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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ウーゴ・エキティケが入団決定!リヴァプールの次なるテーマは、左サイドとCBの強化と…?

ウーゴ・エキティケ、リヴァプール入団決定!フロリアン・ヴィルツにプレミアリーグレコードの1億1600万ポンドを投じたレッズは、23歳のストライカー獲得においても7900万ポンドというビッグマネーを費やしています。「スカイスポーツ」によると、イニシャルは6900万ポンド。アドオンの1000万ポンドは、トロフィーと選手のパフォーマンスに応じて追加されます。

ママルダシビリ、ジェレミー・フリンポン、ケルケズとヴィルツ、エキティケを足すと2億9350万ポンド。フェデリコ・キエーザしか獲らなかった1年前の鬱憤を晴らすようなビッグサマーです。売却益のほうは、アレクサンダー=アーノルド、ケレハー、クアンサー、ナット・フィリップスで6600万ポンド。マイナスが2億を超えても、PSR違反は気にしなくていいそうです。

さて、エキティケの話に戻りましょう。2021-22シーズンのスタッド・ド・ランスで公式戦27試合11ゴール5アシストと頭角を現したストライカーは、スターがひしめくパリでは輝けず、2024年2月にフランクフルトにローンで移籍しました。最初の半年は16試合4ゴール2アシストで、ドイツのクラブは買い取りオプションを行使。2024-25シーズンに、大ブレイクとなりました。

公式戦48試合22ゴール12アシスト、ブンデスリーガ33試合15ゴール8アシスト。フランクフルトを3位に導いたエキティケは、ハリー・ケインをしのぐリーグTOPのシュート115本という数字を残しており、チャンスクリエイト44回とシュートにつながったドリブル44回もNo.1です。190cmでも空中戦は得意とはいえませんが、スピードはフットボールの母国でも絶賛されるでしょう。

懸念があるとすれば、当たりが強いプレミアリーグへの適応と、フランクフルトとリヴァプールの違いでしょう。「相手に持たせてカウンター」を強みとするチームと、昨季プレミアリーグで2位のポゼッション57.9%のチームでは、求められる役割が変わってきます。持ち味を出せなかったパリでの苦い経験を、マージーサイドで活かせるかどうかが問われそうです。

首尾よくゴールゲッターを押さえたリヴァプールの次なるテーマは、左サイドとCBの強化です。退団志願のルイス・ディアスは、高額のサラリーを約束してくれるバイエルンに向かうといわれており、ダルウィン・ヌニェスとフェデリコ・キエーザも放出候補です。「移籍に前向きなロドリゴの代理人にコンタクト」という話が事実なら、この夏の出費は4億ポンドを超えるでしょう。

クアンサーが抜けたCBは、クリスタル・パレスのマーク・グエイか、アストン・ヴィラのエズリ・コンサか。懸案のポジションに2人の即戦力を加えられれば、リヴァプールほ補強は完了…いや、売却が順調に進むとフロントスリーは手薄ですね。エキティケを獲得してもなお、イサクにチャレンジするのでしょうか。今の彼らは、ノーと笑えない狂気を感じるのですが…!


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