2026.07.27 プレミアリーグ観戦記
サラーの後釜、右SB、中盤センター…課題山積のリヴァプールはなぜ動かないのか?
29歳のベテランCBは、筋肉系のトラブルだったようです。リヴァプールの最終ラインはケガ人だらけで、昨年の9月に前十字靭帯を断裂したジョヴァンニ・レオーニは完全復活まで数ヵ月かかるといわれており、ジェレミー・ジャケも肩の負傷が癒えたばかりです。右サイドのコナー・ブラッドリーは、年内は戻ってこられないかもしれません。
中盤にも、開幕は微妙といわれている選手がいます。バイチェティッチと遠藤航は、アメリカ滞在中にチームのトレーニングに合流するのが目標です。最前線のエキティケはクリスマスまで不在となる見通しで、それまではガクポ、イサク、ムニョス、エングモア、ヴィルツで戦うことになるかもしれません。フェデリコ・キエーザとエリオットの将来は不透明です。
前線から後方まで、全体的に層が薄くなっているリヴァプールが、トランスファーマーケットで積極的に動いていないのはなぜか。ライプツィヒのヤン・ディオマンデの争奪戦には入っておらず、ポールポジションと目されているブラッドリー・バルコラにアプローチする気配はありません。マインツの佐野海舟も、未だトップランナーと報じた記事から1週間が経っています。
それぞれ、高額の移籍金が懸念材料となっているのでしょうか。バルコラを出したくないパリは、1億ポンド以上を要求するようで、佐野海舟の5000万ポンドも悩ましい金額です。「スカイスポーツ」が「ファーストコンタクトを取った」と伝えているのは、モナコのマグネス・アクリウシェ。右サイドを主戦場とする24歳のウインガーは、4000万ポンド程度で獲得できるようです。
昨シーズンの公式戦43試合で7ゴール11アシスト。チャンピオンズリーグのパリとのプレーオフで、1ゴール1アシストを記録しています。リーグアンにおけるドリブルからのチャンスクリエイト18回は全体の3位で、ファイナルサードのボール奪取28回は2位。激しいプレスをベースとしたアンドニ・イラオラの戦い方にも、スムーズにフィットしそうです。
ただし、このディールもパリとのバトルとなっており、移籍金は高騰するかもしれません。どうする、リヴァプール。このままの状態で8月になれば、イラオラ監督は難しい船出を強いられます。夏のトランスファーマーケットの終わりとともに、退任する可能性が高まっていると伝えられたリチャード・ヒューズSDが、現場の動き方に影響を与えているのでしょうか。
昨年の7月末は、ヴィルツ、フリンポン、ケルケズ、ママルダシュヴィリ、ウッドマン、エキティケを既に獲得していました。「ワールドカップの影響」「新監督が戦力を見極める時間が必要だった」という説明は、チェルシーに論破されそうです。ユルゲン・クロップとマイケル・エドワーズの素晴らしいチーム作りを見てきただけに、「静かすぎるレッズ」は不気味かつ不安です。
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