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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

退団志願のイサクは激怒、入団希望のニコラス・ジャクソンはイサク待ち…どうなるニューカッスル?

「私は常に、極めてバランスの取れた視点で物事を捉えるように努めている。いいときは、自分たちが思っていたほどよくはない。悪いときも、思うほど悪くない。今はニュートラルだ。直面している課題はわかっている。われわれにとって未知の領域だけど、困難な時期を乗り越えれば、より特別なものを築くことができると信じている」

「現在の最優先事項は、在籍している選手たちが適切な状態でプレイできること。そして彼らが期待されていることをきちんと理解し、外部からのネガティブなノイズに対処できるだけの強靭さを保つことだ。それらはわれわれの責任ではないけれど、ネガティブな要素は排除し、強固な団結を築く必要がある」

エディ・ハウ監督のスタイルに倣って、リアム・デラップ、ジョアン・ペドロ、マテウス・クーニャ、エンベウモ、エキティケ、シェシュコをすべて獲り逃したというネガティブな事実は、脇に置いておきましょう。カラバオカップを制し、プレミアリーグのTOP5に食い込んでCL出場権を獲得したチームは、主軸が全員残って欧州最高峰の舞台でチャレンジしようとしています。

オフシーズンに退団となったのは、カラム・ウィルソン、ロイド・ケリー、ショーン・ロングスタッフ、ドゥブラフカといった面々で、代役を探すのはさほど難しい仕事ではないでしょう。ニック・ポープの競争相手としてアーロン・ラムズデールが加わっており、手薄だったジェイコブ・マーフィーのサイドにはアントニー・エランガを引き入れています。

30代のベテランが4人のCBは、ACミランのマリック・ティアウが 移籍金3500万ポンドで合意間近となっています。24歳のドイツ代表DFは、既にメディカルチェックを受けており、「ミランでプレイできてよかった」と過去形で話しています。意中の選手をビッグクラブに奪われながらも、補強は進んでいるといえるでしょう。

彼らが抱えている唯一の問題は、アレクサンデル・イサクとの関係がこじれてしまったことです。「テレグラフ」のルーク・エドワーズ記者によると、ニューカッスルの経営ボードはイサクに対して「売却はない」「リヴァプール移籍は認めない」と通告したとのこと。激怒したイサクは感情的になっており、エディ・ハウ監督はチームから離れて練習するよう指示したそうです。

クリスタル・パレスに敗れたリヴァプールは、ウイングとCBが足りないと認識しているはずで、1億5000万ポンドを主張しているクラブに対する2度めのオファーを諦めるかもしれません。チェルシーのニコラス・ジャクソンがニューカッスルへの移籍を熱望していると伝えられていますが、イサクが動かなければこちらも成立しないでしょう。

イサクが移籍できないという現実を受け入れてチームに合流し、ニコラス・ジャクソンがブルーズ残留となっても、ブレントフォードのウィサはマグパイズに加わる可能性があります。カラム・ウィルソンをウィサにチェンジしただけという着地は、指揮官にしてみれば、「イサクの反乱は悪い状況に見えるが、結末としては悪くない」となるではないでしょうか。

月曜日には、「レスターのMFエル・カンヌスの獲得を検討」という記事が出ていました。本人をその気にさせれば、リリース条項の2250万ポンドは悠々とクリアできるでしょう。ビッグネームの争奪戦で負け続けたといっても、デッドラインデーまで3週間が残されています。選手たちのモチベーションが高いエディ・ハウのチームが、どんな進化を遂げるかを見届けたいと思います。


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