2020.09.14 選手トピックス
ジニ、エルネニー、ラカゼット…退団報道の主役たちは、初戦の大活躍で全員残留!?
フットボールに一喜一憂は付き物。クラブや選手への思い入れが強くなればなるほど、「喜」と「憂」の振り幅は大きくなります。アンフィールドでリーズに4-3と苦戦したリヴァプールのサポーターたちは、ロバートソン以外の3人のDFが次々とミスを犯す展開に、憂いを深めたのではないでしょうか。ジャック・ハリソンに簡単にちぎられたアーノルドと、背後を突かれたジョー・ゴメスのサイドは今後もウィークポイントとなる可能性があり、プレミアリーグNo.1といわれるファン・ダイクの軽率なタッチは、7月のアーセナル戦における悪夢のようなバックパスを思い出させます。昨季プレミアリーグ独走優勝は、集中力とモチベーションの高さがもたらした快挙でした。連覇を達成するためには、ひとつの試合で致命的なミスを繰り返すわけにはいきません。
一方、「喜」に目を向けてみると、最初に挙がるのはエースのハットトリックですが、ラスト2分の決勝PKに負けず劣らず、ジニの奮闘にもテンションが上がったのではないでしょうか。バルセロナのクーマン監督がほしがっていたワイナルドゥムは、クロップ監督との会談によって残留を決心したと伝えられています。いつも通りの献身的なプレイを披露し、いつもよりもボックス近辺に上がってくるシーンが多かった29歳のMFは、このチームになくてはならない存在だとあらためて感じました。
歓喜と苦さが交錯したレッズサポーターに対して、同じプレミアリーグ昇格組のフラムに0-3快勝のグーナーは、「喜」のスタンプをいくつ捺せばいいのかと迷うほどの爽快な90分を過ごしました。3バックの中央に入ったガブリエウ・マガリャンイスは、3分のバックパススルー以外はツッコミどころなしの順調デビュー。フリーでヘッドを叩きつけた49分のプレミアリーグ初ゴールは、最大のクライマックスでした。右サイドのウィリアンも2アシストという極上の自己紹介。守備時はCB、攻撃時はSBのティアニーもパスセンスを見せつけ、エースのオーバメヤンは得意のコントロールショットでフラムの選手たちの闘争心を削ぎ落しました。
この試合のガナーズは、移籍が噂されていた選手の活躍もトピックスでした。「とてもハッピー。僕のことを不幸だ、退団したがっているというのはプレスだけだ。最初から、アーセナルに満足しているといっている。勝ってタイトルを獲得したい。先月もタイトルを勝ち取った。アーセナルでハッピーだよ」と語ったのは、プレミアリーグ2020-21シーズンのファーストゴールを決めたラカゼット。ダヴィド・ルイスの負傷で、ニューカッスルへのローン移籍が立ち消えとなったといわれるホールディングも、右から入ってくるアタッカーを完封しました。
そしてもうひとり、グーナーを大いに戸惑わせたのは、中盤で機能していたエルネニーです。ビルドアップでCBをサポートし、前線と後ろをつなぐ役割を全うしたセントラルMFは、63本のパスをフィード。成功率95.2%はウィリアンに次ぐチーム2位で、インターセプト5回は初日の4試合でTOPの数字でした。この数ヵ月、「ラカゼットを放出してでもトーマス・パーティーを獲るべし」と繰り返していたのですが、試合が終盤に差しかると、「このままでもいいのでは?」という気分に支配されそうになりました。いや、お恥ずかしい。これぞ一喜一憂の極みです。それでも、声を大にしていいたいのは、「エルネニーの処遇を決めるのは、3節のリヴァプール戦の出来を見届けた後にするべき」ということなのであります。
プレミアリーグの開幕からの3週間は、新戦力のパフォーマンスと移籍間近といわれている選手の動向を同時にチェックできる貴重な時期です。ニューカッスルは、アウェイのハマーズ戦でカラム・ウィルソンとヘンドリックスというニューフェイスの連打で0-2快勝。本拠地セルハースト・パークにセインツを迎えたクリスタル・パレスは、退団が噂されていたザハの1発で勝ち点3をゲットしました。エヴァートンは、ハメス・ロドリゲス、アラン・ドゥクレが主軸として活躍。スパーズのドハーティーとホイビュルクは、敗れはしたもののまずまずの滑り出しです。
