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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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クラブ史上最年少の17歳でキャプテン!チェルシーがジョエル・ハト獲得でアヤックスと合意!

チェルシーがアヤックスのジョレル・ハト獲得で合意に達したようです。移籍金は最大で3550万ポンド。チェルシーが将来、売却した際にアヤックスがマージンを受け取れるセルオン条項も含まれていると報じられています。19歳のオランダ代表DFは、アヤックスの経営ボードによる最終承認を経てロンドンへ渡航し、メディカルチェックを受ける予定です。

オランダのスパルタ・ロッテルダムでキャリアをスタートさせたジョエル・ハトは、12歳でアヤックスのアカデミーに加わりました。トップチームデビューは17歳だった2023年1月で、既に公式戦111試合に出場。2023年12月のヨーロッパリーグのAEKアテネ戦では、クラブ史上最年少のキャプテン(17歳282日)としてリーダーシップを発揮しています。

2023-24シーズンのエールディヴィジでは、大半がCBだったのですが、昨シーズンは最後の2戦以外は左SBです。ウェストロンドンでは、マルク・ククレジャ、レヴィ・コルウィル、ブノワ・バディアシルがライバルになります。「アスレティック」のアンディ・ジョーンズ記者とマーク・ケアリー記者は、「欧州で最も有望なDFのひとり」と絶賛しています。

「アヤックスのアカデミー出身で、テクニックに優れ、ポゼッションでは自信に満ちている。ボールを支配するチームでプレイすることに慣れており、自らのパスレンジでボールを扱うときも、ドリブル突破のチャンスでも冒険を恐れない。昨シーズンのエールディヴィジでパス成功率89%を記録しており、これを上回るSBはPSVのリッチー・レデズマのみだった」

先読みができるDFでデュエルも信頼できるものの、空中戦は得意とはいえず、プレミアリーグの当たりの強さへの対応も時間を必要とするかもしれません。開幕からしばらくは、今や絶対的な存在となったククレジャのバックアッパーになりそうですが、「数年後にレギュラーになってくれれば」というような将来投資ではありません。

「スカイスポーツ」のアンソニー・ジョセフ記者とカヴェ・ソルヘコル記者は、当初のアヤックスの評価額は5200万ポンドだったと伝えています。これに対して、個人合意を得てから交渉に臨んだチェルシーは、セルオン条項を提示するなどでイニシャルを下げることに成功しました。「7年契約で基本給は安く、インセンティブは高額」は、若手シフトしてからの定番の契約です。

リアム・デラップ、ジョアン・ペドロ、バイノー=ギッテンス、エステヴァン・ウィリアン、ダリオ・エスゴ、ママドゥ・サール、そしてジョエル・ハト。7人の有望株を押さえた世界王者は、ライプツィヒのシャビ・シモンズを獲得したら、余剰戦力の売却に完全シフトするはずです。リヴァプールやアーセナルとの距離は詰まったのか?開幕が楽しみです。(ジョエル・ハト 写真著作者/Voice of America (Aziz Karimov))


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