2025.08.08 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
マンチェスター・ユナイテッドの要求は5000万ポンド…ガルナチョはチェルシーに買い叩かれるのか?

ライプツィヒから打診があったタイリーク・ジョージが残留となれば、左右の枚数は揃っています。ヨーロッパリーグのファイナルの起用法を巡って、ルーベン・アモリムと揉めたアレハンドロ・ガルナチョが入る余地はあるのでしょうか。プレミアリーグでプレイしたがっている21歳のアルゼンチン代表は、チェルシーからのオファーを待ち続けているようです。
ファブリツィオ・ロマーノさんと「テレグラフ」のサム・ウォレス記者は、「ガルナチョは依然としてチェルシーのターゲット」といっています。6月から獲得をめざしていたウェストロンドンは、他のポジションの補強を優先していた時期があったのですが、最近になって再度ガルナチョに目を向けていると報じられています。
しかしこの交渉は、難航が予想されています。「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェス記者によると、マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーに通告した移籍金は5000万ポンド。余剰戦力のなかで、最もキャッシュ化が望める資産のディスカウントは避けたいはずです。対してチェルシーは、イニシャルの金額をぎりぎりまで落とそうとしています。
オールド・トラフォードでは前線の大改革が進んでおり、ベンヤミン・シェシュコ、マテウス・クーニャ、ブライアン・エンベウモに2億ポンドを超えるビッグマネーが投じられました。ルーベン・アモリムはセントラルMFも強化したいと考えており、このディールで資金を得られるかどうかは今後の補強の可否に直結しそうです。
一方、チェルシーはガルナチョはいずれ獲得できると確信しているように見えます。「テレグラフ」のサム・ウォレス記者は、「チェルシーは、既に若きアタッカーに関する身元調査をすべて完了している」と報じています。彼はブルーのシャツを望んでおり、ナポリやレヴァークーゼンのオファーは断ると見切っているようです。
腹の探り合いが続くなかで、チェルシーがニコラス・ジャクソンやクリストファー・エンクンクとのスワップを打診したこともありましたが、シェシュコとエンベウモの入団でその選択肢は消えています。アーセナルがノニ・マドゥエケに支払った額を基準と考えているクラブと、アモリムのチームには残れないと足元を見ているクラブは、妥結できるラインを見出せていません。
残り時間が少なくなるにつれ、追い込まれるのは何としても売りたいマンチェスター・ユナイテッドのほうです。移籍金の額をよりシビアに捉えているのは、チェルシーでしょう。UEFAにFFP違反を咎められた際に、トランスファーマーケットの収支が赤字ならCLに新戦力を登録させないといわれており、歩み寄りがなければ見送るというカードも隠し持っているはずです。
チェルシーの粘り勝ちとなりそうなバトルで、マン・ユナイテッドは踏み止まれるのか。ガルナチョに関心ありと報じられたアストン・ヴィラが本人の選択肢にならないなら、アーセナルやリヴァプールが乗り込んでくれると状況は変わるのですが…。クラブや監督と揉めて退団必至となると、移籍金は下落すると肝に銘じなければなりません。ギョケレスも、安かったですよね。
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