【MAN.UTD×Saints】クーマン采配お見事!ワンチャンスを活かしたセインツが3位浮上!
マンチェスター・ユナイテッドの3バックは、ブリント、スモーリング、フィル・ジョーンズ。ビルドアップ時にはキャリックが最終ラインに下がって舵を取り、ルーニーやマタに長い楔を通します。ディ・マリアがサイドから中に斬り込んでミドルを放ち、右のバレンシアが再三高速クロスをフィード。セインツはセットプレーからのクロスで対抗しますが、両者とも中央のディフェンスが堅く、なかなかシュートコースが空きません。
18分、クーマン監督、ピンチ。最終ラインを仕切るアルデルヴァイレルトがピッチに倒れ込み、ガルドシュ投入を強いられます。20分を過ぎるとゲームは膠着。この日トップに入ったディ・マリアとファン・ペルシの深いチェイシングを受けて攻めあぐむセインツと、前線へのパスが不正確でシュートに持ち込めないマンチェスター・ユナイテッド。37分に最終ラインからのパスを奪ったファン・ペルシがディ・マリアを走らせたシーンも、ボールが長過ぎて背番号7はサイドに流れてしまい、マタへのクロスはGKフォースターにキャッチされます。シュナイデルランとワニャマが効いており、セインツはマタやルーニーの侵入を許しません。40分、ルーニーのパスを受けたファン・ペルシの左足もガルドシュがブロック。両チームとも枠内シュートゼロという渋いゲーム。勝負は後半に持ち越されます。
ホームチームが優勢の後半。52分のルーニーのクロスは、フィル・ジョーンズのヘッドが枠の上。左右にパスをまわして隙を窺うマンチェスター・ユナイテッドに対して、セインツの最終ラインには穴がなく、60分を過ぎてもシュートが打てません。ファン・ハール監督は、苛立ちを隠せずラフプレーを見せたファン・ペルシを諦めエレーラ。クーマン監督のタディッチ投入は、点を獲りにいくぞというメッセージでしょう。
戦術で勝ったのは、クーマン監督でした。ファン・ハール監督は、ルーク・ショーをブラケットに代えてブリントSB。しかし69分、新しいメンバーが加わったばかりの3バックは連携を欠いて中央でのもみ合いに集まってしまい、クーマン監督の狙い通りにタディッチがペッレにラストパス。デ・ヘアと対峙したペッレのシュートは右ポストを叩きますが、リバウンドを冷静に沈めたのはデュサン・タディッチ!ビハインドを背負ったファン・ハール監督、最後のカードはディ・マリアをフェライニ。厚い壁を高さで打開しようという作戦でしょうか。
77分、左からのクロスをGKフォースターが弾くと、落下点にいたマタが右足ボレー。直後に再度、左クロスにマタが合わせますが、いずれもシュートが不正確です。フェライニは完全に空振り、5分の追加タイムにも何も起こらず。マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグで初めてセインツにホーム敗戦。11試合ぶりの勝ち点ゼロで、ライバルにプレミアリーグ3位の座を明け渡しました。
ゴールを奪えなかったのは、セインツの守備が見事だったから。負けたのは、マンチェスター・ユナイテッドの守備陣がミスを犯したから。あの一発まではグラツィアーノ・ペッレを完璧に抑えていたので、冷静さを欠いてしまった失点シーンが悔やまれます。しかし、これはもう、プレミアリーグ最少失点を誇るアウェイチームを褒めるしかありませんね。枠内シュートゼロの完封劇は、最終ラインの奮闘だけでなく、ミドルシュートを打てるスペースを90分間つぶしきったシュナイデルランとワニャマのお手柄です。12月にマンチェスター・ユナイテッドがアウェイで勝った時にはいなかったんですよね、背番号4・シュナイデルラン。
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いやぁいい試合でした。3時まで見た甲斐がありました。
セインツファンとしては、惚れ惚れするような試合巧者ぶりでした。
やはり、ワニャマとシュナイデルランがいる中盤の底は堅いですね。
ほとんどマンユナイテッドの攻撃陣に脅威を感じませんでした。
ペッレのポストが封じ込まれて厳しい展開でしたが、ワンチャンスを掴み取れました。
守備に献身的で、前で支え続けたペッレと、短時間で仕事をしたタディッチ最高です。
でも、MVPはワニャマにあげたいです。潰しもキープも素晴らしかったです。
CL圏内確保できるかが、選手層の維持に重要な部分なので、頑張ってほしいです!
セインツ、プラン通り。楽しかったでしょう。ファギーの時代より放り込むパワープレーは、成功したイメージがありません。
最後まで丁寧に諦めず。そんなユナイテッドのメンタリティまでなくなってしまったのでしょうか?
爪楊枝さん>
セインツが勝つならこの展開、という流れに見事にはまってしまいました。マンチェスター・ユナイテッドは、終盤のマタのシュートがことごとく外れたのが痛かったです。
汗かきスターさん>
フェライニ投入は機能しなかったですね。ルーニー、ディ・マリア、ウィルソンの3トップなどのほうが可能性を感じられたのではないでしょうか。