リヴァプール、セインツ、マンチェスター・ユナイテッド…追撃ムードに水を差す負傷者最新情報
今季セインツに加入し、すっかりチームにフィットしているサディオ・マネは、今回のケガがなければアフリカネーションズカップに旅立っていた選手。クーマン監督は、年末に元オランダ代表FWエリアを獲得し、マネ不在時の体制を整備していますが、全治4~6週間といわれているふくらはぎ痛からの回復が遅れれば、有能なアタッカーを失う期間は想定以上に長くなります。2月中旬以降、ウェストハム、リヴァプールと、トップ10のクラブとの「直接対決」が続くセインツとしては、ペッレに次ぐ4ゴールを決めている背番号10が早く戻ってくることを祈るばかりです。
アダム・ララナは、今季リヴァプールが獲得した選手のなかでは、いちばんの成功ではないでしょうか。ロジャース監督が推進している3-4-3の新システムは、サイドにいるFWとMFの連携と、中と外のポジションチェンジがなければ単調な攻撃に終始しがち。周囲を使えるという観点で、ララナとヘンダーソンの存在は重要です。こちらもふくらはぎ痛で、全治4週間という診断。リヴァプールにとって激痛なのは、プレミアリーグもさることながら、タイトルまであと3試合と迫ったキャピタルワンカップ準決勝のチェルシー戦を、ララナ抜きで戦わなくてはならないことでしょう。代わりを務めるのは、ヘンダーソン、マンキージョ、ボリーニあたりでしょうか。スタリッジが早いタイミングで戻ってくるか、バロテッリを使えるメドが立てば、サイドにスターリングを回せるのですが…。1月21日、アンフィールドにチェルシーを迎える第1戦のスターティングメンバーに注目です。
「DFがいないから、4バックを考える」。ファン・ハール監督の頭のなかにあるのは、右にフィル・ジョーンズ、左にブラケットという布陣でしょうか。アシュリー・ヤングとバレンシアが離脱中のマンチェスター・ユナイテッドは、ヨーヴィルタウンとのFAカップ3回戦で、さらにラファエウとルーク・ショーがリタイア。サイドの選手を狙い撃ちしたかのような負傷者続出で、またもや厳しいやりくりを迫られることになりました。ディ・マリアが復帰戦でゴールし、ロホとブリントも練習に参加しているというポジティブなニュースはあるものの、攻守のバランスがとれる本職SBの不在は、タディッチやシェーン・ロングがサイドに持ち出してくる次戦のセインツ戦を難しいものにします。ラファエウの胸骨骨折は、しばらくかかりそうですね。当面は、フィル・ジョーンズが無事でいてくれることを祈るしかありません。
うーん、2強状態を打開してほしい有力クラブに、なかなかベストメンバーが揃いませんね。負傷の原因を疲労のみに求めるわけではありませんが、プレミアリーグもクリスマスや年末年始の休暇導入を本気で考えたほうがいいのではないでしょうか。観ているほうは、翌日の仕事を気にせず没頭できる冬休みのゲームは楽しいのですが。
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更新ご苦労様です。
ララーナの離脱は痛いです。
ようやくチームにフィットし、存在感を発揮し始めた矢先に、、、何とも残念です。今季の彼はついていないですね。うーんチェルシー戦大いに心配です。
ケガ人が復帰すれば代わりにケガ人が発生する……。
時期も相まって、まるで怪我の駅伝みたいですね。。。