【West Ham×Liverpool】開始直後に痛恨の2失点!連携不足でゴールが遠いリヴァプール、早くも3敗!
レッズのつまずきは、前半2分。右サイドからのダウニングのFKを、逆サイドにいたトムキンスがヘッドで中に折り返すと、瞬間的に2人の選手の面倒をみることを強いられたデヤン・ロブレンがリードのヘディングシュートに対応できず、いきなり先制点を奪われます。すぐさま1点を取り返すべく攻勢に転じようとするリヴァプールでしたが、うまくパスをつなげられずにウエストハムのショートカウンターの餌食になります。7分、ハーフライン付近でバロテッリのドリブルをさらって、一発で右に展開したウエストハムは、アルベルト・モレノのチェックをかいくぐったサコが技ありのループシュート。頭上を越されたGKミニョレはなすすべなく、リヴァプールは10分もしないうちに2点のビハインドを背負わされてしまいました。
12分にはクレスウェルの左からのシュートをミニョレが指先で弾いてCKに逃れるというピンチもあり、15分にはダウニングのミドル。リヴァプールがようやく自分たちのペースをつかんだのは、20分を過ぎてからでした。ロジャース監督は、足を痛めたマンキージョを諦め、CBサコを投入して3バックに変更。アルベルト・モレノが一段前に張る形となり、右のスターリングとともにサイドの切り崩しを図ります。
早めに追いつきたい彼らが1点を返したのは26分。右からのクロスがゴール正面に入ると、バロテッリが足を高く上げる超絶トラップから、誰にも真似できないようなスピードで強烈なシュート!これはDFにブロックされるものの、こぼれ球に走り込んだスターリングが右足で思い切りゴール左隅にぶち込んで、2-1と試合をわからなくします。リヴァプールの強力な攻撃陣と、今季プレミアリーグで4試合7失点というウエストハムの不安定な守備を天秤にかければ、ここからの逆転の可能性は充分です。しかし、残り60分以上の時間を、リヴァプールは無為に過ごすこととなってしまったのです。
前半は2-1からスコアが動かず。ロジャース監督は後半の頭から勝負をかけますが、ルーカスの代わりに投入したのはアダム・ララナ。背番号20を見たとき、一抹の不安がよぎりました。前節のアストン・ヴィラ戦がリヴァプールでのプレミアリーグデビューとなったサイドアタッカーは、周囲との連携が取れないまま、60分でピッチを後にしています。ここは、パスの精度が高くてシンプルなプレイができるマルコヴィッチのほうが、より機能したのではないでしょうか。リードしている試合ならいざ知らず、重要な局面で崩しをまかせるには、ララナはまだ厳しいのではないかと思いました。彼が決定機に関与したのは、60分にアルベルト・モレノとのパス交換から中央を突破し、ボリーニの右足シュートにつなげたプレイのみ。リヴァプールのチャンスメイクは、スターリングの縦への突破、左にポジションを取るバロテッリの強引なドリブルからのシュート、あるいはアルベルト・モレノのクロスといった、個人力に依存した手段に限定されてしまいます。
ロジャース監督が、存在感がなかったボリーニに代えて、最後の切り札、リッキー・リー・ランバートを投入したのは75分。バロテッリとランバートを並べることによって、楔を打ち込むポイントを増やそうとしたのだと思われますが、これもまた空振りでした。ラスト15分は、後ろでビルドアップするのにも時間がかかり、2トップにまったくボールが渡らないまま、少ない残り時間を浪費します。敗色濃厚となった88分、レッズはついにダメ押しの3点めを献上。CBサコのクリアミスを拾って素早くアマルフィタノにスルーパスを通したのは、元レッズのMFダウニングでした。アマルフィタノは、シュクルテルの足より一瞬早く、狙いすましたシュートをゴール右隅に流し込み、ウエストハムサポーターの歓声に応えます。リヴァプール、まさかの連敗。ロジャース監督は、プレミアリーグ開幕5戦で3敗を喫するという予想外のピンチを迎えました。
この試合は、リヴァプールの自滅でしたね。特に後半は、2トップとララナ、スターリング、アルベルト・モレノらが前に張りつきすぎて、シュートレンジを自ら渋滞させてしまい、スペースを使うのがうまいヘンダーソンがまったく活きない攻撃となってしまいました。この日のウエストハムは攻撃意欲が高く、リードを守るためにベタ引きするという戦術でもなかっただけに、走り込んでもらうより足元に欲しがるバロテッリとランバートが、前線に埋没してしまったのが余計にもったいなく感じました。2トップではなく、バロテッリ1枚を中央に据えて、マルコヴィッチやヘンダーソンが衛星のように動き回ってスペースを創るような攻撃ができれば、リヴァプールは少なくとも勝ち点1は持って帰れたのではないかと思います。
レッズの次節は、マージ―サイドダービー。ここ2試合で調子を上げてきたエヴァートンは、昨季にもましてやっかいな相手です。いま一度、守備の綻びを修正して、コウチーニョとスターリングがバロテッリをうまく使うような攻撃をすれば、アンフィールドで負けるという最悪の結果は回避できるのではないかと思います。チャンピオンズリーグが開幕し、昨季はさほど必要がなかった選手のやりくりを強いられ始めた今こそ、未体験ゾーンに突入したロジャース監督の手腕が問われます。
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先のアーセナルの試合と類似点を感じつつ個人的な感想を。アーセナルとリバプールはどちらもアンカーの選手が強いプレスをかけられていました。ただ、アルテタは相手の中盤を下げようとDFライン、SB、ボランチの位置とポジションを変えながらボールの落ち着きを図っているました。しかし、ジェラードはずっと中央の底にいるだけ…あとは、アーセナルの面々はチームとしてプレスを回避しようとするのに対して、リバプールはスターリングとバロテッリの個人能力で1、2枚プレスをはがせましたが、後は周りの動きが少なく結局相手の守備の網にかかってしまうというありさま。
あとはこの試合においてはロジャースは責任を感じなければならないですね。用意していた戦術の失敗。自分の作ってきたシステムにこだわるあまりルーカス、ボリーニの特徴を考えずに、システムに落とし込んでしまっている功罪。スターティングの面々でまだまだやれることはあるとおもうんですけとね。
長文失礼しました。
大変残念なゲームでしたね。CLやEL後ははどのチームもリーグ戦に苦労しますが、それを差し引いてもハマーズ戦はいただけないです。
DF陣はサコの足元が不安ですね、、、。利き足が左ですが右でボールを受けると持ち替えようとすると相手に詰められて不用意なパスミスが目立つ感じがしました。
コロでも良かったのでは?と思いました。
攻撃陣も軒並み低調ですね。ララーナは可能性を感じませんでしたし、ボリーニもゴールを決めたい気持ちはわかりますが空回りでしたね。
何もかもが駄目なゲームかと思います。
うーんスパーズの再来と言われないためにも、次節は絶対に勝たなくてはいけません。現実目線で今シーズンは4位以内でゴールと言うのも私は悪くないと思います。
西公ありがとう
それにしてもリバポは中盤にいる聖域の地蔵をどうにかすべきでは
1人だけ動かないおじいちゃんだよ(笑)
リバサポさん>
ロジャース監督は、いじりすぎたかもしれませんね。なめていたとはいいませんが、与しやすいウエストハム相手だから、新しいことやるならここで、と考えたのかもしれません。
Mackiさん>
上位が足踏みしたので、チェルシーを除けば大した差はありません。立て直しさえできれば、2位はいけますね。
プレミアリーグ大好き!さん>
昨日は、あまり動きがよくなかったですね。