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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

体重100キロ⁉ウインブルドンFW「ボブ・サップ」アキンウェンワ、無事にジェラードのシャツをゲット!

昨日のFAカップ3回戦、ウィンブルドンVSリヴァプールをご覧になった方は、ウインブルドンの最前線で体を張っていた、ボブ・サップのような巨漢FWに目を奪われたのではないでしょうか。昨日の観戦記にも書きましたが、シュクルテルやバロテッリとのマッチアップは、まさに総合格闘技。ゴリゴリと音がしそうなせめぎ合いでしたが、見た目によらず、テクニックがあり意外と俊敏。プレミアリーグのトップクラブ相手の同点ゴールは、見事でした。

彼の名は、アデバヨ・アキンフェンワ。エミレーツにほど近い、ノースロンドンはイズリントンのご出身なのですが、子どもの頃からリヴァプールファンとのこと。現在32歳になるベテランストライカーは、プレミアリーグどころかチャンピオンシップ(2部相当)でもプレイしたことはなく、3部・4部にあたるリーグ1とリーグ2のクラブをうろうろ。とはいえ、380試合124ゴールはなかなかの記録です。リヴァプール戦で観た、公称86キロ、とあるメディアでは100キロといわれる巨体があまりにも印象的で、調べてみると、彼にまつわるエピソードがいちいちおもしろいのです。

昨日のゲームでは、同点ゴールだけでなく、憧れのプレイヤー、スティーブン・ジェラードのユニフォームもゲット!何しろリヴァプールファンですから、ユニフォーム交換をずっと楽しみにしていたのでしょう。試合前には、チームメイトに向かって「俺より先にジェラードとユニフォーム交換したヤツがいたら、そいつとは問題が発生することになる」と宣言していたそうです。これは、ボブ・サップというより、ジャイアンですね。

彼の誇りは、プレミアリーグの選手にも人気のサッカーゲーム「FIFA14」「FIFA15」で、パワー数値が最強の選手となったことです。以前に、アーセナルGKシュチェスニーが自分を1850ポンド(当時約33億円)でマンチェスター・ユナイテッドに売却し、得た資金をイブラヒモヴィッチ獲得に使いつつオスピナを第2GKに据えたと話題になったゲームは、アキンフェンワもお気に入り。自分をチームに入れてプレイすると、スピードと加速が遅いのが気になったようで、制作・発売元のEAスポーツに、もう少し速くしてもらえないかと直談判したそうです。結果は、本人いわく「全てを手に入れることはできなかった」そうですが、EAスポーツとは問題は発生したのでしょうか。脅されたわけでも何でもなく、昨日のゲームで、意外と速いと思いましたよ。EAスポーツさん、加速はそのままでいいので、スピードのパラメータを少々、お願いします。

警察に職務質問され、職業を聞かれて「フットボール選手」と答えた際には、「最近、スーパーボウル観てるよ。おもしろいよね」と、アメリカンのほうだと思われたアキンフェンワ。プレミアリーグでもやれるのではないかと思ったのは私だけでしょうか。…すみません。観戦中はテンションが上がり過ぎていたのかもしれません。いや、しかし、いけると思うのですが。ストークで、クラウチの相棒など、いかがでしょうか。ボージャン・クルキッチはトップ下か右サイドということで。強くなるかどうかはともかく、観ていておもしろいことだけは保証します。(アデバヨ・アキンフェンワ 写真著作者/ChrisTheDude)

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