心変わりがないようフォローできていると受け取っていいのでしょうか。補強も売却もこれほど進まないとは…。ご本人ともども、いずれ決まるはずと信じて待つしかありません。


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