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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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左サイドとトップ下をどうする?期待高まるイングランド代表のベストメンバーを選んでみました!

アルバニアに0‐2で勝って、8戦全勝。ワールドカップ欧州予選のイングランド代表は、パーフェクトといっていいでしょう。トータル22ゴールで、失点はゼロ。ボーウェン、ウォートン、クアンサー、ニコ・オライリーを試したラストマッチは、危険なシーンがいくつかあったものの、フリーで打たせずクリーンシートで終えています。

今季のバイエルンで17試合23ゴールと絶好調のハリー・ケインは8戦8発。イングランド代表の歴代最多ゴール記録を78に伸ばしています。来年の夏、北米で7ゴールをゲットしたら、ミロスラフ・クローゼのワールドカップ通算16ゴールに並びます。初出場のハーランドが一気に17ゴールを決めるより、高い確率といえそうです。いや、どうでしょう。

2024年のユーロのファイナリストは、トーマス・トゥヘル監督の下で攻撃力を高めており、本大会の予想で優勝候補に挙げられるはずです。現地メディアの記者のなかには、ハイテンションで「ハリー・ケインは世界一」と口走る方もいて、その都度「ハーランドは!」とツッコミを入れる日々が続いています。イタリア戦のノルウェーのゴールラッシュ、凄かったですね。

さて、今回のイングランド代表が成功するかどうかは、「四天王が元気で揃うかどうか」にかかっているといっても過言ではないでしょう。ジョーダン・ピックフォード、ジョン・ストーンズ、デクラン・ライス、ハリー・ケイン。アーセナルで相当走らされるであろうデクラン・ライスと、負傷が多いジョン・ストーンズが不在となれば、苦しい戦いになる可能性が高まります。

CBはコンサとマーク・グエイのコンビでいけるかもしれません。しかし、中盤の人選は悩ましいのひとことです。汗をかきまくってパスを出しまくるエリオット・アンダーソンは当確。問題は、相棒です。アダム・ウォートンは時折見せるボールロストが懸念材料で、カーティス・ジョーンズはつなぎ役で終わってしまうかもしれません。

コビー・メイヌーの復活を待ち焦がれているのは、マンチェスター・ユナイテッドのサポーターだけではないでしょう。悩ましいポジションといえば、左サイドと10番も現地記者の議論のテーマです。フルバックはルイス=スケリー、リヴラメント、ルイス・ホール、ニコ・オライリー、ジェド・スペンス。ガナーズの19歳は、プレミアリーグの出場試合数が問題になっています。

記者たちの声を拾ってみると、リヴラメントを支持する声が多いようですが、右利きのレフトバックに抵抗を示す層が存在します。2列めに目を移すと、右サイドは「サカ、コール・パルマー、フォーデン、ボーウェンのなかから調子がいいヤツ」といった乱暴な選び方でもいけそうですが、左サイドは「サウスゲートの呪い」から脱却できていないようです。

先に「攻撃力を高めており」とつるっと書いてしまったのですが、今回の予選はアルバニア、セルビア、ラトビア、アンドラと与しやすい国ばかりでした。それでも、ハリー・ケイン以外に複数のゴールを記録した選手はひとりしかいません。左のウイングは、6試合3ゴールのエベレチ・エゼで決まりでしょうか。

ルイス=スケリーとデクラン・ライスを交えた「アーセナルトリオ」に左サイドを一括発注という手もあります。ラ・リーガのアシストランキングでTOPのラシュフォードは好不調の波が激しく、ボールを奪われた後の守備は大いに不安です。アンソニー・ゴードンが最後にゴールを決めたのは1月で、プレミアリーグのアシスト王のグリーリッシュはスピードに難があります。

トップ下は人材は豊富で、最近のトゥヘル監督のチョイスをベースにすると、モーガン・ロジャースとジュード・ベリンガムの一騎打ちです。このポジションの論点は、「右サイドからフォーデンとコール・パルマー、左サイドからエゼが殴り込みをかけるベリンガム包囲網の結末」でしょう。いやー、盛り上がりますね、コレは。

そういえば、もうひとつ気になる役割がありました。「ハリー・ケインのバックアッパー」。今季のプレミアリーグのゴールランキングを見ると、3ゴール以上のイングランド人は4人しかおらず、2人はサカとボーウェンです。1位は何と、6ゴールのダニー・ウェルベック!2位はバーンリーで4ゴールのジェイドン・アントニーです。

オリー・ワトキンス、ドミニク・ソランケ、リアム・デラップが本領を発揮してくれれば、すんなり決まりそうですが、停滞したままシーズンが終わればコール・パルマーの偽9番がベストチョイスになる可能性があります。話がひととおり出尽くしたところで、イングランド代表のベストメンバーを選んでみます。

GKピックフォード、DFリヴラメント、ジョン・ストーンズ、マーク・グエイ、ルイス=スケリー。中盤センターはデクラン・ライスとエリオット・アンダーソン、2列めはサカ、コール・パルマー、エゼ、最前線はハリー・ケイン。四天王が不在の緊急事態バージョンもやってみましょうか。果たして勝てそうな布陣になるのか…?

GKディーン・ヘンダーソン、DFリース・ジェームズ、コンサ、マーク・グエイ、リヴラメント。中盤はエリオット・アンダーソンとベリンガム、2列めはサカ、エゼ、ラシュフォード、トップにコール・パルマー。代役は、経験重視で選んでみました。優勝できるか?といわれると、「トゥヘル監督って、やってくれそうな雰囲気がありますよね!」としかいえません。悪しからず。


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