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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Arsenal×Stoke】わずかなすき間を見逃さない!極上の「アレクシス・サンチェスショー」を堪能!

メスト・エジルとアーロン・ラムジーがプレミアリーグのベンチに戻ってきました。ブリタニアではストーク、エミレーツではアーセナルと、ここ4試合はホームチームが勝っているこのカード。プレミアリーグ21節、ストークを本拠地エミレーツに迎えたアーセナルは、2分のアレクシス・サンチェスのミドル、5分に右から単独突破したロシツキのシュートと、開始早々からゲームを支配します。6分、ガナーズがさっそく先制。CKのクリアを拾ったアレクシス・サンチェスが、中でフリーで入り込んだコシールニーを見逃さずに頭に合わせ、GKベコヴィッチが届かない見事なシュートがゴールネットを揺らします。

10分に肩を痛めたドビュッシーを失い、急遽ベジェリンが呼ばれるというアクシデントはあったものの、アーセナルの攻勢は変わらず。15分にチェンバレンが放ったミドルは左のゴールポストすれすれ。20分にはアレクシス・サンチェスのグラウンダーをジルーが合わせ、ベコヴィッチがぎりぎりでセーブ。直後には、左サイドから中に持ち込んだロシツキの裏を狙ったパスが冴え、抜け出したジルーが左足シュート。これも何とかベコヴィッチが弾きますが、ホームゲームとは別のチームのようにおとなしいストークの最終ラインは、アーセナル攻撃陣を自由にさせ過ぎです。

完全にアウェイ仕様のストークは、クラウチ、ボージャン・クルキッチ、ウォルターズが揃う前線になかなかボールを送れず、最初のシュートは20分を過ぎてから。ロシツキとカソルラ、チェンバレンが元気なアーセナルの中盤に対するプレッシャーは依然として弱く、簡単にシュートレンジに持ち込まれます。32分、ロシツキとのワンツーで左サイドを突破したアレクシス・サンチェスは、DF3人に囲まれながらも一瞬空いたベコヴィッチとポストの間のすき間を見逃さず、DFの股間を通してニアをぎりぎりで抜けていく完璧な一撃!好調が続くGKもこれには触れず2-0。この日のストークに、2点をはね返す底力はなさそうです。42分には、ハーフラインを越えたあたりから右サイドをチェンバレンがひとりで突破するものの、スルーパスはジルーに合わず。追加タイムにクラウチが狙ったヘッドは、左に大きく逸れていきます。前半は2点差のまま折り返しますが、次のゴールが期待できそうなのはやはりガナーズです。

ハーフタイムにムニエッサとシドウェルを投入したストークは、後半開始からわずか3分で試合を決められてしまいます。ジャンプした壁の下を巧妙に狙ったアレクシス・サンチェスの技ありFK。ボールに触りながらも枠の外に出せなかったベコヴィッチはピッチを叩いて悔しがりますが、これはキッカーを褒めるべきでしょう。後半も完全なるアーセナルのゲーム。アレクシス・サンチェスはファールでしか止まらず、チェンバレンとカソルラのコンビネーションもぴったり。65分には、ワンツーで右サイドを抜けたカソルラがGKと1対1になりますが、ループシュートはバーの上に外れます。

3点リードで余裕のヴェンゲル監督は、68分にウォルコットを投入すると、72分、ついに来ましたメスト・エジル!ラスト20分は、来週のプレミアリーグ上位対決、マンチェスター・シティ戦に向けた慣らし運転のような時間でした。80分、アレクシス・サンチェスのお膳立てで最前線でフリーになったウォルコットは悔しいシュートミス。84分に左足アウトを使った美しいダイレクトのつなぎを見せたエジルは、直後にカソルラのスルーパスで右から抜け出すも、右足で打たざるをえなかったシュートはポストの外。途中出場の2人のゴールはならなかったものの、3-0ならOKでしょう。アーセナルがストークに完勝し、プレミアリーグ5位をキープしました。

ストークが厳しいプレスをかけてこなかったこともあり、中盤より前の選手は全員よかったと思いますが、ゴールを生み出すのはやはりアレクシス・サンチェス。「ボール1個分のすき間があればシュートは決まるのである」と教えてくれた素晴らしい2発と、ピンポイントのクロス。いや、興奮しました。来週のコンパニとのマッチアップが今から楽しみです。

