2020.12.29 チームの話題(全体・他クラブ)
ロンドン勢総崩れの混戦プレミアリーグ、速攻が冴えまくるビッグ6キラーをチェック!
プレミアリーグ12節の結果は衝撃でした。チェルシーがエヴァートンに1-0と完封され、バーンリーと戦ったアーセナルもジャカの1発レッドで勢いを失って0-1で敗戦。リヴァプールはフラムに1-1、トッテナムもクリスタル・パレスに1-1と、いずれもアウェイゲームを勝ち切れずに終わりました。マンチェスターダービーがスコアレスドローだったため、ビッグ6は勝利なし。サラーとハリー・ケインしかゴールを決めておらず、5試合トータルで2ゴールという静寂にも驚かされました。
続く13節もチェルシーが敗れ、マン・シティとガナーズがドローで2勝2分2敗。14節はノースロンドン勢が揃って足をすくわれ、15節はマン・ユナイテッド、リヴァプール、トッテナムがドローで2勝3分1敗です。直近の4節からシックスポインターを除くと、6勝7分5敗で勝率は33%。毎週、3試合は番狂わせが発生している計算になります。
ビッグ6停滞の最大の要因は、短いオフシーズンとタイトなスケジュールでしょう。新戦力が多いロンドン勢は、12月に入ると4勝4分8敗という大スランプ。ヴェルナー、カイ・ハヴェルツ、ガレス・ベイル、ヴィニシウス、ウィリアンは真価を発揮しているとはいえず、トーマス・パーティーとツィエクは度重なる負傷に悩まされています。リヴァプールとマンチェスター・シティもケガとコロナウイルスに主力を奪われ、昨季のヨーロッパリーグでセミファイナルに進出したマンチェスター・ユナイテッドは完全に出遅れました。
戦術の熟成と新戦力の導入に時間を割けなかったチームが沈み、完成度が高かったリヴァプールと前年のメンバー主体で戦うマンチェスター・ユナイテッドが相対的に浮き上がる展開。新戦力のフィットと、キーマンの復帰によって巻き返したいランパードとアルテタは踏ん張りどころです。さて、これだけビッグ6が負け続けているなかで、彼らを喰いまくっているのはどこでしょうか。調べてみると予想通り、2位、3位、5位に食い込んでいるダークホースでした。
レスターとエヴァートンは、いずれもノースロンドン勢に連勝で3勝1分1敗。リヴァプールを7-2で撃破したアストン・ヴィラは、アーセナルにも0-3完勝で2勝1分です。彼らに次いで強いのは、2勝1分2敗のウルヴス。19位に沈んでいるWBAは、チェルシー、マン・シティ、リヴァプール相手にドローに持ち込み、3分1敗と健闘しています。ビッグ6キラーたちは、どういうアプローチでアップセットを実現しているのでしょうか。キーワードは「堅守」「カウンター」「セットピース」です。
タイロン・ミングスとコンサが中央を仕切るアストン・ヴィラは、今季プレミアリーグで2番めに少ない14失点。アランの加入でCBの負担が減ったエヴァートンは19失点で4位、ウルヴスとレスターは20で耐えています。攻撃のスタッツに目を移すと、それぞれキャラが立っているのがわかります。アストン・ヴィラはカウンターから4ゴールで、リヴァプールに次ぐ2位。グリーリッシュとエル・ガジを一瞬でも見失うと、一気にゴール前までもっていかれます。
セットピースからのゴールが多いのは、セインツ、ハマーズ、ブルーズとともにTOPの8ゴールを決めているエヴァートン。マイケル・キーンとジェリー・ミナが2発ずつゲットしており、タイロン・ミングスとコンサが2発ずつのアストン・ヴィラが7ゴールで彼らに迫っています。昨季まではカウンターの代名詞だったレスターは、PK8発とオウンゴール3発がNo.1。ファールを誘うのがうまいビッグ6キラー、ジェイミー・ヴァーディーは5戦5ゴールと本領を発揮しています。
ビッグクラブに強いストライカーといえば、マン・シティ戦でハットトリック&アーセナル戦2ゴールのオリー・ワトキンスを忘れてはいけません。ブレントフォードからヴィラに移籍したばかりの昨季チャンピオンシップ得点王が、7試合連続ノーゴールという冬眠に入ると、エル・ガジが4戦5ゴールと量産モードになり、チェルシー戦をドローに持ち込みました。わがマンチェスター・ユナイテッドは、ウルヴス、ヴィラ、リヴァプールという最凶の3連戦に突入します。引かれると弱いチームだけに、ペドロ・ネトやグリーリッシュが仕掛ける速攻にやられるのではないかと心配です。3連敗は回避してほしいのですが…。