本日の夜は、いよいよチェルシーが登場します。総額2億ポンドの新戦力のプレイだけでなく、ケパやマルコス・アロンソなど、出場機会が激減するといわれている選手たちにも注目しています。(モハメド・エルネニー 写真著作者/Кирилл Венедиктов)
一方、「喜」に目を向けてみると、最初に挙がるのはエースのハットトリックですが、ラスト2分の決勝PKに負けず劣らず、ジニの奮闘にもテンションが上がったのではないでしょうか。バルセロナのクーマン監督がほしがっていたワイナルドゥムは、クロップ監督との会談によって残留を決心したと伝えられています。いつも通りの献身的なプレイを披露し、いつもよりもボックス近辺に上がってくるシーンが多かった29歳のMFは、このチームになくてはならない存在だとあらためて感じました。
歓喜と苦さが交錯したレッズサポーターに対して、同じプレミアリーグ昇格組のフラムに0-3快勝のグーナーは、「喜」のスタンプをいくつ捺せばいいのかと迷うほどの爽快な90分を過ごしました。3バックの中央に入ったガブリエウ・マガリャンイスは、3分のバックパススルー以外はツッコミどころなしの順調デビュー。フリーでヘッドを叩きつけた49分のプレミアリーグ初ゴールは、最大のクライマックスでした。右サイドのウィリアンも2アシストという極上の自己紹介。守備時はCB、攻撃時はSBのティアニーもパスセンスを見せつけ、エースのオーバメヤンは得意のコントロールショットでフラムの選手たちの闘争心を削ぎ落しました。
この試合のガナーズは、移籍が噂されていた選手の活躍もトピックスでした。「とてもハッピー。僕のことを不幸だ、退団したがっているというのはプレスだけだ。最初から、アーセナルに満足しているといっている。勝ってタイトルを獲得したい。先月もタイトルを勝ち取った。アーセナルでハッピーだよ」と語ったのは、プレミアリーグ2020-21シーズンのファーストゴールを決めたラカゼット。ダヴィド・ルイスの負傷で、ニューカッスルへのローン移籍が立ち消えとなったといわれるホールディングも、右から入ってくるアタッカーを完封しました。
そしてもうひとり、グーナーを大いに戸惑わせたのは、中盤で機能していたエルネニーです。ビルドアップでCBをサポートし、前線と後ろをつなぐ役割を全うしたセントラルMFは、63本のパスをフィード。成功率95.2%はウィリアンに次ぐチーム2位で、インターセプト5回は初日の4試合でTOPの数字でした。この数ヵ月、「ラカゼットを放出してでもトーマス・パーティーを獲るべし」と繰り返していたのですが、試合が終盤に差しかると、「このままでもいいのでは?」という気分に支配されそうになりました。いや、お恥ずかしい。これぞ一喜一憂の極みです。それでも、声を大にしていいたいのは、「エルネニーの処遇を決めるのは、3節のリヴァプール戦の出来を見届けた後にするべき」ということなのであります。
プレミアリーグの開幕からの3週間は、新戦力のパフォーマンスと移籍間近といわれている選手の動向を同時にチェックできる貴重な時期です。ニューカッスルは、アウェイのハマーズ戦でカラム・ウィルソンとヘンドリックスというニューフェイスの連打で0-2快勝。本拠地セルハースト・パークにセインツを迎えたクリスタル・パレスは、退団が噂されていたザハの1発で勝ち点3をゲットしました。エヴァートンは、ハメス・ロドリゲス、アラン・ドゥクレが主軸として活躍。スパーズのドハーティーとホイビュルクは、敗れはしたもののまずまずの滑り出しです。
本日の夜は、いよいよチェルシーが登場します。総額2億ポンドの新戦力のプレイだけでなく、ケパやマルコス・アロンソなど、出場機会が激減するといわれている選手たちにも注目しています。(モハメド・エルネニー 写真著作者/Кирилл Венедиктов)
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ここにきてキャリアハイのような活躍のエルネニー。
オーバメヤンというスペシャルな存在がいなければ間違いなくストライカーのラカゼット。
最も苦しい時期を支えてくれたマルティネスはヴィラに旅立つことが決まりましたが、好きな選手の移籍報道はいつだって苦しい気持ちになります。
残って欲しい、でもチームの強化こそが最優先。
今どのチームのファン達も心をねじ切りながら苦しんでるのでしょうね。
結局のところは選手とクラブが決めることなのですが。