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“【Arsenal×Stoke】わずかなすき間を見逃さない!極上の「アレクシス・サンチェスショー」を堪能!” への6件のフィードバック

  1. グナ より:

    ロシツキ、カソルラの中盤のコンビネーションは最高ですね。エジルが入った後のフォーメーションはわけわから訳わからん位流動的でした!
    エジル合わないとか、色々言われてますけど、やっぱエジルが入ると昨年の美しいパスワークが復活しそうで楽しみです(⌒‐⌒)
    コクランも楽しみ!ウォルコットは落ち込み方に心配しました…あと、不運などゅっぷしー…

  2. サッカー小僧! より:

    更新お疲れ様です。

    アーセナルはこの試合のように、自分たちのペースで試合ができたら、強い
    んですがね…、当然毎試合そういうわけでもなく、今シーズンのアーセナルは、
    相手にペースを握られたら握られっぱなしで終わってしまう悪癖があるので、
    そういう苦しい試合でも、いかに勝ち点を奪っていけるか、がこれからの課題に
    なるか、と思います。
    自分としては、カギを握るのはジルーではないかと、やはり苦しい状況で前線で
    ボールを預けることができる選手がいるといないでは、大違いなので…。

    コクランがやたら多用されていますが、逆にいうと、フラミニにもう信用が置けない
    ということなんでしょうね、監督がどう考えているかは謎ですが、このままコクランで
    残りのシーズン乗り切れる、とはとても思ないので、やはり一人いると思います。
    ただ、補強の話、一向に進んでいる気配がないので、最悪このままでいく覚悟も
    しておいたほうがいいかも…、まぁそれはそれでいつものアーセナルですが…。

  3. makoto より:

    グナさん>
    サンチェスのループシュートを見てエジルが笑顔だったのが印象的でした。雰囲気よかったですね。カソルラ、ロシツキ、チェンバレンも状態がよさそうなので、これから楽しみですね。

    サッカー小僧!さん>
    確かに、フラミニよりコクランという起用になっていますね。噂のシソコあたりを獲れるとおもしろいのですが。

  4. ラックン より:

    はじめまして。4位以内を目指す以上、上位陣との対戦で「勝つ」ことは必須だと思いますが、残念ながらアーセナルの守備陣を見るとその可能性をあまり感じません。特にメルテザッカーに代わるCB、超一流の守備的MF、できれば右SBも獲得すべきだと思います。中位〜下位チームになら今のクオリティーの選手である程度対処できるかもしれませんが、上位陣には無理だと思います。前線は選手も戻ってきてかなり強力なので、是非後ろの方の補強をベンゲルにはお願いしたいです。

  5. 熊サポ より:

    久々にエジルが見られて嬉しい限りです。
    でも次のセインツとマンUの試合を見るとCL圏内は厳しそうです…
    あの2チームが落ちる姿が想像できないですね。

  6. shu より:

    更新ご苦労様です。

    完勝でしたね。私は楽しかったですよ。これでFA杯と合わせて2試合続けて結果と内容が
    伴った試合だったと思っています。

    ロシツキは本領発揮ですね。個人的にずっとロシツキ推しですから嬉しい限りです。今後も
    フル稼働は無理でしょうけど週1回の出場なら十分計算出来るはずです。複数ポジションを
    高いレベルでこなせるロシツキは必ずや重宝すると思いますよ。

    コクランも頑張ってますね。さすがに私はまだ完全にフラミニとの序列が替わったとまでは
    思いません。シティ戦では何事もなかったようにフラミニが先発するような気もしますけど
    仮にコクランが起用されるなら最初の山場でしょう。もしコクランが起用されて活躍すれば
    いよいよアルテタやフラミニと本当の意味でスタメン争いを演じることになるでしょうね。
    そしてその争いに勝てば・・・セントラルMFの補強を望む声も小さくなるでしょう。

    補強に関してはそもそも大きな期待などしていませんが・・・ここ数試合のコクランを見て
    ベンゲルは中盤の補強の必要性を感じなくなっていると思いますね。一方でCBに関しては
    人手不足と明言しています。質ではなく量が不足してると考えているようですが・・・

    従ってCBの控えを獲得するのではないでしょうか?ドビュッシーが長期離脱になるのなら
    その可能性は極めて高くなると思いますけどね。

    —–
    シソコは少し補強ポイントからずれているような気がします。
    マティッチの働きを見るとやはり、妥協せずに、よりディフェンシブなケディラを獲ってほしいと思います。

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