2025.12.25 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
イサクの負傷で新戦力獲得のエンジンがかかるのか?前線を強化したいリヴァプールの選択肢は…!
「多くの点で意見が異なる。ミッキー・ファン・デ・フェンはDFとして、ゴールを防ぐためにあらゆる手を尽くす。これはトランジションだ。彼は必死にスプリントした。ボールがサイドに流れた瞬間、シュートをブロックしようと全力を尽くし、スライディングを試みた。不幸にもイサクがそこに軸足を置いたため、実際より悪質に見える結果となった」(トーマス・フランク)
土曜日のトッテナム・ホットスパー・スタジアムで起こったアクシデントを巡って、両チームの監督が対立しています。リヴァプールがショートカウンターを仕掛けたのは56分。ヴィルツが縦に出したラストパスに走り込んだイサクは、左足でシュートを決めた後、ファン・デ・フェンのスライディングで足を挟まれ、転倒しました。
左足を押さえて呻いていたストライカーは、自力で立てず、メディカルスタッフに肩を抱えられてピッチを後にしました。翌日のMRI検査で腓骨骨折と診断され、すぐに足首の手術を受けており、シーズンアウトの可能性を否定できないようです。選手たちは直接話し、和解したと伝えられていますが、ようやく調子を上げてきた9番を失ったレッズの指揮官は納得いかないでしょう。
一方、スパーズの指揮官は、「どんなDFにとっても、ナチュラルなリアクション。あれをやらなかったら、真のDFではないと考える」といっています。失点を防ごうとしたCBを守りたい気持ちはわかるものの、問題はプレー選択ではなく、両足で左足を挟む格好になったことです。イサクの負傷の有無に関わらず、危険なプレイとしてレッドカードを出すべきだったと思います。
ジャッジを巡る論争も、プレイに対する指揮官の見解も、正しいと支持されたとて、厳しい状況は変わりません。プレミアリーグ史上最高額となる1億2500万ポンドのストライカーを半年失えば、1000万ポンドを超える損失となります。コストも痛手ですが、サラー、ガクポ、フェデリコ・キエーザ、エキティケの4人で3つのポジションをカバーするのも難しいでしょう。
冬の補強における最優先ターゲットは、CBだったはずです。夏のトランスファーマーケットで4億5000万ポンドを投じたリヴァプールは、売却で2億ポンド以上を回収しており、予定外のストライカーの獲得は問題ないといえます。とはいえ、先々のチームマネジメントを考えると、ワールドクラスのストライカーが3人は不満の原因となりそうです。
トロサールやマルムシュのように、トップもサイドもこなせるタイプを獲得するか。エリオットのレンタルバックはアストン・ヴィラ次第ですが、現在は明らかに戦力外となっており、可能性はゼロではありません。サラーとガクポがセンターでプレイする機会を増やしつつ、フィット感を高めているフェデリコ・キエーザの出番を増やすという選択肢もあります。
リヴァプールの動向を注視しているジャーナリストのインディ・カイラ氏は、レッズの獲得候補として、パリのブラッドリー・バルコラ、コリンチャンスのメンフィス・デパイ、アトレティコ・マドリードのアレクサンデル・セルロートを挙げています。契約延長交渉が行き詰まっているバルコラはおもしろそうですが、他の2人はプレミアリーグでの失敗経験が気になります。
セメンヨの争奪戦でマン・シティに出し抜かれたのは、スロット監督の了承が遅れたからと伝えられています。イサクの負傷で、新戦力獲得にエンジンがかかるのでしょうか。プレミアリーグの連覇は、上がコケてくれないと話題にできませんが、優勝候補の一角を崩して3位フィニッシュなら現実的な目標といえます。リチャード・ヒューズSDの年明けの動きに注目しましょう。
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