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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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防戦一方のラスト20分。ドローで食い止めたリヴァプールは、最終戦で勝てばOK!

チャンピオンズリーグ、グループステージ第5節。アウェイデ戦うリヴァプールは、ルドゴレツに1-0で敗れればそのままグループステージ敗退決定。同時刻にホームでレアル・マドリードと戦っているバーゼルとは勝ち点3差。モチベーションが微妙な欧州王者にバーゼルが勝つ可能性を考えれば、ドロー決着ですら避けたいところです。この日負ければ、プレミアリーグとチャンピオンズリーグを合わせて5連敗。浮上のきっかけがつかめなければ、ロジャース監督の解任説も現実味を帯びるでしょう。

試合は、何と前半3分に動きます。速攻への対応が後手にまわったリヴァプール。MFエスピーニョの右へのパスをコロ・トゥレがカットすると、こぼれ球がMFマルセリーニョの足元へ。ミドルシュートはミニョレの正面に飛びますが、ベルギー代表GKはこれをファンブル!詰めていたワントップのダニ・アバロは、目の前を転がるボールを左足で軽くプッシュするだけでした。苦しい試合の予感も束の間、8分にチームのピンチを救ったのは、先日のプレミアリーグで移籍後初ゴールを挙げたリッキー・リー・ランバートです。ルーカスのロングパスをミネフとランバートが競り合い、浮いたボールはDFモティが簡単にクリアすると思われましたが、処理をもたつく間にランバートがヘッドでプッシュ。出るのか出ないのか、判断が曖昧だったGKストヤノフはまったく反応できず、1-1。アウェイチームは、これで落ち着いて戦えるでしょう。

この日のリヴァプールは、中盤の真ん中にルーカスとジョー・アレンが入り、右にヘンダーソン、左がスターリング。ルドゴレツのビルドアップ時は、ランバートと同じ高さでジェラードがプレスをかけており、2トップのような布陣です。同点になった後は、ルドゴレツのペース。リヴァプールの守備は、攻撃を止められた後に中央に大きなスペースができることが多く、ミドルが打てる危険なエリアでの攻防が続きます。最終ラインで奮闘しているのは、シュクルテルとコンビを組むコロ・トゥレ。17分には左サイドで鋭い読みをみせて、危ないラストパスをスライディングでカット。20分にはあわやオウンゴールというぎりぎりのクリアもありましたが、背番号4が危険なエリアをカバーし、ルドゴレツの勝ち越しを防いでいます。

28分、リヴァプールの速攻は、中央からドリブルで上がったスターリングのミドルが枠の上。29分にもマンキージョが積極的な上がりから右足ボレーを放つなど、アウェイチームが徐々に盛り返します。33分、ルドゴレツのFKは、エスピーニョ。ゴール前でイレギュラーしたボールは、今度はミニョレがキャッチします。

急造フォーメーションのリヴァプールには攻撃の形がなく、敵陣でのインターセプトからのショートカウンターのみでしたが、37分にこれが見事にはまりました。ハーフライン付近の競り合いからランバートがきれいな縦パスを通すと、スターリングが左サイドを独走。グラウンダーのアーリークロスに、ファーサイドで追いついたのはヘンダーソン!右足インサイドに、ストヤノフはなす術なし。不安なスタートだったレッズは、前半のうちに逆転に成功しました。彼らが2点めを獲るのを見たのは、5週間前のプレミアリーグ、QPR戦以来です。スイスでは、クリスティアーノ・ロナウドの一発で、バーゼルがリードを許しています。

後半もまた、オープンなゲーム。リヴァプールはサイドからの速攻、ルドゴレツは積極的なミドルシュート。中盤を支配するルドゴレツは、50分過ぎから再三サイド攻略を仕掛け、レッズサポーターにとって不安な時間が続きます。競り合いからのこぼれを狙ったアレクサンドロフのミドルは左に外れ、61分にエスピーニョが狙ったFKはバーの上。リヴァプールは、63分にランバートがゴール前でヘッドを放つ絶好機がありましたが、これは直前にヘンダーソンがキーパーチャージ。70分過ぎからはルドゴレツが一方的に押し込み、アウェイチームはランバートまで下がって必死にクロスをブロックします。

