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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.UTD×Wolves】93分、ラシュフォード!大苦戦のマンチェスター・ユナイテッド、ついに2位浮上!

8勝3分3敗のマンチェスター・ユナイテッドは、ウルヴスとのホームゲームに勝てばプレミアリーグ2位にジャンプアップ。アーセナルとチェルシーに勝っているアウェイチームは、引いて速攻に徹するのではないでしょうか。注目の一戦は、日本時間の30日5時にキックオフ。スールシャール監督は、ポグバを先発で起用しています。プレミアリーグで8試合連続無敗を続けるマンチェスター・ユナイテッドのスタメンをチェックしておきましょう。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、バイリー、マグワイア、アレックス・テレス。中盤センターにポグバとマティッチ、2列めにグリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、最前線にカバーニの4-2-3-1です。

マンチェスター・ユナイテッドがゆっくりキープして、サイド攻略を狙う静かな立ち上がり。アレックス・テレスの2本のクロスは、いずれもカバーニに届きません。ウルヴスの最初のチャンスは8分。中に斬り込んで4人をかわしたアダマ・トラオレが左のネトにつなぐと、切り返しから放った右足のシュートはデ・ヘアの正面です。1分後、左から上がったラシュフォードがボックスのコーナーから狙いますが、惜しくもファーポストの外。直後のヴィティーニャのミドルも、デ・ヘアの守備範囲です。

13分、左に出た縦パスをバイリーが処理できず、アダマ・トラオレが奪取。ボックスの外で待っていたルベン・ネヴェスがグラウンダーをダイレクトで叩くと、デ・ヘアはセーフティ重視のパンチで逃れました。両者ともにCBがストライカーを抑えており、シンプルなクロスは通りそうにありません。27分にマティッチのアーリークロスに走り込んだカバーニは、頭で触るのが精一杯。サイドアタックを徹底するホームチームのパスワークはすべて足元で、ウルヴス守備陣にクロスのコースを限定されています。

34分、グリーンウッドのクロスがファーに上がると、フーフェルの外から抜けたブルーノ・フェルナンデスの決定的なボレーはルイ・パトリシオが足でブロック。リバウンドを右足で引っかけたカバーニのシュートは、枠にいきませんでした。39分、ネトが右から蹴った速いFKを、ニアに入ったサイスが左足のアウトでプッシュ。デ・ヘアは慌てることなくパンチで弾き出しました。44分にラシュフォードとの連携でブルーノ・フェルナンデスが左サイドを崩しますが、クロスはカバーニに合わず。0-0で終わった前半のオンターゲットは1対4で、手応えを感じているのはヌーノ・エスピーリト・サント監督のほうでしょう。

スールシャール監督は、ハーフタイムにアレックス・テレスを下げ、ルーク・ショーを投入。持たせて速攻を狙うウルヴスの戦い方は、後半も変わりません。53分のヴィティーニャをポデンスは、ゴールを決めにいくというメッセージを込めた交代策でしょう。60分を過ぎても、赤も黄色もシュートチャンスはありません。64分、ブルーノ・フェルナンデスの浮き球に競り勝ったラシュフォードのヘッドは、バーの上。スールシャール監督は、この直後にグリーンウッドをマルシアルにスイッチしています。

71分、アダマ・トラオレがニアに打ったシュートは、DFに当たってポストの外。75分のポグバの強烈なミドルは、ルイ・パトリシオが素晴らしい反応を見せてキャッチしました。81分、左サイドを突破したアイ・ヌーリの高速グラウンダーは、デ・ヘアが腕を伸ばしてカット。85分にルーク・ショーのパスが中央のブルーノ・フェルナンデスに通ると、右足のミドルはコーディーが体に当てました。93分、ブルーノ・フェルナンデスのロングフィードがボックス右のラシュフォードへ。アイ・ヌーリをかわして放った左足のシュートは、サイスにヒットしてルイ・パトリシオの逆を突きました。

ブルーノ・フェルナンデスをマクトミネイに代えたマンチェスター・ユナイテッドが、最後に得たリードを守って勝ち点3!オンターゲット3対5という厳しいゲームでしたが、エースがワンチャンスを活かしてくれました。私のMVPは、マティッチです。CBの前からサイドまで広いエリアをカバーし、前線にパスを送り続けたレフティの守備と舵取りが、クリーンシートという結果につながったのだと思います。ボックス内からのオンターゲットを1本に抑えた最終ラインにも、拍手を送りたい一戦でした。

次節のアストン・ヴィラ戦で勝てば、リヴァプールとのシックスポインター。アンフィールドで開催される決戦を制して、想像できなかった順位テーブルの最上位を奪取していただければと期待しています。あちらはプレミアリーグのホームゲームで67試合連続無敗。こちらはアウェイで14試合連続無敗を続けています。最後にアウェイで敗れたのは、1月のアンフィールドですが、プレミアリーグ2020-21シーズンの首位攻防戦は、リベンジか、返り討ちか。…いや、この話で盛り上がるのは、ヴィラに勝ってからにしましょう。ついさっきまで、ドローを覚悟しながらボールロストが多いマルシアルに悪態をついていたのを忘れてはいけません。


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