2025.08.10 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
マンチェスター・ユナイテッドの次なる獲得候補、カルロス・バレバとドンナルンマはどちらも微妙…!

3-4-2-1の前線をすべて刷新する2億ポンド超えのビッグディール。ブルーノ・フェルナンデスは中盤センターに下がり、アマド・ディアロは右のアウトサイドが定位置になるようです。ドレッシングルームも変化を遂げており、ブルーノとマグワイア、リサンドロ・マルティネス、ダロト、ヒートン、マズラウィが新たなリーダーシップグループを形成しています。
昨年から手がけてきたリストラとコスト削減には賛否両論あるものの、財政の立て直しによって新たな投資余地が生まれているのは事実です。ガルナチョ、サンチョ、アントニーの売却が決まれば、さらなる補強が進められるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドの目下の補強ポイントは、セントラルMFとGK。いずれも明確なターゲットが存在します。
中盤センターは、ブルーノ・フェルナンデスの相棒探しです。カゼミーロの起用は3バックの前にスペースが空くリスクとセットで、キャプテンとメイヌーの共存が成立するかどうかは未知数です。ウガルテは守備を強みとするファイターで、ビルドアップや前線へのフィードはもの足りないと評価されています。
「アスレティック」のマーク・ケアリー記者とリアム・サーム記者は、「守備力、キープ力、運動量を兼ね揃えたタイプが必要で、現状の本命はブライトンのカルロス・バレバ」とレポートしています。中盤を仕切る力と運動量、馬車馬のようなドリブルは魅力的ですが、売る気がないブライトンの要求額はモイセス・カイセドと同額の1億1500万ポンドだそうです。
余剰戦力を整理したうえで、ホイルンドをミランにローン移籍させたとしても、シェシュコを上回る難易度のスーパーイリュージョンショーは企画倒れに終わるでしょう。より現実的なのは新守護神で、パリのジャンルイジ・ドンナルンマは今や放出候補です。昨季の欧州王者は、土曜日にリールのGKリュカ・シュバリエと5年契約を締結しました。
「ESPN」のジュリアン・ローレンス記者によると、総額5500万ユーロ(4760万ポンド)はレギュラーのGKへの投資で、パリはドンナルンマを引き留めるつもりはないようです。チェルシーやインテルが興味を示すなかで、マンチェスター・ユナイテッドはドンナルンマの代理人エンツォ・ライオラとコンタクトを取ったといわれています。
パリとの契約が残り1年となった守護神は、ルイス・カンポスSDが構築した新たなサラリー体系を拒否。ベースが低額でインセンティブの比率が高い契約にサインせず、昇給を主張し続けたそうです。昨季CLでのビッグセーブ連発を思い出すと肩入れしたくなりますが、パスワークと足元のコントロール重視のルイス・エンリケ監督の評価も高くないと伝えられています。
稀代のショットストッパーを手離してオナナを獲得したクラブが、ドンナルンマをほしがっていると聞くと、「フィオレンティーナから来たGKにそのまま残ってもらったら?」といじりたくなりますが、それはさておき。移籍金2600万ポンドはいいとしても、週給21万ポンドはリスキーです。経営ボードは、ラシュフォードやサンチョが売れない理由を考えて判断するべきでしょう。
サラリーで揉めた選手が減給を呑むとは思えず、笑ってスルーが正解ではないでしょうか。自信を取り戻したらいけそうなオナナを残しつつ、3000万ポンド以下で獲得できそうなエミリアーノ・マルティネスを押さえて、1年はダブルでまわすのが賢明と思われます。3人の写真を見ているうちに、アーセナルに勝てる気が…いや、調子に乗るのは実際に勝ってからにしましょう。(ジャンルイジ・ドンナルンマ 写真著作者/Paté kroute)
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