80分、防戦一方だったリヴァプールにビッグチャンス。中央からのジェラードのスルーパスで、スターリングがGKと1対1。右隅を狙ったシュートはストヤノフがかろうじて足に当て、1点差は変わりません。突き放せなかったリヴァプールは、ホームチームの猛攻をしのぎきれませんでした。85分のCK。ニアにいたディアコフがヘッドでそらしたボールを、さらに頭で合わせたのはDFテルジエフ。ここからのリヴァプールは、逆転を阻止するのがせいいっぱい。ロジャース監督にとって久しぶりの勝利が目前に迫っていたゲームは、結局2-2の引き分けで終わりました。

ファインゴールはひとつだけ、失点は恒例のCKと、サポーターのみなさんにとってはツッコミどころ満載なのかもしれませんが、私は変わろうとしたロジャース監督に拍手を送りたいと思います。ジェラードアンカーよりも今日の形のほうが、この先、よりいいサッカーにしていけるのではないでしょうか。バーゼルが負けたため、最終戦で勝てばOK。自力突破の芽がないマンチェスター・シティと比べると、レッズのほうがいいポジションにいます。12月のアンフィールドでは、2015年に希望をつなぐ、会心の勝利を見せてもらえればと期待しています。

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“防戦一方のラスト20分。ドローで食い止めたリヴァプールは、最終戦で勝てばOK!” への6件のフィードバック

  1. ヒロ より:

    サッカーにはあまり詳しくないですが、08~09年からリヴァプールを応援しています。個人的にもジェラードの位置はトップ下が良いと思いました。そうすればルーカスを底の位置でこれから起用できると思いますし、コンディションが上がってくれば効いてくると思います個人的には

    それにランバートにロングボールを当てて、そこからの攻撃の組み立てのやり方が今のなかで一番の方法かなとも思いました見ていて

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    負けなくてよかったです。正直同点にされてからは負けを覚悟してしまいました。
    ジェラードトップ下は良いですね。ランバートも得点を入れたのも結果を出しつつあるので、毎試合は厳しいかもしれませんが、1つのオプションとして使って欲しいですね。あとDFのコロは気持ち高く奮戦していたと思います。ストーク戦も使って欲しいですね。GKだけはまずいです。いただけないですね、、、。最終戦ホームなので全てを出し切り勝利を物にして欲しいです。きっと出来ると思います。

  3. リバサポ より:

    この試合見れなかったのですが、スタメンと交代カードの切り方を見るとロジャースの思考錯誤も伺えます。いきなりチームを変えることは難しいですが、少しずつでも変わろうという意思があればOKです。なんとか、今シーズンをロジャースのまま戦って欲しいので、リーグも勝利を目指して欲しいです。

  4. より:

    またも勝てませんでしたが、今回はドローで終えて助かったという方が正しいかもですね。
    メンバー入替えてゴチャゴチャしてるところで、最終節に突破の可能性を残せただけでも御の字かと。

    守備も中盤も前線もまだどうしたらよいか分かんない雰囲気が凄く伝わってきました。
    メンバー固定できず、一昨年のモイーズさんのようにならなければ良いのですが・・・。

    FWは年内はランバートで行きそうですが、1月にどうなるのか。
    ひとまず最終節でグループリーグ突破を願ってます。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    初コメです
    ミニョレは嫌いではないんですがここ最近のパフォーマンスみると真剣にチェフの獲得を考えた方がいいのではないかと思います

  6. makoto より:

    ヒロさん>
    ランバートは楔として機能しそうですね。ジルー同様、ポストプレーがうまいので、活用できればと思いました。

    Mackiさん>
    この日の形の方が、ジェラードはよさそうですね。コロ、熱かった!

    リバサポさん>
    私も、ロジャース監督にはプレミアリーグを代表する指揮官として君臨してほしいので、戦いきってほしいなと思ってます。

    ご さん>
    ランバートとジェラードを前にして、ときどきバロテッリやボリーニをジェラードの位置に据える4-4-2もしくは4-4-1-1はいかがでしょうか?

    プレミアリーグ大好き!さん>
    ミニョレは厳しかったですね…。いずれにしてもGKはもうひとりいれて、競争のなかでいいほうが出る、としたいところですね。

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