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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

エゼの争奪戦と報じられたチェルシーとアーセナルは、退団志願のシャビ・シモンズもガチンコ勝負?

「シャビ・シモンズはクラブのなかでも、すぐにでも退団したいと公言している。彼はライプツィヒでプレイしたくないようだ。現在、トランスファーマ-ケットで大きな動きがある。彼の弟が代理人を務めており、エピックからも支援を受けている。エピックは非常に大きなエージェントで、プレミアリーグとの強力なコネクションを数多く持っている」

発言の主は、「スカイ・ドイツ」のフロリアン・プレッテンベルク記者。シャビ・シモンズはプレミアリーグに興味を抱いており、手を挙げてくれるクラブを探しているそうです。「チェルシー、あるいはアーセナルの動向を見てみよう。バイエルンという噂もあったけど、実際に動いているかどうかは何ともいえない」。ドイツ王者が、すぐに決めにいく可能性は低いようです。

「バイエルンは、トランスファーマーケットの後半ならあるかもしれない。でも、今すぐではない。われわれは、彼が5000万、6000万、あるいは6500万ユーロでライプツィヒを去ることができると確信している」。ポンドに換算すると、4300万~5600万です。彼の主張が事実なら、6800万ポンドのエベレチ・エゼや、7000万以上ともいわれるロドリゴより安い買い物になります。

バルセロナのラ・マシア出身のシャビ・シモンズは、16歳のときにパリ・サンジェルマンと契約し、トゥヘルとポチェッティーノのチームでリーグアン7試合に出場しました。将来を嘱望されながらも、スター揃いのチームでは主力として評価されず、19歳だった2022年にPSVにローン移籍。2022-23シーズンのエールディヴィジで19ゴールをゲットし、得点王に輝いています。

シーズンの終わりにパリに買い戻されたのですが、またもローンでライプツィヒへ。ブンデスリーガの初年度は32試合8ゴール13アシスト、2024-25シーズンは25試合10ゴール7アシストというスタッツを残しています。2025年1月には完全移籍にシフトし、ライプツィヒは移籍金5000万ユーロとアドオン3000ユーロを支払うと報じられました。

フロリアン・プレッテンベルク記者が伝える今回の移籍金は、ドイツのクラブが損失を出さずに手離せる金額と考えるのが妥当でしょう。「エベレチ・エゼの争奪戦」と報じられたアーセナルとチェルシーの動きが見えなかったのは、同時並行でシャビ・シモンズの獲得も検討されていたからかもしれません。

「スカイ・ドイツ」の速報の後、「ライプツィヒでの契約は残り2年で、移籍金は7000万ユーロ以下になる可能性がある」とポストしたファブリツィオ・ロマーノさんは、「シャビ・シモンズ陣営がチェルシーに扉を開き、直接コンタクトを取っている。クラブ間の交渉は火曜日から始まり、ライプツィヒと契約条件について話し合う」と続報を配信しています。

PSV時代は前線のすべてのポジションをこなし、ライプツィヒでの主戦場は左サイドとトップ下。得点力、ユーティリティ、プレイの柔軟性はエゼより上といっていいでしょう。守備の意識を気にする声もあるようですが、激しいプレスや泥くさいスライディングも厭わない選手で、プレミアリーグの経験がないこと以外に懸念材料はありません。

27歳のイングランド代表が6800万ポンドで、22歳のオランダ代表が6000万ポンド以下なら…!とはいえ、FFPが足枷となっているチェルシーは余剰戦力の売却が必要で、アーセナルもギョケレスの決着が優先です。マーケットでの動きが速いチェルシーが本命で、ロドリゴとアデモラ・ルックマンも視野に入れているアーセナルは見送りでしょうか。続報を待ちましょう。(シャビ・シモンズ 写真著作者/Graafdegraaf)


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