2025.07.30 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
チェルシーがジョアン・フェリックスを4370万ポンドで売却!ジョエル・ハトの獲得交渉は順調!

イニシャルは2620万ポンドで、1750万ポンドはアドオン。これだけだと130万ポンドのマイナスとなりますが、昨シーズンのACミランへのローン移籍で500万ポンドのレンタルフィーを受け取っており、アドオンの条件を満たせばクリアというお話です。これがメインのトピックスになるのは、パフォーマンスに特筆すべきものがないからでしょう。
チェルシーにローンで加わった2022-23シーズンは、20試合4ゴール。昨年の夏に完全移籍となったものの、プレミアリーグでは12試合1ゴール1アシストという冴えない数字しか残せませんでした。カンファレンスリーグと国内カップを足すと、20試合7ゴール2アシストですが、マレスカ監督の戦術にはうまくはまらなかったと評価するのが妥当でしょう。
「Transfermarkt」によると、アトレティコ・マドリード、チェルシー、アル・ナスルがジョアン・フェリックスのために投じた移籍金はトータルで1億9500万ポンドで、ネイマール、ルカク、クリスティアーノ・ロナウドに次ぐ歴代4位だそうです。 移籍金を「期待料」と考えると、「欧州で最も期待外れだった選手」として名を残してしまうのかもしれません。
これまでの個人表彰13回のうち、9回は2018-19シーズンのベンフィカで、43試合20ゴール11アシストは今でもキャリアハイです。当時はティーンエイジャーで、まさに早熟の天才。スペインに渡ってからは、2021-22シーズンの「サポーターが選ぶ年間最優秀選手」以外に、これといったアワードはありません。
ペトロヴィッチ、ケパ、ノニ・マドゥエケ、ベッティネッリ、ジョアン・フェリックスを売り抜けたチェルシーは、補強に充てる資金として1億3000万ポンドを調達しました。これに対してリアム・デラップ、バイノー=ギッテンス、ジョアン・ペドロ、エステヴァン・ウィリアン、エスゴ、ママドゥ・サールらの獲得総額は、アドオン込みで2億1200万ポンドとなっています。
UEFAにFFP違反を咎められたクラブは、「この夏の移籍収支をプラスにしなければ、CLで新戦力の登録NG」という次なるペナルティを喰らうリスクを抱えています。ジョエル・ハトやシャビ・シモンズを獲得するためには、スターリング、チルウェル、レナト・ヴェイガ、アルマンド・ブロヤ、エンクンク、デューズバリー=ホール、チュクエメカらの放出が必須です。
ファブリツィオ・ロマーノさんによると、ジョエル・ハトを巡るアヤックスとの交渉は順調で、本人はロンドンに行きたがっているそうです。「スカイスポーツ」のアンソニー・ジョセフ記者とカヴェ・ソルヘコル記者も、「両者は合意に近づいており、水曜日の協議で一気に状況が変わる可能性がある」と伝えています。
ライプツィヒから離れたいと公言しているシャビ・シモンズも、「近日中に正式なオファーが提示される予定」と報じられており、プレミアリーグの開幕前に決まる可能性が高まっています。2人合わせると1億ポンドを超えそうですが、UEFAと握手しつつ、弱点をつぶし込む理想の夏は実現するのでしょうか。8月も、彼らとリヴァプールがマーケットの主役になる雲行きです。
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