イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マシュー・ライアン、ウーデゴーア、エジル…激熱アーセナルの移籍最新トピックス!

ウィリアン、ガブリエウ・マガリャンイス、トーマス・パーティー、ルナルソンを引き入れ、ダニ・セバージョスのローン移籍を継続し、パブロ・マリ&セドリク・ソアレスは完全移籍にスイッチ。夏のマーケットで積極的な補強が話題となったアーセナルは、冬のマーケットではチェルシーから主役の座を奪っています

年明け直前に、コラシナツのシャルケ04へのローン移籍が決まり、5日後にはウィリアム・サリバがニースへ。プレミアリーグの登録メンバーから除外されていたパパスタソプーロスは、一昨日に契約解除が発表されました。長らくメディアの注目の的となっているメスト・エジルは、フェネルバフチェ移籍が決定的で、週明けには正式な広報がなされる見通しです。

3ヵ月遅れで余剰戦略のサラリーカットを達成したクラブは、ウィークポイントの補強を始めています。最初の「Done Deal」はマシュー・ライアン。2017年の夏にブライトンに入団したオーストラリア代表GKは、その後の3シーズンでプレミアリーグ110試合に出場し、チームの残留に貢献しました。

2020-21シーズンも当初はレギュラーだったのですが、11試合に出場した後、12月16日のフラム戦でロベルト・サンチェスにポジションを奪われました。セーブ率50%だったGKは、後釜に70.4%を叩き出されては、巻き返しのチャンスはゼロです。最近のゲームでは若手がベンチに入っており、第2GKとも呼べない状態が続いていました。

ベルント・レノという絶対的なエースがいるアーセナルは、エミリアーノ・マルティネスがヴィラに移籍した後、新戦力のルナルソンにエース不在のゲームを託していました。GKのクオリティが課題であることが明らかになったのは、カラバオカップ準々決勝のマンチェスター・シティ戦でした。1-1の55分、マフレズのFKを後逸。グーナーの非難を浴びたアイスランド代表は、Twitterのアカウント削除に追い込まれています。

プレミアリーグの経験豊富なマシュー・ライアンは、レノがいないゲームを落ち着かせたいガナーズにとってはうってつけの人材です。シーズン終了までのローン移籍ですが、チームにうまく馴染めば夏に完全移籍にスイッチするかもしれません。

さらにもうひとり、今週に入って獲得確実と報じられている選手がいます。レアル・マドリードで出番を失っていた神童マルティン・ウーデゴーア。12月以降のラ・リーガで5分しか出場機会がなかったプレーメイカーは、昨シーズンに36試合7ゴールという結果を残せたレアル・ソシエダへのローン移籍を熱望していたのですが、ジダン監督がライバルを強化してしまうプランを嫌ったといわれています。

スペインサッカーに精通するジャーナリスト、ギジェム・バラゲ氏は、「BBC」の取材に対して「レアル・マドリードは、出場機会を確保できそうなアーセナルを希望している」とコメント。買い取りオプション付きなら「エジルの後継者」ですが、夏までのローンとなる見通しで、「スミス・ロウのライバルあるいはバックアッパー」という表現が妥当でしょう。

残るポジションは、ティアニーがいないと脆弱になる左SB。コラシナツより守備力が高いスペシャリストを獲得できれば、アルテタ監督は満足するのではないでしょうか。デッドラインデーまで残り9日。来週の現地メディアは、アーセナルの移籍関連ニュースを連発するのではないかと思われます。出ていくプレーメイカーと、新たに加わるプレーメイカーの動向に注目です。(マルティン・ウーデゴーア 写真著作者/Luis Fernandez)


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す