続く13節もチェルシーが敗れ、マン・シティとガナーズがドローで2勝2分2敗。14節はノースロンドン勢が揃って足をすくわれ、15節はマン・ユナイテッド、リヴァプール、トッテナムがドローで2勝3分1敗です。直近の4節からシックスポインターを除くと、6勝7分5敗で勝率は33%。毎週、3試合は番狂わせが発生している計算になります。
ビッグ6停滞の最大の要因は、短いオフシーズンとタイトなスケジュールでしょう。新戦力が多いロンドン勢は、12月に入ると4勝4分8敗という大スランプ。ヴェルナー、カイ・ハヴェルツ、ガレス・ベイル、ヴィニシウス、ウィリアンは真価を発揮しているとはいえず、トーマス・パーティーとツィエクは度重なる負傷に悩まされています。リヴァプールとマンチェスター・シティもケガとコロナウイルスに主力を奪われ、昨季のヨーロッパリーグでセミファイナルに進出したマンチェスター・ユナイテッドは完全に出遅れました。
戦術の熟成と新戦力の導入に時間を割けなかったチームが沈み、完成度が高かったリヴァプールと前年のメンバー主体で戦うマンチェスター・ユナイテッドが相対的に浮き上がる展開。新戦力のフィットと、キーマンの復帰によって巻き返したいランパードとアルテタは踏ん張りどころです。さて、これだけビッグ6が負け続けているなかで、彼らを喰いまくっているのはどこでしょうか。調べてみると予想通り、2位、3位、5位に食い込んでいるダークホースでした。
レスターとエヴァートンは、いずれもノースロンドン勢に連勝で3勝1分1敗。リヴァプールを7-2で撃破したアストン・ヴィラは、アーセナルにも0-3完勝で2勝1分です。彼らに次いで強いのは、2勝1分2敗のウルヴス。19位に沈んでいるWBAは、チェルシー、マン・シティ、リヴァプール相手にドローに持ち込み、3分1敗と健闘しています。ビッグ6キラーたちは、どういうアプローチでアップセットを実現しているのでしょうか。キーワードは「堅守」「カウンター」「セットピース」です。
タイロン・ミングスとコンサが中央を仕切るアストン・ヴィラは、今季プレミアリーグで2番めに少ない14失点。アランの加入でCBの負担が減ったエヴァートンは19失点で4位、ウルヴスとレスターは20で耐えています。攻撃のスタッツに目を移すと、それぞれキャラが立っているのがわかります。アストン・ヴィラはカウンターから4ゴールで、リヴァプールに次ぐ2位。グリーリッシュとエル・ガジを一瞬でも見失うと、一気にゴール前までもっていかれます。
セットピースからのゴールが多いのは、セインツ、ハマーズ、ブルーズとともにTOPの8ゴールを決めているエヴァートン。マイケル・キーンとジェリー・ミナが2発ずつゲットしており、タイロン・ミングスとコンサが2発ずつのアストン・ヴィラが7ゴールで彼らに迫っています。昨季まではカウンターの代名詞だったレスターは、PK8発とオウンゴール3発がNo.1。ファールを誘うのがうまいビッグ6キラー、ジェイミー・ヴァーディーは5戦5ゴールと本領を発揮しています。
ビッグクラブに強いストライカーといえば、マン・シティ戦でハットトリック&アーセナル戦2ゴールのオリー・ワトキンスを忘れてはいけません。ブレントフォードからヴィラに移籍したばかりの昨季チャンピオンシップ得点王が、7試合連続ノーゴールという冬眠に入ると、エル・ガジが4戦5ゴールと量産モードになり、チェルシー戦をドローに持ち込みました。わがマンチェスター・ユナイテッドは、ウルヴス、ヴィラ、リヴァプールという最凶の3連戦に突入します。引かれると弱いチームだけに、ペドロ・ネトやグリーリッシュが仕掛ける速攻にやられるのではないかと心配です。3連敗は回避してほしいのですが…。
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